Duo #1 2022.02.10
サックス・塙正貴とのデュオは今回で四回目になります。昨年6月から活動を始めて、これまではu-ma kagurazakaという素敵な空間で定期的にライブを続けることが出来ました。
計三回のライブを経て、「サックスとウッドベース」という単旋律の楽器同士のデュオという形に慣れてきたという正直な思いと、ディスカッションやリハーサルに多くの時間を費すことができて、ひとつ信念を持って、そして何が起きても楽しめるだろうと信頼感のもとで演奏に臨むことができていることを、まず塙君に感謝します。
去年の私自身の演奏活動の中でも、創作や表現の部分に大きな影響を与えたプロジェクトでした。私も塙君もそれぞれ音楽大学でジャズを勉強してきて、勿論スウィングやビバップなどオーセンティックなジャズへの愛があるし、何より重んじています。その上で、より広く自由な表現を目指していきたいという思いもあります。
このデュオの持つ雰囲気や、今年に入り二人の間で新しく取り組んでみたいことが幾つか挙がり、今回のライブのイメージから、自分で初めて詩を作って「呼応-雪解け遥か音遠し」というライブタイトルをつけました。
お互いのオリジナル曲に加えて、今回は描いた絵を見ながら即興演奏をしたり、私の詩に音をつけて曲にしていこうかなと思っています。
2/10(木)は、私も初めて訪れる祖師ヶ谷大蔵のカフェムリウイで演奏します。そして写真家のトナカイさんに撮影をお願いしました。ムリウイの店主たけしさんの力も借りて、今後何らかの形で皆さんのもとに届くようにしたいと考えています。
ですが、生音で体感して頂きたいです。
事前にご予約して頂けるとチャージが少しお安くなります。ご活用下さい。
2022.02.10. Cafe Muriui Open 6:30 pm./ Start 7:00 pm. Adv. ¥2000 / Door ¥2500 (+1drink order) 【RESERVE】
塙正貴 Sax. 1998年4月7日生まれ。東京育ち。幼少期より水彩画に傾倒し、絵画コンクール等にて多数受賞。10歳のとき、学校の金管クラブに誘われ、アルトホルンを始める。12歳でアルトサックス、バリトンサックスに転向。中学時代は吹奏楽部で活動する傍ら、地域のジャズオーケストラに参加するなどしていた。ビッグバンド部がある高校を探し、帝京高校に入学。部活でビッグバンドを学び、より活動を広げるために退部。その後本格的にジャズを学び始める。2017年、洗足学園音楽大学に特待生として入学。在学中より都内を中心にやライブ、レッスン、レコーディング、セッションホストなどさまざまな活動を行う。2019年、急性胃腸炎により入院した際、友人がお見舞いに持ってきてくれた色鉛筆をきっかけに絵を再開。作成、販売、オーダーメイドの受付などを始める。2020年、1stシングル『The Elements』をリリース。2021年、優秀賞を受賞し大学を卒業。現在はライブ、レッスン、アクリル画のオーダーメイドを中心に幅広く活動。日々アートを探求する。
小西佑果 Bass 1998年生まれ。石川県金沢市出身。10歳の時に金沢ジュニアジャズオーケストラJAZZ-21に入団しエレキベースを始める。 14歳の時にウッドベースに転向。高校卒業まで8年間在籍しその間アメリカやベルギーへの海外遠征に参加。現地のジャズバンドとの交流やジャズフェスティバルでの演奏経験を持つ。16歳の時にベルギー王立音楽院主催のサマージャズキャンプに参加し、インプロビゼーションとアンサンブルについて学ぶ 。2017年、国立音楽大学演奏創作学科ジャズ専修に入学。2018年、ヤマハ音楽奨学支援奨学生に選ばれる。 同年、小曽根真氏presents JFC all star big band のメンバーとして J-WAVE 30th Aniversary Festival – Tokyo Sound Experience に出演。2021年、同大学卒業。現在はリーダートリオやサックスとの即興演奏を軸としたデュオ活動を行うほか、菊地成孔氏クインテットのベーシストを務めるなど、東京を拠点に演奏活動を行っている。 これまで坂井紅介、金子健、井上陽介氏に師事。