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福岡女子商業高等学校(キカクブ)×西福岡中学校「職業ナビゲータープロジェクト⑤」×中高連携|出前授業


🐱事業紹介🐱

1. 贅沢な中高連携の実現!!


職業ナビゲーター第5弾をお届けします!
今回は、福岡市立西福岡中学校で行われた総合学習の様子をレポートします!1年生たちは「なりたい職業」や「気になる職業」について調べ、その魅力を伝えるためのCM制作に挑戦中です。

前回、インフルエンサーであるゆきこさんから動画作りのコツを教えていただきました。

☟前回の動画作りはこちら☟

そのアドバイスをもとに、生徒たちはそれぞれのテーマに沿ったCM作りに取り組んでいました。
そして今回は、さらに作品をパワーアップさせるべく、新たなゲスト講師をお迎えしました!

その講師とは…
高校生でありながら学校広報を担当している、福岡女子高等学校のキカクブのみなさんです!

実はこのキカクブのみなさんには、以前の『小笹小学校トントン山クラファンプロジェクト』におけるSNS発信のコツの授業でも、大変お世話になりました✨

今回は、西福岡中学校のクラス数の多さに対応するため、総勢12名という大所帯で来ていただきました!
これほど贅沢なサポートをいただけるなんて、本当にありがたい限りです。心より感謝申し上げます🙏✨

☟福岡女子高等学校(キカクブ)の前回の授業はこちら☟

では、どんな授業になったのか詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください!

2. 動画製作のコツを知り、作ってみよう!


今回の授業では、タブレットを使ったCM制作がメインの活動となりました。生徒たちは各クラスに分かれ、準備を整えます。
そこに福岡女子商業高校のキカクブの皆さん、総勢12名が登場!まずは1つの学級に全員が集まり、自己紹介をしてくれました。

「福岡女子商業高校のキカクブです。私たちがこれから2時間ほど授業を担当します。精一杯頑張りますので、みなさんも一緒に楽しみながら学びましょう!よろしくお願いします!」

キカクブの皆さんは、全体でオンライン挨拶を終えた後、2~3名ずつに分かれてそれぞれの担当学級へと向かいました。
各クラスでは生徒たちが温かい拍手で迎え、授業がスタート。担当のキカクブメンバーが自己紹介をしながら活動内容を説明します。

「キカクブって何?と思う人もいると思います。キカクブは、生徒主体で学校の魅力を発信したり、イベントをサポートしたりする部活です。これから流すのは、私たちが実際にTikTokに投稿した体育祭の紹介動画です。」

その後、キカクブが制作した動画を例に挙げながら、「CM作りのコツ」を伝えてくれました。さらに、生徒たちが学びやすいように、〇✕クイズ形式で動画制作のポイントを解説!

【〇✕クイズの例】
・文字の色は見やすいか?
・動画がぶれていないか?
・フォントは適切か?

クイズ形式を取り入れたおかげで、生徒たちは楽しみながら動画制作の注意点を学ぶことができました。

いよいよ動画制作スタート!

〇✕クイズが終わると、「目標」と「気をつけること」が提示され、いよいよ動画制作がスタート。キカクブの皆さんは各クラスを回りながら、生徒たちにアドバイスを送ります。

「今から私たちが順番に回りますので、作業を進めてみてください。わからないことがあれば、どんどん質問してくださいね!」

中学生たちはすでにCM制作の基礎を進めていたため、キカクブのメンバーは一から教えるというより、ピンポイントでのアドバイスや質問対応を中心にサポートしてくれました。質問がなくても生徒に声をかけ、制作を手助けする姿が印象的でした

あっという間に前半の1時間目が終わり、一度中休みに入りました。

3. わたしたちは何のために来ているの?


中休み、控室にそれぞれの教室から戻ってくる福岡女子商業高校のキカクブの生徒たち。一息つくかと思いきや、副部長さんを中心に集まり、振り返りの場が始まりました。

「うまく中学生に教えられなかった」「声をかけても動画を隠されてしまった」「自分から話しかけるのが難しかった」など、反省の声がちらほら聞こえてきます。

そんな中、カメラマンとして各教室を巡り、全体の様子を見ていた副部長のどんさんが口を開きました。

「今日、みんなが中学生に対応している姿を見て気づいたことがあるんだけど、質問がなくても『困っていることない?』『わかる?』と声をかけることが大切だと思う。たとえ動画を見せてもらえなくてもね。私たちは今日、何のためにここに来ているの?先生として来ているんだよね。そのことをしっかりと意識して取り組んでほしい。これは活動報告にもなるから、落ち着いて、笑顔を忘れずにやりましょう。」

さらに、顧問の鈴木先生も次のようにアドバイスを加えました。
「ただ教室内をうろうろしている時間が多いとしたら、『何しに来たの?』って思われちゃうよね。動画を作る中学生たちは自分なりの思いで作っているけれど、発信した時に伝わらないことがある。そんな時は第三者として『何を伝えたかったの?』『この職業のどの部分を伝えたいの?』と具体的に聞いてあげて。普段から発信をしているあなたたちだからこそ、その視点でアドバイスを求められているんだよ。

この激励を受け、生徒たちは自然と「伝える相手」の確認を始めました。「これって誰に伝えたかったんだっけ?」
「保護者の方と2年生だよ!」
「そこに伝わることが軸だね!」

普段から相手意識を持って発信しているキカクブの生徒さんたち。その姿勢がこのやり取りからも伝わってきました。また、彼女たちが部活動を通じて「成長の機会」としてこの取り組みを真剣に捉えていることに感動しました。

その後、「よし、頑張ろう!」「笑顔でいこう!」と声を掛け合いながら、担当の教室に向かう生徒たち。

__生徒たちの動画制作(後半戦)がスタートです!__

教室に入ったキカクブの生徒たちは、中学生にこう話しかけました。

「実はキカクブもCMを作ってみました。みんなが作っているのは自分の夢についてのCMだけど、私たちはキカクブの紹介動画を作りました。内容は違うけれど、表現方法や編集の仕方は参考になると思います。ぜひ見てみてください!」

高校生が作った動画が紹介されると、中学生たちは時々笑みを浮かべながら真剣に見入っていました。それぞれの教室では、動画を見ながら「どこを改善すればよいか」「どう工夫すれば伝わりやすくなるか」を考える様子がうかがえました。

「この動画のようにアフレコを入れたり、職業の仕事内容を再現しながら文字で説明してみたりすると、もっと良い動画になるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください!」

このメッセージを受けて、後半戦の動画制作が本格的にスタート。どの教室でも、キカクブの生徒たちが積極的に中学生と関わる姿が見られました。中学生たちも2時間目となり慣れてきたのか、多くの質問をしながら高校生を頼っている様子でした。

どこを見渡しても先生たちが直接指示をする場面はなく、生徒主体で進む授業。生徒同士の学び合いが中心となり、素敵な中高連携の時間が流れていました✨

最後に、それぞれの教室で選ばれた数組のCMについて、「良さ」や「気づき」を共有して授業が終了しました。

それでは今回授業を受けた子どもたちや先生の感想を紹介させていただきたいと思います。

子どもたちからの感想✨ほんの一部です!
女子商業キカクブのみなさんより①
女子商業キカクブのみなさんより②
女子商業キカクブのみなさんより③
担任の先生からもいただきました✨

4. これからのこと


トントン山のクラウドファンディングに挑戦した際もお世話になった、福岡女子高等学校のキカクブのみなさん。今回は初めて中学生相手に授業をしていただきました。

これまで大人や小学生を対象に授業を行った経験はあったそうですが、中学生に教えるのは今回が初めて。それでも、顧問の鈴木先生を中心に、事前に2時間の授業構成をしっかりと考え、準備を整えて臨んでくださいました。

本番当日は、年齢が近いこともあり、少し緊張した様子も見えましたが、優しく丁寧に教えてくれたおかげで、中学生たちもすっかりリラックスして授業に取り組めていました。

担任の先生方だけでは、生徒が作成した動画一つ一つに丁寧なフィードバックをするのは難しいところですが、普段からInstagramやTikTokで動画を制作・発信しているキカクブのみなさんならではの視点で、貴重なアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました✨

実は平井先生(右)と顔なじみの生徒さんがたくさんいて喜びの再会もありました~✨

今後、子どもたちは「職業CM」作りと並行して、発表会に向けた練習に取り組んでいきます。この「職業ナビゲータープロジェクト」の進捗も、引き続きお届けしますので、ぜひご注目ください😊!

最後までお読みいただき、ありがとうございました~!!

この『にしなか まなぶくん』が表紙に載っているのは西福岡中学校の記事なので見つける目安にしてくださいね!
キカクブ顧問 鈴木先生!打ち合わせから当日までありがとうございました!

発表会も近づいてきたよ!がんばろう~~~✨


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