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付き合ったらほほ笑まない

おかしい、ほほ笑まないはず。

2つ上の彼がほほえんでいる。私に向かって。
ん?何でだ?
彼はほほ笑む人じゃない。



少なくとも付き合ってる時はそういう人ではなかった。
付き合っていた期間は、何をしたとか、どこに行ったとか、何にも思い出がない。


高校1年生の時、「彼氏」という存在に憧れて
何となく、自分はきっと、そのセンパイが好きであろうと、思い込み
三倉センパイとメールをするようになった。

センパイは、毎日、夜の0時過ぎまでメールをしてくれて、
何だか思わせぶりな甘い言葉をたくさんくれた。
星の武士だよ、とか。
ハートマーク♥つけてくれたり。
今すぐ会いたいな。とか。
なんだそれ、好かれている自信がないと言えないでしょ。まだ付き合っていませんよ。

想像どおり、相思相愛で、
しばらくすると、もちろんシナリオどおり
「付き合い始めた」私達。

付き合い始めたはずが、
付き合い始めると、

連絡は減り、
休みの日にデートに行くこともなく(1回くらいはいったかな?)
ちょこっと、キスされた位で喜んで(高校生にとっては大事件ですよね)
夏休みに、はいりました。
そして、一方的に別れの連絡が来て、
自分だけ、1年生が終わる冬まで三倉センパイを
追いかけ続けました。

今、思えば、センパイにとって
「付きあい始め」=「駆け引きゲームの終わり」
だということで、

そんな男性に、私の青春の大切な時間を使うことすらもったいないということも
いまなら簡単に、わかります。


冬までの間、色々私も粘って、
数々の振り向かせよう作戦を実行しました。
それは、また、別のお話で…紹介します笑
イタ過ぎで思い出したくないですが。

まぁ、自分の中でやりきった感があり、
未練もないし、
いい男性ではない(少なくとも自分にとっては合わない)、
ということも、今では分かっています。
※分かってなかったのは高2まで!笑

しかし!そんなセンパイが、なぜか
15 年以上たった今、
今ですよ。今さらです。

ほほ笑んでたんです。
デートしてて、優しかったんです。


起きたとき、ん?ん?
と思ってびっくりしました。

はい、ユメですね。
普段は忘れている夢ですが…
夢を覚えてるくらい嬉しかったんですね。
ワロタ。



正直、嬉しかったのですね笑
いまさらセンパイに会いたいとも何とも思わないけど、
夢で嬉しくなれるなんて、単純だなーとも思いました。
大人になっても、そんなことってあるんですよ。

そして、そんな男性でなく、
いつも(だいたい)優しい夫に感謝の気持ちもあり、心のなかでありがとうと言ってみました😀
いや、ホントに。

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