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まさか自分が(76)

家に帰って

病理検査の結果を
主人に話す。

泣かずに話そうと思ったけど
やっぱり
泣けてしまう。

そんな私を見て
一緒に泣いた。

主人はその後
「前を向いて抗がん剤を頑張ろう」
と…  声を 張って言った。


いつもなら夕飯の時間なのに
ずっと泣いてた私。


ヤケクソみたいな気分で
さぁ夕飯食べよっ!!
ノンアルでも 飲もっと!!

しかし
箸が進まない。


そうしてると
友達が 駆けつけてくれた。


夜は眠れないかと思ったけど
寝付けた。

眠っている時だけが
痛みを忘れ
辛い現実を忘れられている。

つづく


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