36歳の私、ハローキティに沼る。
思えば小さい頃から、赤やピンクはあまり好きじゃなかった。
どちらかといえば水色やオレンジが好きだったし、いわゆる「女の子らしい」とされるフリルやリボン、ハートもちょっと苦手だった。それに、自分には似合わないと思ってもいた。
それは「女の子らしい」というジェンダーの固定観念への、子供ながらの私の反発だったのかもしれない。とにかく私は、かわいいものなんて全然好きじゃないと思っていた。
そう、「かわいい」は自分の人生に無縁だと思っていた。
そんな私は、36歳の誕生日にサンリオピ