幸せになるもの?それとも、あるもの?
幸せになるもの?
幸せになりたいと思う人は多いはず。
誰だって、幸せになりたいのです。
じゃあ、幸せってなるものか?
どうすれば、幸せになれるのか?
そんな疑問がわいてきます。
しかし、世の中では、当たり前のように
・幸せになりたい
・幸せになろう
・幸せにします
と言いますよね。
そもそも、幸せって何?
と言う明確な定義がないものです。
まるでゴールが見えないものを目指すゲームのようにも思える「幸せ」について、書いていこうと思います。
「幸せになりたい」と思う状況
幸せになりたーーーーい!
この言葉が出てきているとすれば、間違いなく今の状況が幸せではありません。「~になりたい」は、今、現実がそうではないから、未来に、そうでありたい願望を表す言い方です。
「どうなったら幸せになれる?」
この問いに出てきた答えが、その人にとって、不足を感じている部分です。
もっと、お金があったら幸せになれる
もっと、いい仕事に就いたら幸せになれる
もっと、パートナーが優しかったら幸せになれる
お金、仕事、パートナー、健康、人間関係・・・
望むものは人それぞれ異なりますが、それがもっと今より良くなれば、自分は幸せになれる。と、思っていることがわかります。
幸せになるためには、それらが必要だ!
と、思っているわけです。
必要なものが全て揃えば幸せになれるのか?
ここで、視点を変えて世の中をぐるっと見渡してみましょう。
お金を持っている人は、みんな幸せでしょうか?
人から羨ましがられる、憧れの仕事に就いている人は、みんな幸せでしょうか?
家を建てて自由に生活させてくれるパートナーがいる人は、みんな幸せでしょうか?
もちろん、それで幸せな人はたくさんいます。
しかし、それがあっても、幸せでない人もたくさんいます。
なぜなら、「〇〇がある」の〇〇は、常に流動的です。
新築の家も、年数が経てば水道の配管が壊れたり、キレイさも変化してきます。変わらないものはないのです。
すると、隣の新築のオシャレなデザインの家と比べて、ウチの家はもう古くなったし、ボロくなってきたし・・・と不満が出てくるわけです。
モチベーション
〇〇とは、物質やステイタスです。
この物質の中に、年齢、パートナーや子供、ペットなども含まれます。
この年齢で、結婚もしてないなんて寂しい人生だねぇ。
なんて言われるのは、パートナーや子供を持ってないから「幸せじゃない=寂しい人生だ」という一般的な考えからそう言われるのです。
しかし、そう言ってくる人と話をしていると、パートナーや子供のグチを口にしてたりするからとても不思議な気がします(笑)
この物質やステイタスは、これまでの時代では、生きるためのモチベーションとして、とても重要な役割を果たしていました。
ハイヒールももこさん(漫才師)は、売れなかった時代に、「絶対、シャネルが普通に買えるようになってやる!」と決めて、看板番組を持つようになり、売れっ子になったそうです。
関西ローカルでは、テレビで観ない日は、ないんじゃないかと思うほどのご活躍を30年以上続けられている、その最初のモチベーションはシャネル(物質、ステイタス)だとすると、そのパワーは相当ですよね。
+ライフスタイルを決めることが大切
例えば、シャネルを好きなだけ買えるようになりました。
やったー!念願叶った。
すっごくうれしいし、そんな自分を誇らしく思うことでしょう。
部屋でそのシャネルを眺めているだけ最初は幸せになるでしょう。
で、、、それで何日持ちますか?
数日したら、あるのが当たり前になって、バッグを取り出して眺めることも手に触れることすらしなくなるかもしれません。
せっかく、買ったのに、スーパーに買い物行くだけなのに、使うのがモッタイナイ!
なんて、後生大事にクローゼットにしまい込み、何年も経った。
としたら、それって、幸せでしょうか?
恐らく、その頃には、また何か他のものが欲しくなっているのではないですか?それって、幸せでしょうか?
手にすることがゴールではなく、その先の使い方、自分の在り方まで合わせて行動したに変えることで、自分自身が内面から磨かれるということをお忘れなく!
幸せは感じるもの
幸せは、知識としてあれば、幸せになれるのでしょうか?
幸せは、そもそもあるものだよね。
もし、そう言うとしたら、それは知っている。の状態ではないですか?
幸せとは、感じるものです。
知識として、温泉に入ったときのまったりした感じが幸せと知っていたとしても、その感覚をいつも自分で感じられるようになっていなければ、意味を成しません。
ついつい、私たちは、思考にたよりがちです。
なんでも思考で捉えて判断して理解して納得したいと思ってしまいます。
ところが、それをしていると、幸せを感じることを遠ざけてしまうのです。
幸せになるとは、幸せ感度を上げること
幸せはなるものではなく、あるものです。
しかし、幸せを感じられなくなったときに、人はその原因を自分の外側に探しに行こうとします。
あるいは、誰かに言われた言葉をそのまま信じて、これがあったら幸せだと行動していくこともあるでしょう。
ところが、あるとき、いくら探しても幸せが見つからないことに気づきます。言われたとおりのレールを走ってきたのに、いつも満たされない自分に気づきます。
そして、その原因を他者や社会に見つけ、あのことがなければ、あの人さえいなければ自分は幸せになれる。と思ったりします。
何を持っても、何かを排除しても、幸せを感じることができず、どうしていいかわからない!!
そんなモヤモヤが沸き起こってくるかもしれません。
幸せは、自分の中にある!
を、思い出してください。
幸せは自分で感じられるものです。他者ではどうしようもないのです。
だから、幸せをキャッチする感度をあげていきませんか?
そもそもある幸せを、ちゃんと感じていくことで、誰でも幸せになります!
幸せにはどんな条件も必要ありませんよ♪