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西福岡中学校1年生「職業ナビゲータープロジェクト⑦」×キャリア教育|出前授業

🐱事業紹介🐱

1. 職業ナビゲーター最終回!ついに集大成を迎えました!



福岡市立西福岡中学校の1年生が挑戦してきた「職業ナビゲータープロジェクト」
自分の「なりたい職業」や「気になる職業」の魅力を伝えるために、CM制作に取り組んできました。

先生たちは構想段階から半年間、生徒たちは約4カ月半かけて準備を進め、いよいよ今回が最終回!

前回は、発表会直前の生徒たちのために、CM制作のプロ・㈱リーボの松尾龍馬代表が登場。
動画作りや編集のコツを伝授し、貴重なフィードバックと激励をいただきました。

☟前回の授業はこちら☟

松尾さんのアドバイスに刺激を受けた生徒たちは、発表会1週間前にも関わらず、
・CMの編集をさらにブラッシュアップ
・スライドの内容を練り直す

など、より良い作品を目指して自主的に取り組む姿が見られたそうです。

総合の時間が取れない中でも、休み時間や昼休み、家で作業を進めるほどの熱意に先生方も驚いていました!

そして迎えた発表会――どんな様子だったのでしょうか?
ぜひ最後までご覧ください!

※最後に、前回松尾さんのフィードバックを受けた2組の完成CMを添付します!お楽しみに😊

2. 発表会当日!中学校の本気が伝わる会場の様子!


📅 2025年2月7日(金)

この週は、今冬最強寒波が到来し、雪が舞う厳しい寒さのなかでの開催となりました。
天候には恵まれませんでしたが、中学校の参観日がどのような雰囲気なのか、小学校教員だった自分にとっても楽しみの一つでした。

🏫 会場の様子

今回の発表会は、学級の枠を超えてグループが編成され、教室もランダムに振り分けられています。
そのため、受付は1階に設置されていました。

動画が流れていましたが、これも生徒が作成✨
左:パンフレットも実行委委員の子どもたちが作成✨
パンフレットの中にはSPOT TEACHERの紹介が…✨


受付でパンフレットを受け取り、各教室へ向かおうと階段を上ると、途中の掲示板にはなんと……!

「学びのあしあと」として授業レポートが掲示されていました! ✨

各教室には、保護者や先輩である2年生が続々と集まってきています。
今回の職業ナビゲータープロジェクトの発表会は、各教室ごとに数グループずつ分かれて発表を行うスタイルです。

各教室を回ると、どの教室にも多くの保護者の方の姿が見られました。
教頭先生にお聞きしたところ、
「いつもより保護者の方が多いですね。ただ、各クラスに発表の子を振り分けたことで、ちょうど良いバランスになりました。」
とのこと。教室ごとに参加人数が偏らないよう工夫されていたことが、良い雰囲気につながっていたようです。

こうして、探究学習として取り組んできた「キャリア教育」CM制作発表会が、いよいよ始まります!

3. 特別ゲスト登場!ついに発表会がスタート!


発表会を待つ教室では、繰り返しオープニング映像が流れていました。

しかもこの映像、なんと生徒が制作したもの!驚きですね✨
今回特別に提供いただいたので、ぜひご覧ください👇


時間になると、各教室で一斉に発表会がスタート!

🎤 発表の流れ

① CMを上映
② スライドで職業の魅力を説明
③ 再度CMを上映

発表後は、会場にいる保護者や先輩(2年生)から感想を募ります。
2年生の先輩たちが、熱い感想や励ましの言葉を後輩たちに伝える姿が印象的でした。

今回の発表会は「後輩が先輩に見せるスタイル
これまでの学びを堂々と発表する1年生の姿が、2年生にとっても良い刺激になっていたようです。

後で先生に伺ったところ、翌週には1年生が2年生の立志式を見学する予定だとか。
こうして学年を超えた交流が自然に生まれているのも良いですね✨

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ある教室には、なんと2人の特別ゲストが訪れていました!

1人目:映像制作会社 代表・松尾龍馬さん


前回の授業で映像制作を教えてくださった松尾さんが、なんと発表会にも足を運んでくださいました!
この教室では、発表が終わるごとに松尾さんからフィードバックがもらえるという、贅沢な時間が流れていました✨

2人目:JR鉄道の落合さん


そしてもう1人のゲストは、JR鉄道の落合さん
あるグループの生徒2人が、落合さんにオンライン取材を行い、鉄道の仕事について学びながらCMを制作していました。
今回の発表会で、ついに初対面の瞬間を迎えます!

手前が落合さん。優しい眼差しで2人を見つめます✨

このグループは、前回の松尾さんの授業で
「CMのクオリティは高いが、運転士さんの画像や映像を追加できるとさらに良くなる」とフィードバックを受けていました。

そして今回の発表では……
落合さんの写真が、CMの中にしっかり組み込まれていました✨

実際のCMを見終わった落合さんから2人への感想が述べられます。

「2人とはオンラインで話していましたが、今日初めて直接会いましたね。
CMを見て、鉄道が大好きという気持ちがすごく伝わってきました!
実際に現地へ行き、リアルな映像や音を収録していて、とても分かりやすかったです。環境面についてもピックアップしていて、中学生とは思えない完成度でした。ぜひ、将来は僕と一緒に働けることを楽しみにしています!

夢にしていた職業の方から、直接フィードバックをもらえるなんて、なんて贅沢な時間でしょう✨
生徒2人は嬉しそうにニコニコ!
会場全体も温かい空気に包まれ、感動的な瞬間となりました✨

4. 子どもたちや先生は「職業ナビゲーター」で何を感じたのか?


今回、西福岡中学校の1年生173人がCM作りに挑戦し、55のグループが誕生しました。
4カ月半にわたる探究学習の集大成として、保護者や先輩の前で堂々と発表を行いました。

全てのグループを紹介することはできませんが、どの生徒も興味を持った職業について深く探究し、試行錯誤を重ねた日々だったのではないでしょうか。

それでは、「職業ナビゲーター」学習を終えた子どもたちや先生の感想をご紹介します!

CMの情報を収集していく中で、ネットではいろんな情報が発信されていて、どれが正しくてどれが間違えているかわかんないから、今の時代、情報を分析する力というのはすごい大事だと思いました。

CM作成のときに協力することを学びました。複数人で何かを作るときみんなそれぞれ違う意見、考えを持つことにより自分が思っているものよりも違うものになったりしました。なので人数が多いとうるさくなることもあるけど、CMはより良いものになりました。

今回のプロジェクトでみんなと役割を決め合い、楽しんで、信頼し合って、やり切ることの大切がわかった。だからこうした仲間を信じることは他の授業、プロジェクト、イベント、おとなになってからも活用できる大切なことであると思う。だからこれからも「探求」の活動を続けていきたいと思う。

考えること知ることの大切さを学びました。知らないこととは奥深く考えて、知っていることはもっともっと考えていくことは大事だと思いました。
あと、仲間の大切さを感じました。多分一人じゃCMやスライドを作り上げたりできなかったと思うから本当に仲間がいるおかげで頑張ることができると思いました!

人と協力しながら学ぶって本当に素敵なことだと思いました。・私たちのCMを見てくれた人からの感想を見て伝えるのではなく伝わるCMづくりができて幸せをだと思いました。メンバーの人たちにも感謝でいっぱいです!ありがとう!

この職業ナビゲータープロジェクトに必要な能力はほぼ全て向上したと考えています。割と一人で色々抱えて家で作業するなんてことも珍しくなかったのでCM作成に携わっていた時間はチームの中でもダントツで長いと思っています。だからこそ、そのタフさだったり動画制作、プレゼン資料制作、その他諸々の能力はすべて上昇していると考えています。

探求は一回では終わらない調べるのもまとめるのも一回では終わらないすべて一回ではできないのがこの世の中であり、一回でできるもの(一回しかできないもの)はlife(人生)しかないと学ぶことができました。

友達と協力して作り上げていくものを保護者の方々や、今まで関わってくれた人などに見てもらうことができてよかった。また、この経験を活かして自分の夢に向かって頑張ろうと思いました。

普段テレビなどで見る短いCMが、どれだけ大変か、どのようにして人々の興味を引いているのかを知ることができました。また、CMを作っていく中でたくさん失敗など困ったことがたくさんあったけれど、これもいい経験だなと思いました。自分たちで一から作ることで、自信がついたし、これからいろんなことにチャレンジしようと思えました。

今までは、CMを作る機会なんてなくていつも自己満で終わらせてしまっていたんですけど、今回はいろんな方々がきてくださってアドバイスをもらったことで見る側はどう思うのかや、どうしたらこの思いや、職業のよさが伝わるのか考えて作ることができました。とてもいいCM ができたと思います。

成功したことよりも、挑戦して、努力していくほうが大切だと言うことを学びました。今までは失敗して「自分はだめだな」などと思っていたけれど、失敗してもそれまでの挑戦や本番に行くための過程のほうが大切だということを学べました。また人前で話す勇気なども得られました。半年間ありがとうございました。

今回のプレジェクトを通して、調べたことをまとめたりするなど、普段の授業では身に着けられない力をゲットできた。ただただブラックだと思ってた職業にも、いろいろな魅力があることを知れて、将来に希望を見出すことができた。また、このプロジェクトがん無かったら絶対に関わることなかったメンバーや、企業の人などいろいろな人とこのプロジェクトを通してつながることができて、いい経験になったなと思った。

始めは少し面倒くさそうだなと思っていたけど、自分で職業について調べて、CMを作っていくと、だんだん楽しいなと思った。
CMを作って、他の人のを見ると、その職業がどんな仕事なのか、その職業がどんなメリットを与えているのかを知ることができた。
自分では意識していなかったけど、身の回りはたくさんの職業で溢れていて、その一つ一つにはちゃんとメリットがあって、ちゃんとする意味があるんだなと感じることができた。

5. 発表会の締めくくり – 未来へ向けたメッセージ


発表会の最後には、総合担当の平井先生から激励のビデオメッセージが流れました。

改めて探究学習についての話がありました


そこには、子どもたちがこの期間を通して得た価値がたくさん詰まっていました。

55のグループがあれば、すべてが順調に進んだわけではありません
しかし、試行錯誤を繰り返した経験こそが、生徒たちの大きな成長につながったことは間違いありません。

また、発表会だけでなく、ここに至るまでの過程も大切です。
学びの記録として授業レポートを残していますので、ぜひご覧ください!

__特別公開!完成CM__


教員目線で「完成したCMを見たい」と思い、先生方に相談したところ、特別に2組(鉄道運転士・ヘアメイクアップアーティスト)のCMを公開できることになりました!
ぜひ、子どもたちの力作をご覧ください✨

【鉄道運転士】


【ヘアメイクアップアーティスト】


運転士の落合さんは、工藤先生の教え子!!


キャリア教育と一言で言っても、その形はさまざまです。
今回、総合担当の平井先生、総合研究の工藤先生からご連絡をいただき、SPOTTEACHERとして多くの専門家を紹介しながら、中学校と小学校の違いやそれぞれの良さ・課題を学びました

このプロジェクトを通して私が一番感じたこと。
それは、「こんな授業をしたい!」「こんなプロジェクトをやってみたい!」と思っても、せっかく燃やした闘志を、先生方が忙しさや伝手のなさで諦めてしまうことがあってはいけないということです。

今回、工藤先生からSPOTTEACHERに「SOS」をいただき、特別プロジェクトが誕生しました
もしこの「SOS」がなければ、子どもたちへの価値ある学びは生まれなかったかもしれません。

今回の職業ナビゲーター発表会には、なんとテレビ取材も入り、教育委員会や行政の方々も見学に訪れるなど、注目度の高い探究学習となりました。

夏休み前、平井先生や工藤先生と打ち合わせを始めたときには、こんな展開になるとは思いませんでした。
しかし、本気の先生たち専門家の協力、そして真剣に取り組む生徒たちがいたからこそ、このプロジェクトは形になりました。

最後に、平井先生がこんなメッセージをくださいました。

「これからもいろんなことに挑戦し、自分の可能性を広げていってください。みなさんの成長を楽しみにしています。」

半年間携わらせてもらい、生徒たちの成長を見守ることができたことに心から感謝しています。
このプロジェクトが、子どもたちの未来の可能性を広げるきっかけになっていたら嬉しいです。

最後には、生徒たちからの感想もいただきました🥹✨(本当に嬉しかった…!)

職業ナビゲータープロジェクト、ついに最終回!


何度も何度もお話を重ねてきた平井先生、工藤先生、そして毎回温かく迎えてくださった西福岡中学校の皆様、本当にありがとうございました!




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