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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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『HARVESTELLA』ネタバレなし&ネタバレあり感想


はじめに

『HARVESTELLA』面白いじゃん!!!!!

全世界にいるゲーマーの皆さんこんにちは。どうも、ほどほどゲーマーの私です。

プレイ期間(7月ごろ)からだいぶ日が空いてしまい(現在10月)、記憶がおぼろげですが『HARVESTELLA(ハーヴェステラ)』のネタバレなし感想ネタバレあり感想を書きます。

ネタバレなし感想は、「『HARVESTELLA』が気になってるけど、どんな感じのゲームなんだろ?」と調べたい人に届けば良いなと思います。

ネタバレあり感想は、プレイ済みの人や「ネタバレを知った上で遊ぶぜ!」な人が読むと良いと思います。

※このnoteは、文章力に自信のない人間が書いています。読みづらい部分があるかもしれません。ご了承ください。
仕事で多忙の中でも感想を書き留める時間が欲しくて、ご飯を食べる片手間だとかお風呂の湯船つかり中だとか寝る前にベッドで倒れながら書いています。

※あと、私は事前情報をたいして仕入れずに、それこそ公式サイトすら眺めずに買ったので、公式サイトに書いてある内容をわざわざ説明しているかもしれません。先行謝罪。すみません。

株式会社スクウェア・エニックスさんが提示している「HARVESTELLA、HARVESTELLA体験版 生配信及び動画・画像投稿に関するガイドライン」を確認した上で書いています。

🎮ネタバレなし感想

ストーリーのネタバレは書きませんが、システム周りのネタバレはあります。操作性とか。ゲームの方向性とか。

◆ ぼくものやルンファクとは違う

私は牧場物語ライクやルーンファクトリーライクなゲームに飢えています。だから似た雰囲気を感じる『HARVESTELLA』を遊びました。
同士である農奴※たち向けに説明しておきたいです。

※農奴。ぼくものやルンファクを熱心に遊ぶプレイヤーを指す名称。自虐的な言い方で使うが、どこか誇らしげな様子。実際の「農奴」とは意味が異なる。

まず、『HARVESTELLA』は、ぼくものやルンファクとは違います。
主体がRPGで、それに農業などの要素が付属しているという感覚です。

公式も「ファンタジー×生活シミュレーションRPG」というゲームカテゴリで紹介しています。

RPG部分を効率的に進めるにあたり、生活シミュレーション部分を活用します。
体力回復やバフ効果のあるアイテム作成のために農業・牧畜・釣り・料理要素を使ったり、主人公の能力を上げるためにキャラクターとコミュニケーション(個別イベント)を取ったり。

なんだろ。
例えるなら、ドラクエしてて、回復アイテムの「やくそう」を店買いしても良いんだけど、もっと回復力が高かったりバフ効果の高いアイテムが欲しいので自作する感じ。

あと、キャラクターとの個別イベントは、ぼくものやルンファクにある恋愛イベントの雰囲気より、ペルソナの「コープ」に近いです。
キャラクターのバックボーンを知ったり、絆を深めたりする感じ。
最終的に好きなキャラクターと同居できますが、オマケみたいなものです。結婚ではない。

ぼくものやルンファクのようなキャラクターとの関わり合いを求めると物足りなく感じ、ドラクエ11のようなRPGと比較するとキャラゲーらしさはしっかりあると感じます。

◆ 主人公の性別差あんまりない

主人公の見た目を2タイプから選べます。

男主人公のビジュアル、女主人公のビジュアルとして分かれていますが、明確に「男」「女」とは書いてなかった気がします。
あくまでビジュアルの違いだけで、性別の違いは重視していない印象を受けました。

私は女主人公を選びました。
「これは女主人公用の差分セリフかな?」と思うテキストもあるにはあるのですが、男主人公前提で作られている気がします。
この部分も前述した「ぼくものやルンファクとは違う」点です。

なんだ〜……ってガッカリしちゃうかもしれませんが、それが理由で遊ばないのはもったいない!!違和感ある場面には目をつむって脳内補完しましょう。
そもそも男主人公で遊びたい人にとっては、なんの問題もないです。

性別差がないところ、手抜きと捉えるか作品の方向性的に妥当だと捉えるか。RPGだし。でも、生活シミュレーションと聞いたら期待するよね。

う〜ん、差分を作るのはものすごく大変だと聞くので、予算や開発期間次第なのかな。

もし次回作があるなら期待したい部分です。

◆ アクション(戦闘)苦手でもなんとかなる

アクションのようでアクションじゃないんだよね。操作性の話です。

ゼルダの伝説シリーズ、モンスターハンターシリーズのようなアクションじゃないです。
ガードも回避もありません。回避は欲しかった。でも、この作品だと回避があっても回避中の無敵時間なさそう。

基本的に敵からの攻撃は普通に受けてダメージを負い、減った体力はアイテムを使って回復します。その繰り返し。RPGなので!!

通常攻撃のほか、主人公や仲間キャラクターのスキルを使って一撃で倒したり体力を削ったりしてなんとかします。スキルかっこよいよ。

敵はシンボルエンカウントで、フィールド上でそのまま攻撃し合う形になります。
(ゼル伝とかモンハンとか無双とかと同じ)
必ず戦闘するわけではなく、敵から走り去ることもできます。でも遠距離攻撃できる敵に背後からチクチクされることはあります。うざい。

フィールド上の敵との戦闘はそんな感じなのですが、ダンジョンボス的なやつとの戦闘は一工夫が必要です。

操作性というより、……知識?勘?想像力?ゲーム慣れ?的なものが必要かも。

例えば、目玉が特徴的なデザインのモンスターが出てきたら目玉を集中狙いするとか。ヤマタノオロチが相手なら、首の数を減らして弱体化させるとか。
そういう想像力というか、ゲーム慣れが必要かも。

ちなみに体力がゼロになると、
・強制帰還し翌日の12時に起床
・主人公のレベルに応じてお金が減る(治療費)
・その日はデバフが付く
というどこかで経験したようなペナルティがあるので、アイテムの準備を怠らずに挑むのが吉。

戦闘面はなんとかなります!!大丈夫!!
アクション(戦闘)が苦手という理由で遊ばないのはもったいない!!

◆ 三話クリアまでは序章!お願いだから進めて〜!

RPGというだけあって、ストーリーが良い。大事。この作品の肝。

このストーリーを体験しないのはもったいない!と思うのは、個人的に好みだったからなので主観がかなり入っていますが、それでも創作する人々が体験して損のない内容です!むしろ得!!雷に打たれる!!!衝撃的!!!!

三章あたりは、生活シミュレーション面でやれることが増えてワクワクする頃合いで、ストーリーの展開も面白くなり、ゲームのやめ時が見つからなくなります。寝不足になった。

「三章クリアまでは序章!」だなんてオタク特有の誇張表現をしていますが、正しくは起承転結の「承」かな。四章から「転」です。たぶん。ネタバレになりそうで難しい。

とはいえ、三章クリアするまでもボリュームたっぷりです。その間に「自分には合わないな〜」と感じて、残念ながら離脱する可能性もあります……。それは仕方ない……。

◆ 気になったら遊んでみてね

遊んでいる中で「ここ、もっとブラッシュアップできたんじゃないの?」と不便を感じる場面も確かにありますが、嫌な思いはせず楽しく遊べました。

とにかくストーリーが良かったです。
一方で、仲間キャラクターや仲間キャラクターとの関わり合い方にモヤっとする部分があるので「全部が最高!」とは言えないのですが。

ゲーム全体の構成やストーリーが面白くて衝撃的で感動し、ストーリー中のキャラクターの関わり方に「ここ、もっとブラッシュアップできたんじゃないの?」を感じました。あくまで私の感想です。

最後にマイナスポイントを話し出してすみません!でも、公平性を保つために言っておきました。

そんな感じで、ネタバレなし感想……というか、ネタバレなしゲーム紹介は以上です。


⚠️ネタバレあり感想

堂々とネタバレしながら書きます。
※目次でのネタバレを防ぐために、見出しの言葉はぼかします。

★ キャラクター

いきなり核心について語っても良かったんですが、いったんキャラクター語りを入れておきます。

【 アリアさん 】
序盤は、この人に愛着を持てるかどうかでも篩にかけられる作品だと感じました。

私は「普通」です。非情かもしれませんが、家を出て行っちゃった時も「あ、いなくなるんだ」というアッサリした感想でした。

すぐに愛着を持てなかった理由。
主人公は記憶喪失で何もわからない状況に対して、アリアはなんかいろいろ知った風なセリフを言うのがずるくて……(ずるいとは?)
選択肢でのみ喋れる無口系主人公だし……。

でも、何も知らないプレイヤーと記憶喪失の主人公の状況がリンクしていて、アリアの正体や世界の秘密に追求していく構成は楽しかったですね。
許した。
というか、アリアの知った風なセリフもミスリードだったので、まんまとやられました。面白い。

さすがに「幻灯園ファンタスマゴリア」あたりからは同情した一方で、「世界の命運を握る系ヒロインなのか!」と納得した。
もう一人の主人公だ!

【 イスティナさん 】
私は三話で初めにAを選んだので、アジールと共に初期に加入した仲間です。加入時、噂のアサシンってことがバレバレなのは王道で良かった。
キャラクターストーリーは、元暗殺者ならではの葛藤という題材で王道ながらも、その表現が少し不思議で面白かったです。

あと、可愛い。可愛いシーンがあったと思うんだけど具体的なシーンの記憶が失われて「可愛かった」という印象だけ残っています。

女キャラの中だと一番好きかも。
ビジュアルでいうとエモも好き。

【 アジールくん 】
ストーリー終盤になると、ちょっとだけ影が薄い。だからパーティーメンバーに入れておきましたよ。

キャラクターストーリーがしんどかったです。
三話Aで、アジールとティエラが離別することが苦しかったのに、追い打ちをかけられる話でハラハラした。だから、このストーリーを見終わったらパーティーから離脱する系キャラなのかとドキドキした。
主人公の冒険に着いてきてくれてありがとう。

【 ディアンサスさん 】
仲間の中では、アリアに次いでストーリーでの重要度が高い特別なポジションの魔族。いいね!

私は人外キャラが好きなのですが、ディアンサスのビジュアルはちょ〜〜っとだけ好みから外れているんですよね。悔しい。好みど真ん中だったら問答無用で推しキャラになってた。
キャラクターストーリーも良かったです。ほっこりと切ない。

【 ハイネさん 】
技術者ゆえに終盤でかっこいい出番をもらってた人。いいね!

というか、キャラクターストーリーさ!?!?「マジ〜〜〜!?」って震えました。
フィアソラ号の由来が人名だったことに驚き。
フィアソラもセイレーン族じゃん!?て驚き。
そして海底に刺さる国旗に衝撃が走る。
けっこう重要ポジションの人でした。

キャラクターストーリーも好き……。海底で消息を絶ったなら、ほぼ死んでると思うよ。それでも「フィアソラは生きている」と信じて探しに行くのが切なかった。「フィアソラは生きている」とハイネが信じる(しかない)から、私も「もしかして生きてるかな?会えるのかな?」と期待してしまった……。そして、そんな悲しみを吹き飛ばすアメリカ国旗ね。すごいよ、このゲーム。

【 テルシテス 】
私、こいつ、一番、好き!!!!!

テルシテスを語りたいがために、「よぅし、『HARVESTELLA』の感想note書くかぁ!」と思い至ったくらい。うそ、大げさに言った。

作中キャラクターの中で一番好みです。悔しい。
初登場時から「なぜか黒い服だし悪タイプかも」と思っていました。予感通り。シュリカ目線では裏切り者。もちろんバトルもした(はず)。

裏切ったりバトルしたりは良いの。
悔しかったのは、シュリカやブラッカが仲間キャラクターであるとわかり、テルシテスはパーティーインしないと確定すること。
テルシテスはシュリカを好きなこと。
女主人公でも厳しい態度を取ってくる〜〜!!
絶対脈ナシなんだよね〜〜〜!?!?
結婚できないバグ※〜〜〜!!!!

※結婚できないバグ。多くの農奴が苦しんでいる。改善されることはない。バグじゃなくて仕様です。現実を見なさい。

刺さる人には刺さるビジュアル&キャラデザだと思います。推しです。
代わりにブラッカを同居者に選びました。仲間キャラの中ではビジュアルが近いからさ……。
もちろんブラッカも好きだよ……個人ストーリー良かったし……でも一番好みのキャラデザはテルシテスだったさ……。

【 ブラッカさん 】
普通にビジュアルがかっこいい。
主人公に協力する理由が雇用関係だから、というビジネスライクな始まりなんですが、それが信頼関係に変わって仲間となるの良いですね。そういうの好きです。

ルンファクだったら「雇用関係が終わってしまった。寂しいと感じる。あくまで仕事相手だったじゃないか。なぜだ……?」という恋愛イベントがあったと思います。そのくらい適性が高い。ルンファク適正がある。

キャラクターストーリーも好きだ〜。本当にシナリオ作りが上手だな〜。ヘキが出てる。復讐者に復讐させないの。復讐相手がもういなかったってさ〜。

【 サハギン 】
魚のモンスター。サブクエストで出てくるやつ愉快で可愛かった。人外キャラポジションとして好きです。いつの間にか自宅の敷地内にある池にも住みついてたし。ペットということで良い?
てっきりオリジナルのモンスター名かと思ってたら、「サハギン」という種族名は一般的なものなんだね。セイレーンみたいな。

【 コロネル 】
謎が多いマスコットキャラクター。コロちゃんのサブクエに続きはないのかな。不穏な感じで終わった。もし続編が作られたら登場しそう!

【 ユニコーン
マジで何???と思っていました。もっと会話したい。
可哀想なポジションだった。ミスリード係でもある。このポジションのキャラが人間ではなくて、幻獣のユニコーンなのが本当によくできている。あからさまではあるけど気づかないよ!

ジョブパネルが空いてたから仲間になるのかと思いきや、ならなかった。

個人ストーリーに出てきたモノケロスも好きだったな〜。

★ ストーリー

すごかった!!!!
ファンタジーかと思いきやSF展開!!
テンション上がる〜〜〜〜〜!!!

シナリオライターさんの「これがやりたかったんだ!!」がすごく伝わる。良いですね。

【 好きなところ 】
展開の積み重ねが理想的だったと思う。
謎があって、少しわかることがあって、でも新たに謎が出てきて……の連続。予想しても、良い意味で裏切られる。
クライマックスかと思ったら、まだまだ続く。何度「ここが最終ダンジョンか!……違う!?!?」を経験したことかw
こんなストーリーを作れるなんてすごいと純粋に感動した。面白かった。

ミスリードも良かった。
キャラクターたちは自分の主観で話してるから、正しい情報とは限らないんだよね。でも主人公は記憶喪失だし、ゲームを遊んでいるプレイヤーは何も知らないし「そうなのかも?」と信じてしまう。
存在しない王や姫のことも、いると思い込んでしまう心理を利用して、作中のキャラを騙し、その騙されているキャラの言葉を正しいと認識してしまうプレイヤーのことも騙してる。

相棒またはヒロインポジションのキャラクターが敵対するのも良い。
「魔族を束ね頂点に立つのは”魔王”だ。魔王と言えば世界の悪。つまりアリアは主人公たちにとって敵になっちゃうね」の流れが痺れた。怒涛。

【 ウ〜ンなところ 】
同居してた主人公は良いとしても、仲間キャラがアリアに思い入れがある様子に違和感を覚えた。いつの間に仲間キャラとアリアは仲良くなったんだろう?
怒涛の展開にワクワクしつつも、そこだけ「え?」と冷めた。私がいないところで仲良くしてた???

ちょっとだけ『NieR:Automata』がよぎる。でも私にとっては許容範囲かな。

主人公のいまのボディが死季に耐えられた理由って明かされたっけ。私が忘れてるだけかも……?たまたま強靭な肉体の旅人さんだった?

★ システム

【 ブレイクタイム 】
好き。
だからアリアがパーティーから離脱すると発生しないことにショックを受けたしガッカリしました。
アリアがいなくても発生してくれたらなぁ。
ちょうど作れる料理の種類が増えた頃だったから、仲間たちの会話を見られないことが寂しかったな。

【 お手紙 】
とても好き。
フレーバーテキストとしての役割が本当に良い。

私は『どうぶつの森』シリーズのお手紙が好きなので、仲間だけでなく関わった人々からお手紙をもらえるのが嬉しかったです。すごく生活シミュレーションしていて良かった!

それらに紛れて「ルイス城通信」が届くんだから、もうすごいよね。初めて受け取った時は、手紙じゃないから違和感を覚えたけど「まぁ、そういうものか。メタ的には話のクリアをお知らせして、物語的には新聞として配られてるんだろうな」と納得しちゃった。やられた。

【 キャラクターストーリー(ハイネ、クレス) 】
キャラクターのバックボーンを紹介しつつ、プレイヤーがキャラクターへ愛着を持つきっかけ作りになるサブ要素だと思っていました。
まさかメインストーリーの伏線を仕込んでくるとは思わないじゃん。

強制ではなくプレイヤー次第だから「面倒だな。とりあえずメインストーリーをガンガン進めたい」という人がいたら体験できてないんだよね!?!?
それでも良しとする製作陣の姿勢に脱帽。見たプレイヤーだけ悶々とするやつ。

ハイネはわかりやすい伏線。
クレスは「"死季の病"はどう頑張っても治せないこと」が伏線だった……。悲しいストーリーだと思ったら、そういう運命なんだ。

【 農業 】
サブって感じ。とりあえず農業要素はありますという感じ。
クワは一回で耕して欲しかった〜!
スプリンクラーは便利で助かった。設置場所を考えるのは難しかったけど。
畑エリアが三つあるのは楽しかった。

【 戦闘 】
「属性」を覚えられず、なんとなくで戦ってた。

おわり

『HARVESTELLA』というタイトルが「まさに!」という感じの作品でした。
"Stella"ね〜〜!
楽しいゲームだった!神ゲーとまではいかないけれど、良作なゲームだと思います!

思い出したら、または2周目をやったら、追記します。

↓あと、こういうデザインも出来るようになりたいと思った。練習しよう。

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