ものづくりとまちの魅力発掘!オンライン ツアーin墨田区
こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
墨田区産業観光部の方たちとの社会課題解決協創スキームのディスカッションの中で墨田区の抱える課題について教えて頂く機会がありました。その時に、「産業の集積」という課題のお話をお伺いしました。
具体的に言葉にすると、「かつては多くが『区内在住在勤』であったが、現在は都心に通勤するサラリーマン世帯が多くを占めている。製造業も減少し続けており、『ものづくりのまち』というアイデンティティが失われつつある。」ということです。
社会人の最初がメガバンクで配属先が浅草だった事もあり、変化しつつある事に少し残念な気持ちを持っていました。そんな時に、スミファの存在を知りました。
スミファは、「すみだファクトリーめぐり」の略称。
一般の方どなたでも 墨田区の町工場を巡って、職人と話し技術に触れ、 ものが作られていく “ 現場 ”を肌で感じることのできるイベントです。
まさに、『ものづくりのまち』のアイデンティティを醸成する事が出来そうです。墨田区に住む、一般家庭の方達へも、『ものづくりのまち』であるという認識を高める事ができそうな企画です。
今年もオンライン開催。スミファの運営側として、町工場からのオンライン中継に携わる事になり、事前下見に出かけました。
浅草駅から橋を渡り、隅田川のほとりにあるHIS-FACTORYさんへお伺いしました。
中野さんから、イタリア製植物タンニン鞣し革を用いてハンドメイドで製作しているお話や、今までの事業の歴史。大切にしている想いをブログで発信し続けていった事で、オーダーメードの商品を注文してくださるお客様との出会いに繋がったという事を伝えてくださいました。
ご自身で、環境を整え、事業を転換していくには、様々な選択、決断が必要になっていきます。墨田区の様々な工房の方と事業を超えて、盛り上げていこうという気概をひしひしと感じました。
HIS-FACTORYさんの革製品は、10年後の経年劣化が魅力の1つ。
味わい深い変化の様子を見せて頂きました。
革は、生き物の命を活用させて頂いている事でもあります。
大切に使い続けていける製品を愛用したいと感じました。
もう1件、お伺いしたのはワモノと雑貨キセカエのお店。
オンラインでの購入も出来ますが実際に足を運ぶと、オーナーの直さんが、様々な着物の中からお見立てをしてくださいます。定番のものから斬新なものまで・・・!日常の中で着物を着る生活が楽しみになります。
直やさんは、「第1回すみだまちゼミ」にも参加されています。
すみだまちゼミは墨田区の各ジャンルの講師がプロならではの専門知識や情報を教えてくれる少人数制の無料ミニ講座です。
全66講座、全236回で興味深いものが多いです!
「仕立て屋の二階でお座敷遊び」である、投扇興を行いました。
最初に、ルールや扇を投げる練習を行いました!
蝶と扇の形によって、点数が変わります。
向き合って、扇を1回ずつ投げて点数を競い合います。
練習の時には奇跡的に85点を出すものの、実際は当てるだけでやっとという感じでした。
昭和レトロな空間で、雅な時間を過ごす事が出来ました。
花魁の方もいらっしゃっており、非日常の華やぎを感じる事が出来ました。
当日の「ものづくりとまちの魅力発掘!オンライン ツアー」に参加して頂き、楽しんでもらいたいという意図から、今回、ざっくりとした紹介となりました。11月21日午後、無料でご自宅から参加して頂く事ができます。
当日はシェア街の仲間達がビデオ撮影やリポーターを担当しています。
是非、チェックしてみてくださいね!
それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!