世界初ネイルの研究
国立大学とネイルの研究
ネイルサロンを経営していた私はあるきっかけから、
高齢者施設に出張ネイルをし、笑顔をお届けするという仕事もするようになりました。
2015年には「一般社団法人日本保健福祉ネイリスト協会」を設立しました。たくさんの方に共感を呼び、応援していただけ、福祉ネイリストの資格を発行するようになりました。今では福祉ネイリストは全国で2000名を超える人数になりました。利用者様を笑顔にできる素晴らしい仕事に出会い日々充実していました。
そんなある日、一通のメールを製薬会社からいただいたのをきっかけに
世界初の国立大学病院と「ネイルの研究」をするようになったのです。
実は協会では2019年に世界で初めてネイルの「研究集会」を開催していました。ネイルをすると利用者様が前向きになったり、表情が豊かになったりとネイルが良い影響を与えている事は感じていました。
それを証明したかったのですが、術がない私に神様が佐藤三矢先生に会わせてくれました。先生は当時大学の准教授をされていて、生徒さんと一緒にネイルカラーリングセラピーの研究をされていました。それを知った私は先生に熱烈オファーをさせていただき、協会の顧問になっていただきました。佐藤三矢先生にお力添えをしていただき、第一回研究集会を開催できました。
研究集会の開催は大変でしたが、私に大きな自信を与えてくれました。
そんなベースがあったので、ある製薬会社より抗がん剤の副作用で爪に変色が出た人や感想が気になる方にネイルをしてみたら患者様の気分に良い影響を与えるのではないかと問い合わせをいただきました。
そして熊本大学病院の皮膚がん専門の福島教授をご紹介いただき、先生の想いをお伺いしました。先生ご自身が、がんサバイバーであることから美容を通じて痛みが和らぐなどのケアが大事だと気づかれたというお話でした。
先生は皮膚のアカデミアとして美容の臨床研究を行い、有用性のエビデンスを構築し、出来れば最終的に保険収載となるような仕事がしたいとおっしゃいました。
心の底から先生と一緒にその臨床研究に関わらせていただきたいと思いました。その日は興奮して寝れませんでした。
そして2023年5月30日、初めてのzoomミーティングを開催することになりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?