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11-12月上旬 ひとりじゃないから

aikoのライブツアー「Love Like Rock vol.10」の話がちょっとだけ出てきます。
セトリなど気になる方はご注意くださいませ。

某日

早朝、猛烈な身体のかゆみで目が覚める。
上半身に蕁麻疹が大量に出ていた。ここまでひどいのははじめてだ。眠るどころではなくなり、保冷剤を当ててみたり冷水で流してみたりとてんやわんやする。
少し前からごまかしつづけていたが、観念して皮膚科を受診。健康でないがゆえに出費が発生するのは不本意だけども、効くかわからん市販薬を買うよりよかった、と思いたい。

午後、気になっていたお花屋さんへ。
「ご予約でいっぱいなので、選んでいただいて簡単に包むことならできますが」と言われてはじめて、花束をつくってもらうには時間がかかることを思い出す。
結局、選んだお花を手際よく包んでもらって事なきを得たけれども、初歩的なミスすぎた。

花束を抱えて電車に乗る。お世話になった方が今日をもって退職されるので、ご挨拶に伺った。
約1ヶ月ぶりに働いていた場所を訪れると、大丈夫だと思っていたのに、みるみる顔が熱くなって、身体も熱くなって、とても平常心ではいられず。最後にお会いできて本当に良かったけれども、いやなかんじが拭えなくて逃げるようにあとにした。
やば〜どうしよ〜と思う。半泣き半笑いで帰路に着く。


某日

とっても楽しみにしていたaikoのライブ。
参戦は1月の大阪城ホールぶり。今回はZepp Osakaにて。もう通算何回目になるんやろう。

『鮮やかな街』を聴いて、aikoの曲からは物語が立ち上がるなと改めて思った。
昔、母が「aiko聴いてると、こんな経験なかったはずやのに切なくなるねん」と話していたのを思い出す。追体験の天才歌姫。

ライブに行くと、最近聴いてなかったけどそういえばこの曲めっちゃ好きでした!ってなることが多い。
今日は『傷跡』と『まさか夢』、『プラマイ』『君の隣』が個人的にアツかったです。あの心踊る8分の6拍子!

それから、ひさしぶりにaiko仲間の友人と会えたのもすごくうれしかった。
彼女もなかなか大変な一年を過ごしていたようで、ずっと話が尽きなかった。お互いの話す割合やスピードなど、全体的にペースが合うので心地よくてありがたい。
ライブ後、ビールを1本飲んだ彼女から「大学で優香に出会えてほんまによかった」と泣きながら言われて、笑って背中を叩いたけれども、本当はもらい泣きしそうなくらいうれしかった。感極まりやすく涙もろいところ、わたしたちは似ている。


某日

近所に住む友人ご夫婦のお宅で鍋。
冬場は週の半分くらい鍋をしているのだが、よそのおうちでやるのは新鮮である。具材の種類や入れ方が違って興味深い。手作りの鶏団子がおいしくて、さっそく後日真似して作った。
締めのラーメンのあと、デザートにチーズケーキまでいただく。満腹。


某日

眠る前にココアを飲む。
いつも薄くなってしまうから、思ってるのの倍くらい粉を入れて思ってるのの半分くらいのお湯にしたら、ようやくちょうどいいくらいだった。それでももう少し濃くてもいいくらい。
粉を溶かす系の飲み物とかスープ、ついついお湯を入れすぎてしまう。


某日

乃木坂46の「歩道橋渡っていいのかわからない〜」みたいな歌詞に対して、夫が「いや、いいに決まってるやろ」とか言うので、「JPOPの歌詞に突っ込みだしたら年やで」と忠告する。
中学生のときくらい、父がいちいち突っ込んでくるのでうるさ〜と思っていたのを思い出した。

夜、京都で友人と会う。
居酒屋を2軒はしごして、おいしいものをちょっとずつたくさん食べた。山芋短冊、くらげ、ねぎだれのかかったタン、うなぎのクリームコロッケ、れんこん焼いてチーズかけたん、白子ポン酢、ゆば包み揚げ、鯛の唐揚げきのこあんかけ、炙り鯖寿司。こういう食べものが大好き!
日本酒もちょっともらって、久々にアルコールでちょっとよい気分になる。

帰りの電車が危うくて、横断歩道を走って渡った。楽しい、幸せ!と強く思った。京都が好きで、京都で出会った人たちのことも好きである。大人になってからより一層ありがたみが増した。
女の子と遊ぶと、美容や素敵なものの情報交換ができるのもすごく楽しい。良い夜だった。


某日

コーヒーを水筒に詰めて散歩。
途中、ミスドでドーナツを調達して公園へ。紅葉が綺麗だった。ベンチに腰を下ろして、ポンデリング半分とゴールデンチョコレート1個食べる。本当はオールドファッションのハニーが食べたかったのだが、売っていなかったのでこちらのチョイスに。
白い小さい犬が欲しそうに飛びかかってきてかわいかった。やめとき〜と笑う。

子どもの頃からいちばん好きなドーナツ
(食べ終わりかけ)

ゆっくりとした時間の中で、心に栄養が行きわたっているのを感じる。ひとりを楽しめるのはひとりじゃないからなのだなと考える。

夜、天下一品の素で鍋。締めラーメンのあとスープが残ったので雑炊もする。うますぎる。雑炊はさすがに味見だけして残しておく。
ぶりのお刺身も買う。お刺身の中でいちばん好きなのはぶりである。ぶりが食べられて幸せ。


某日

今日もぶりのお刺身を食べる。ぶりおいしい。


某日

うさぎの爪切りへ。
車での往復2時間あまり、ずっと膝の上にいてかわいかった。お店でも、かわいいね、ちいちゃいね、小顔やねえとたくさん褒めてもらって、そうですよねえとつい饒舌になる。他の子も見たけどやっぱりだんとつでかわいい。
帰路、でれでれで話しかけてたら「めろめろやん」と言われる。めろめろです。

夜、無印とセリアを意味もなく徘徊する。無印ではカレーとスープとバウム、セリアでは日用品とちっちゃいクリスマスのオーナメントを買う。こういう、なくてもよいがあると心が潤う買い物がいちばん楽しい。

あいの里、最終2話見る。あやかん&ギタりんで幕を閉じるなんて、素晴らしい最終話であった。
アロマ、最後の方でいい人ムーブしてきたけど、顔も結構タイプやけど、わたしは初手の最悪な印象を忘れてないからな……と思う。


某日

ピラティスに行くのがめんどうで、ぎりぎりまでキャンセルするか迷ったのだが、重い腰を上げて出かけたらかなり楽しかった。
はじめてのクラスでうまく動けないところも多かったけれども、できないことも含めて楽しくて、最後はいい気分だった。

夜はキムチ鍋。素のほかに、貰い物のおいしいキムチを入れたらとんでもなくうまみたっぷりのお鍋になった。
MVP具材はスライスした大根。前にfor_Unbirthdayちゃんのおうちでやったのを真似したらめっちゃおいしかった。キムチに合う。豚バラもきのこも肉団子もおいしすぎて、〆のチーズ雑炊も最高で、思わず幸せ〜と口に出た。
たくさん眠って運動しておいしいごはん。これ以上望むものはない。


某日

コーヒーがなくなったので、はじめて近くの焙煎所で買ってみた。
苦めの深煎りが好きで、と伝えると、インドネシアの豆を挽いてくださる。香り高くてコクがあってとても好みの味。
年始に買って残っていた、香りもへったくれもないコーヒーをようやく消費し終えたばかりなので、より一層おいしさが沁みる。


某日

お風呂に浸かる。
前まではひどいと数ヶ月浸からないこともざらだったのだが、最近は毎日湯船に浸かれている。スマホをさわったり本読んだりしていたら、あっというまに1時間近く経ってお湯がぬるくなる。

ゾゾタウンでずっとお気に入り登録していたかばんが10%オフ+本日限定の1000円オフクーポンも出ていて、勢いで買う。
こういう数千円の買い物を数回我慢して良いものを買った方がよい年齢なのはわかってるのに、何度でも目先の欲に飛びついてしまう。だってかわいかったから……。


某日

少し前から醤油ラーメンが食べたい気分がつづいていて、近所の有名店をはじめて訪れる。
豚骨醤油で少しにんにくも効いており、食べやすいのにコクもあって、あっというまにたいらげる。焼き飯をスープに浸して食べるのん、ぎゃっ!となるほどおいしかった。

『チ。』3話ほど観て、平野啓一郎『私とは何か』読了。図書館で借りたのだが、これからも何度も読み返したい、手元に置きたくなるくらい良かったので、また改めて書きたい。


某日

山本文緒『あなたには帰る家がある』読了。
一度も中断せず、4時間くらいで一気に読んだ。物語に没頭する快感、たまらん。

山本文緒さんの小説はすごい。本作に限らず、絶妙に自己中で自分に甘くて、そのことを正当化する理屈ばかりが達者になった登場人物の描き方が巧みすぎる。自分に通じるところがあるから余計に嫌悪してしまったり、でも心を寄せてしまったり。『自転しながら公転する』とか『プラナリア』とか。
少し前に読んだ『なぎさ』もおもしろかったです。


某日

近くの公園に紅葉を見に行く。
山道を車でちょっと登っただけで、道中の木々がも
う色鮮やかなので驚く。途中、路肩に車を停めて外に出ると、人が見やすいようには整えられていない入り組んだ場所にも綺麗に色づいてる木がたくさんあって、自然は人のためにうつくしいわけじゃないんよなということを思い出した。

公園にはぜんぜん人がいなかった。年々人混みが苦手になっており、有名スポットに出かけると人を見にきたんだか紅葉を見にきたんだか……となってしまうので、このくらいがちょうどよい。
去年は果敢にも貴船神社に行ったのだが、びっくりするくらい紅葉の記憶がない。でも、きっとまた懲りずに出かけたくなる気もする。



奇しくも最近、相互noterさんも何名か書いていらしたのだけども、「何を書かないか」についてよく考えるようになった。
日記だからといって、書いてあることがその人のすべてではない。読む側としても書く側としても、そのことを忘れずにいたいです。

最近のうさぎです。

友人が「涙が出そうなくらいかわいいね」と
言ってくれた写真(やさしい)
お毛のかたまり

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