(6)自営業の妻として夫に仕事をやめてほしいと願う2つの大きな理由とは?
このブログは
突然脱サラした夫のサポートをする自営業妻が、集客をがんばる日々
のブログです。
経営、税金、金銭面で苦労したこと、子育て、夫の親との同居、癌、脱サラから現在に至るまで私がしてきたこと、現在もしていることなどを綴っています。
今回は第6話です。
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第1話➥自営業の夫婦は、雇用関係ではなく、ビジネスパートナーという考え方
第2話➥夫が突然「仕事を辞めたい」と言った日|自営業の妻への最初の1歩。
第3話➥私が探していたのは40代夫の仕事。転職そして自営業の妻へ
第4話➥夫の退職、癌、手術、開業、私は自営業の妻に|激動の1年間
第5話➥自営業妻、集客を学ぶ。目から鱗の1年半。
前回までは夫が自営業を選ぶまでのいきさつを書きました。
今回からは「自営業の妻」として、この1年自分がやってきたことを書いていきたいと思います。
自営業の妻の役目が疲れたあなたへ
自営業の夫を持つ奥様は、大勢いらっしゃると思います。
そして自営業者の妻は収入が保証されていない、家の仕事なので仕事とプライベートを分けて考えられないなどの精神的な部分で苦労をされている方も多いんじゃないでしょうか?
私自身もそうでしたし、私の周りの自営業者の奥様方もそういう方が多くおられます。
精神的な苦労というのは目に見えませんが本当にしんどく、疲れてしまいますね。
いろいろなサイトを見ていても「夫に自営業をやめてほしい」と考えている奥様が多くおられることに気がつきます。
その理由には大きく2つあるようです。
その1、自営業で集客ができず収入がないから
…当然の理由だな、と感じます。
うちと同じように小さい子どもさんがおられて、収入が少なく将来的にうまくいく兆しも見えず、貯金が減っていく毎日というのは、気持ちがすり減ると思います。
その状況で、夫に優しい言葉をかけて支え、ひたすら夫の成功を信じ続けている妻がいるとしたら、ある意味「女神」ですね(^^;)。
私は、生身の人間なので、それはできませんでした。
しかし、不思議と夫に愚痴る気持ちにはなりませんでした。なぜなら、私も夫も「集客を知らない」だけだと思っていたからです。
自営業者として集客を覚えることが出来れば、今の状態は変わるのではないか?という気持ちをずっと持っていました。
なぜ、そう思っていたのか?
私自身が「集客や経営の知識がない自営業者」だった。
私は出産する前の独身時代に、4年間自営業をしていました。
営んでいたと言っても、所属していた学校の校内整体院を経ての開業だったため、校内整体院という信頼、校長の人脈などでなんとかやっていました。
3人の子どもを出産しての復帰は既存客無し、ほぼゼロからの出発です。
以前来ていた患者さんにハガキを送る以外の集客方法を知らなかった私は、当然お客さんを集めることができませんでした。
自営業をやっていれば、経営感覚が身につく。
自営業になれば、集客のことが自然とわかっていく。
周りの同業者をみても、そんなことはないと感じていました。
旦那が自営業をして収入がない場合どうしたらいいのか?
だからサラリーマンをやっていた夫が、自営業になってそれができるとは全く思っていませんでした。
そもそも性格的にも自営業向きだとも思っていませんでしたから(笑)。
ただ、その当時は集客を積極的に手伝うこともなく、自営業者となった夫の様子を見ながら「うまくいくのかな~、どうなのかな~」と様子をみていました。
「仕事は夫がやっていることだから、理解しているだろう。」
「私が下手に口を出すと『仕事のことがわかっていないのに』と不機嫌になりそう。プライドを傷つけそう。」
この2つは妻側が考えてしまいがちなことではないでしょうか。
実際に自分が経営に口を出すことで険悪な空気になったり、夫が不機嫌になったりするので口出しをするのをやめた方もいらっしゃると思います。
そもそも、自営業者として自分が主となって稼ぐこと、一定以上のお金を家に入れるのが『使命』と感じてプレッシャーになっている男性は多いと思います。
そう思う事は非常に大事なことなんですが、どんな人でも苦手なこと、経験しなければ分からないことはあると思います。
経営に行き詰まっている、苦労している夫を見ていて、妻として自分は見ているだけでいいのかなと思いました。
こういう時にはどうしたらいいのでしょうか?
自営業の妻の仕事は?
喝を入れたら発奮してスイッチが入る男性もいるでしょう。
「私も手伝うよ」の一言に救われる男性もおられるでしょう。
「妻にアレコレ口出されるとうざい」とお考えの男性もきっといるでしょう。
色々な男性がおられると思いますが、妻として夫にできる1番大切なことは、「常に私はあなたの味方だからね」という立ち位置でいることなんじゃないかと思います。
自営業の妻として夫にできること
私は家計や生活のことは夫が全て背負うものではないと考えています。
夫だけが収入を得て家族を支えることはないんじゃないかと。
そして、妻だけが「家事・育児をしていれば良いとも考えません。
(いろいろなご家庭があると思うので、これはご夫婦で話あってみるのが大事でしょうね)
私が思うに自営業者の夫を持つ妻、つまり自営業者の夫婦は「共同経営者」なんです。
そう考えた時、経営に関して「妻である私ができることって、何かあるんじゃないかな?」と思いました。
自営業の妻として経理をするのがいいの?
自営業の妻として出来ることは、事務や経理だけじゃありません。
自分が経営やマーケティングのスキルをつけたり経営者としての勉強をすることでる今までの何倍も夫の力になれることがあるかもしれませんよ。
このブログを書き始めた目的は「自営業者の妻」という立場の方が、自分のお店や会社の売上に貢献できるスキルを身につけるきっかけになってもらえればいいなという気持ちから書き始めました。
・自営業の売上をアップしたい!
・子どものために使えるお金をもっと増やしたい!
・自分のお小遣いをもっと増やしたい!
・いつも疲れている夫に、もっと楽をさせてあげたい!(←なんでこれが最後なんだ…(笑))
とお考えの方のお力になれたらうれしいです。
その2、家族から引き継いだ仕事だから
夫の親御さんがもともと会社を経営していてそこに嫁いだため苦労している・・・ということもしばしば耳にします。
特に夫のご両親が社長だったりすると、家も仕事も親世帯も子世帯も境目がなくなるようです。
(そうじゃない経営をされているところもあるとは思います)
お嫁さんにとっっては「こんな大変なことをやるために結婚したわけじゃない」という方もおられると思います。
ひょっとしたら親から引き継いだ店だけど「その仕事が好きではない」という旦那さんもおられるかもしれませんね。
そんな時、どうしたらいいのでしょうか。
仕事を好きになればいい
跡継ぎがいなくなることで、ひょっとしたらご両親の会社はなくなってしまうかもしれません。
かなり勇気の要る選択です。
それでも、好きなことじゃないと続かない、ということも実際はあります。
夫が親からの仕事を辞められないのであれば、奥様は少しずつその仕事から離れていく、というのも選択肢の一つです。
ただ辞めるのではなく、自分の中に「自分の好きなことで経済の柱」を少しずつ作っていく。
簡単にはいかないかもしれません。
しかし、自分の人生楽しくないと感じることばかりでいいのでしょうか?
現状のままいることがいいことなのでしょうか?
ケンカをしろとか離婚しろということではなく、今の形をベースに少しずつ軌道修正し、自分の人生を良い方向に向けることも可能だと思います。
毎日忙しいので「そんなことは考えられない」とおっしゃる方もいるかもしれません。
気持ちはよくわかります。
私も少し前までそう思っていましたから。
自営業の妻としてやることを決める
でもこれも「習慣」を変えることから始められてはどうでしょうか。
それにはまず「やる」と決めることからだと思います。←意外とここが大変でした^^;
難しく考えずに、まずは1日の5分~10分、自分の将来ために時間を作ってみませんか?
2つの質問をご用意しました。
◎あなたが好きなことは何ですか?(今の時点でできないこと、やったことないことでもかまいません)
◎結婚前・あるいは出産前にあなたが勤めていた仕事、楽しかった仕事はありますか?
家事をしながら、子育てをしながらでいいので、上の2つの質問に対してできるだけたくさん答えを出してみてください。
自営業の妻として売り上げに貢献する
親御さんの経営するその会社は、うまくいっていますか?
親御さんから引き継いだ会社は、経営が安定していますか?
今、自分ができること・周りから期待される仕事が、「本来自分のやりたいこととは違うな」「やらされている感じがするな…」と思ってしまうことで、余計に辛さを感じることがあるかもしれません。
もしくは、仕事に見合ったお給料がもらえれば、「辛い」と思う仕事も乗り越えられることもあります。
全てとは言いませんが、給料の額=自分への評価に感じることもまた事実ですから(^^;)
やらされている感じから抜け出す方法として、むしろ「自分から売上があがるように動く」という方法もあるのではないでしょうか?
特に、売上が上がっていないお店・会社の場合は。
そのためには、妻である自分自身が売り上げに貢献するための知識や行動が必要になっていきます。
「そんな知識ないし…」と思う方もおられるでしょう。
でも諦める必要はないんですよ。
学べばいいんです^^b
自営業の妻が集客をする!?
夫が自分から始めた仕事でもそれは同じです。
特に旦那さん1人、ご夫婦だけで切り盛りしているお店・会社の方は、妻が集客を知ることで、売上がグン!と変わります。
家庭を守る節約は、あるお金を減らさないこと。「守り」の仕事です。
仕事を取りに行く集客は、お金を増やすこと。「攻め」の仕事です。
妻が攻めの仕事に関われるようになったら、面白い現象がおきるんじゃないでしょうか^^。
(ちなみに、2016年5月に50万円行かなかった当店の売上が、2017年5月は121%増の60万円、2018年5月(今月)はまだ途中ですが180万円を越えています。)
今後、引き続き自営業の妻である私が、学んできたこと、実践してきたことを書いていこうと思います。
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