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1月23日(土)

 昨日ちょっと重い電話をしたけど、結果的にとても前向きな方向に進んだので、気分がいい朝。内側で自分よがりにモヤモヤさせていてもしょうがない。その想いを話すことすらできない相手に価値はない。そう信じているからこそ、相手が私に今こうして改めて向き合ってくれることが嬉しい。相手が同じ方向を向いてくれる、いや、向かせてしまった以上、何より私自身がもう逃げてはいけないのだと思う。そういうことを長年避けてきたから、私には大きな課題だ。

 1年ぶりくらいに中学の同級生と呑んだ。彼はぬボーッとして見えるのに、言うことはズバッと言ってくれるいい奴で、相談相手としてかなり最適。ではなくとも、定期的に会って話したくなる奴である。ひたすら笑って飲み足りないが、自粛期間中により8時過ぎには解散。別れる手前、今も地元に住んでいる同級生で愛されキャラのもう1人の男D氏にテレビ電話をかける。最近ついに彼女ができたという話を聞いて盛り上がったのだ。電話越しに久しぶりに会うだけでも嬉しさがこみ上げる。ああ、同級生って最高だ。また家でみんなで飲む時にテレビ電話しようよと言って電話を切る。改札まで友人を見送り、寒い雨の中、井の頭公園を抜けて帰宅した。

 今からもう1人客人がくるので、いつもより暖房を強めにして家を温めておく。この間やたらうちのことを寒い寒いと言っていたので、ちょっとした復讐である。そんな小さな幸せな復讐の後に、今日の熱燗の余韻を楽しんだノンまりとした脳が、幸せな夢を見せてくれることを願う。私の1日が終わるまで、もう少し。あと、もう少し。


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