【16】2023.11｢東京の病院へ｣
月日は少しすすんで11月
地元の病院にお願いした
セカンドオピニオンの資料と紹介状をもとに
東京の病院で診てもらえることになった
名前は聞いたことがあった
有名な大病院
まさか自分が受診することになるなんて
夢にも思わなかった
11月ということで
私の誕生日の月でもあるし
せっかくだから東京を満喫しまくって診察に挑もうと数日前から東京入りし、久しぶりに東京観光を楽しんだ
落語にLIVEにスカイツリー、浅草、豊洲に東京グルメもたくさん
あー、楽しかったー！
もう診察のこと忘れそうなくらい
東京を満喫していた
そして、最終日に診察
少しだけ歩けるようになっていたり
聴こえづらさはあるけど、以前より耳鳴りも落ち着いていたり
京都の先生に診てもらって以来、体調も整ってきたきがするし
もしかしたら、
手術しなくても症状が改善してきている
と言ってもらえるかも！
と期待しながら診察に挑んだ
朝8時くらい
受付開始時刻に受付をしたけど
私が受診する脳神経外科は
特に人気(といっていいのか？)の診療科で
12時近くにやっと順番がきた
診察室へ入ると
写真でもみていた有名な先生がいて
はるばる九州からよくきたねーと
ちょっと見た目怖そうだけど気さくに行ってくれた
先生はMRIの画像を見ながら
今度は怒ってるような呆れてれるような感じで
｢この腫瘍の場所と大きさで経過観察っていわへたの？なにいってるんだろうね？これはすぐにでも手術したがいいよ｣
そして、それをおかしいと思ってここにきたことを褒めてくれた
｢手術する覚悟あるね？｣と
突然覚悟とか言われてドキッとした
私は手術以外の方法も何かあるのかききたかったし、状態を聞いて検査して、手術しなくてもいいと言われることも期待していたから
でも先生がちょっと怖そうでなんか強そうで
少し怒ってた(地元の病院の判断に)のと
すぐ手術したがいい
という発言に
そんなひどかったの？？
っていう驚きもあって
少しパニックだった
すぐにその時何も言えなくて
夫が勝手に応えていた
｢よかったです！是非(手術)お願いします｣
何も言えないながらも
勝手に決めるなー！！って思った
でも話はなんかすすんでめ
｢じゃあ来年の6月ね、それまでずっと(手術)つまってるからね。その日が一番はやく予約できる日だから｣
すぐでもないじゃん！！
半年以上あるけどそれはいいのか？
心のなかでツッコだ
なんか夫と先生が話してて
その間にやっと少し落ち着いてきたので
｢あの、今仕事も休んでゆっくりしてるんですけど、やっぱり治療は手術しかないでしようか？｣
と質問したら
｢うん、ないね。
少し動きやすくなったり、耳の聴がこえよくなったりはその時その時で少し差がある程度だよ。脳腫瘍は薬では治らない。でも、これをやったからひどくなる、よくなるもない。
でも今聴こえはどう？今聴こえてたら手術して聴力が残ることはあるけど、今聴こえていないなら手術しても聴力が戻る確率はかなり低いね。あとこの腫瘍の近くには顔面神経や味覚の神経とかあるから、僕が手術してもそれが傷つく可能性は大いにあるからその覚悟はしていてね。｣
えええ？手術でもそれあるの？
絶対嫌だ、、思わず口から
｢手術のメリットってなんですか？
リスクしか思い浮かばないんですけど、、｣
っていうと先生ちょっと気を悪くしたのかぶっきらぼうに
｢ほっとくと、大きくなって脳幹つぶしちゃうよ。そうしたら生きてられないし。大きくなると手術もしづらくなる。歳をとると手術に耐えられなくなるから(体が)若いうちに手術したがいい｣
あたりまえでしょ？って感じで
手術するのかしないのかまた念をおされた
先生と夫からの圧でその場は
するとしか言えなくて
モヤモヤしながらも
言ってることはわかるから
一旦
｢、、お願いします｣
と言って診察室をでて
手術の日程を決めて
手術前の検査入院の予約をとって
病院を出て
福岡に戻った
私は
顔面神経麻痺の可能性
味覚の神経が傷つくことの可能性今の状況を聞いて調べてもらっていないのに
手術を決められたこと
もやもやしていたり
納得できなかったり
手術したくなかったり
いろんな気持ちがあって
全く手術に前向きではなかった
でも
私が行きたいといって
前の病院に診断書書いてもらって
東京の病院に仕事休んで夫に付き添ってもらったのもあって
手術やっぱりしたくない！
そのときは言えない
納得しないと前に進めない性格
気持ちが全く前にすすんでいない
あーもうどうすればいいのかわからない
誰かに相談したいけど
夫や家族は手術大賛成で
家族には自分の気持ちを相談できない状況で
家族の前では手術を受けることで
話をすすめていた
写真はこの東京旅で行ったときの浅草
夜の浅草寺