自由と我慢
全てが犬の自由でやりたい放題では、人間との共同生活は困難です。
また、全てコントロールしてしまっては、犬は何も考えなくなり、個性を発揮することができず、犬らしい生き方ができなくなってしまいます。
犬は我慢することを学ぶと、自由時間をより楽しく過ごせるようになり、メリハリのある生活を送れるようになります。
バランスが大切です。
「犬に我慢させたくない」と仰る飼い主さんもおいでになりますが、我慢が苦でなくなった方が犬の心は安定します。
リードで繋がれたり、クレートに入ったり、病院で診察を受けたり、お留守番したり、排泄場所も特定されたり、そういうある種の制限もストレスと感じずにいられた方が、犬だって幸せなのです。
行動を教え導く過程で、人とのコミュニケーションもしっかり取れるようになれば、さらに楽しく暮らせるようになってきます。
ルールを決めて、守ってもらうだけです。
あとは犬がたっぷり自由運動したり、犬同士で遊んだり、自然を堪能したり、質の高い散歩をする時間を確保してあげれば良いのです。
犬は賢い動物ですから、教えたことは覚えてくれます。
サイズに関係なく犬を犬として扱い、リスペクトすることで信頼関係も深まり、さらに豊かでますます幸せな時間を過ごせるようになるでしょう。
アニマルケアカウンセラー 高野 縁(たかのゆかり)
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