感動しなくて良い。
アニマルコミュニケーション受けると泣くものだと思っていましたー。
そういうご感想をいただくことがあります。
私のセッションは大概笑いが多めなので、そのようなお声が多いのかもしれません。
泣くってどうしてですか?
感動するから。
へーーー。
毎度そのような会話がありました。
犬の問題行動のご相談で、そうそう泣く話しになるかな?という素朴な疑問があります。
中には感動する事もあるかもしれませんが、大抵は現実的でシビアな話しになります。
飼い主さんもコミュニケーターも、感動したり、楽しくて笑ったりしない場合もあるわけです。
過去に私自身が受けたセッションで、感動的と思われる内容をいただいた時は、正直全く役に立ちませんでした。
私は犬が吠えて攻撃的になるのは何故か知りたくて、問題改善のヒントを求めていました。
それなのに前世の話しされてもポカンです。
納得感も腑に落ちる感もなく、有体に言えば事態は何も変わりませんでした。
セッション受けても、犬は吠えたままで、私も困ったまま。
感動要らない。
正直そう思いましたし、自分自身今も感動を求めてセッションはしていません。
ボエムも、哲学的な話しも、現実を変えられないなら、ただの絵空事です。
そういうセッションや、内容薄いセッションを受けた方々から「アニマルコミュニケーションて占いだよね」「何も役に立ちませんでした」「インチキだと思った」というお声を聞くのです。
私もそう思ったから、そういうご感想を持たれることもあるかも知れないと思います。
結局のところ、アニマルコミュニケーションには、コミュニケーターの価値観が色濃く反映します。
ポエム好きなコミュニケーターなら、セッションもポエム仕立てになるでしょう。
吠える犬にはポエムも哲学も前世も必要なく、現実に有効な話しが聞きたいのですよね。
犬嫌いな人を増やすのは犬を飼っている人だったりします。
アニマルコミュニケーションを信じない人を増やしているのもアニマルコミュニケーターかも知れません。
我々は気を引き締めていかねばなりません。
謙虚に自分を振り返り、真に飼い主さんと動物の現実のためのアニマルコミュニケーションをしていくべく、精進していかねばとここ最近のセッションで痛感しました。
アニマルコミュニケーターが増え、アニマルコミュニケーションが市民権を得てきつつある今だからこそ、そう思います。
自分がフラットであることやどれだけ豊富な知識や多様な価値観を持てているかが問われます。
ますます勉強が必要です。
アニマルコミュニケーターたるもの、どんどん知識と知恵と情報を仕込んでいかねばなりません。
自分のレベルを上げて、飼い主さんと動物のために出来ることを増やしていきます。
一生勉強、一生成長です。
アニマルケアカウンセラー 高野 縁(たかのゆかり)