役者のための会計講座、そもそもなんでやってるの? きっかけ話編
今年も開催する運びになりまして、なんやかんや毎年参加者さんたちや不参加の人からも「次回こそは!!!!」とリクエストの多いこの講座。
小演劇界お金のお姉さんポジション(自称)を着々と確保しつつあります🤔
まあそもそもなんでわざわざこういう講座やってるの?と聞かれたりするのでちょっと開催までに裏話的にnoteでも。
◉家庭環境〜中高時代、大学ぐらいまで
もともと実家が自営業、両親の実家もそれぞれ自営業をやっていたために、「3月になると税理士さんがうちに来る」「レシートはちゃんとわたす」ということはなんとなく言われていて、まず家庭環境的にそこまでお金を扱うことに抵抗がない環境に育ったのは大きいかな、と思ってます。少なくとも、小学生が税理士さんにあうシュチュエーションって、家族or親戚が税理士さんとか税務署勤務とかぐらいしかないのでは?と個人的には想像したり。
という環境があってかなくてか、これ自分でも全然理由がわからないんですけど、中学の何年だったか忘れたけど学年だかクラスのバザーの店の会計を別にめっちゃ担当でした!ってわけでもないのに掌握してた記憶があります。もはや遺伝子レベルでは?お金の計算、得意だったんですよ昔から。
部活でも会計ポジションに収まること多くまあ中学生高校生レベルとはいえお金を触ることに抵抗はなかった感じかな。バイトはしてませんでした、禁止だったので。
大学に入ってもゼミ長ポジションだったりしたので、ゼミの会計管理とか課題のレシートの処理とかやってました、今とやってること変わらへんやんけってハイそこ突っ込まない!私だって思ってるよ!
ゼミの時は「経費で買うものの宛名はこう」「ポイントはつけない」とかの指示があったので、今も買い物する時とかはポイントはきもーーーーーち気をつけてたり・・・したりしなかったり。
◉制作はじめたころ、バイト先の先輩からのアドバイス
というわけで制作始めた頃は「まあゼミでやってたとことそんなに変わんないな」と思いつつ(舞台美術のゼミだったので進行管理とかしてた、とかく物作るのが苦手なので)、制作だけでは到底食べていけてないのでアルバイトをしてたのですが、そのバイト先にいた同じ部署の先輩が音楽系の活動をしていて、「演劇とかやってるんだったら経費計算して確定申告した方が絶対来年の保険料とか下がるからやったほうがいいよ!」とアドバイスしてくれたのがきっかけ。微々たる額とはいえ、乙欄で源泉徴収されているアルバイトもあるし、実際稽古場への経費もあるし、となってたことから、これをきっかけに自分の周りの出費を振り返るようになりました。
◉意外と経費は多いし、これパラレルワーカーじゃない?
という感じで、バイトと演劇活動を続けていると、これ、確定申告の書類上は「会社員+副業」の人と変わらないのでは!?ということを発見。
アルバイトの給与も会社員の給与も同じ「給与」で年末調整したりするし、その上で演劇活動の「副業」を「事業」として処理してるのって、なんら変わらないじゃんと。「バイトしながらなんですけど・・・・」と卑屈になりがち、下に見られがちだけど、いやこれ堂々と「パラレルワーカーです」って名乗っていいのでは?と主張しようと思いました。だって、確定申告のために「個人事業主の開業届」や「青色申告の開始届」などを出してたら、まあ確かに収入のメインはバイトかもしれないけど一応私も個人事業主だ税法上!言ったもんがち!
◉お金のルールは日本全国共通!
で、いろいろなところと仕事をしているうちに、もちろん規模、業界、関係性によって運用体制はそれぞれ異なってることは多いけれど、最終的に帰結するお金に対してのルールは規模の大小問わず結局同じもの!ましてや最近は個人のインフルエンサーが企業と取引することもあるように、個人対法人取引も当たり前の話として出てきているわけで。
そういう時に、本来共通言語であるはずのお金に対してのルールが正しく知られていないと、仕事する時に絶対トラブルになる。源泉徴収が引かれてる、支払いがなんでこんなに遅いんだ、請求書って・・・?などなど、これら今まで実際にあったトラブルのほんの氷山の一角。
でもそれって正しい知識を知ってることで解決しません?
知ってる知ってないだけで解決するなら絶対知ってた方がいいし、実際その知識を知ってることで私は国に払う保険料や税金で損してない。
それに、独学でひとりでやろうとするのはどこかで間違ったときに方向修正もできないし、プロに気軽に聞くにも特殊な業界だと勝手な判断は禁物。
まあ色々御託は並べましたけど、知って得するならみんなで得して仕事やりやすくしましょ、みなさんの知識レベルが上がると制作業務の話がすすみやすいっす、という結局自分のためです!えへ!
というわけで講座のご参加おまちしております!
私に課金していただいたぶんは私が別のエンターテイメントに課金してそれをまたネタにしますので華麗なるマネーロンダリングとなります。