ひきこもり先生シーズン2を見て【感想】
昨日、テレビを流し見していて、ふと、面白そうだと思って見入ってしまったのが、
「ひきこもり先生シーズン2」
簡単に言えば、ひきこもりが先生になる話。
その昔、ヤンキーが先生になる話もあったなぁ。
でもこういうのって、本当に心を動かされる。
佐藤二朗さんの演技もすごく素晴らしいので、かなりエモい場面が多いのだが、この作品の中のセリフで、本当の気持ちを言えない、言ったら何か誰かを傷つけたり、物事が悪い方向に進んでしまうのではないかと、言えないでいる子供•大人たちの気持ちを解放してあげる役目をしているのがひきこもり先生。
やはり、体験した事がある人の言葉は重みが違う。心への響き方が違う。
私はこの作品の中で、佐藤さん(役名忘れた)が、言えないことを勇気を出して言った人たちに、
「苦しかったね。」
「苦しかったね。」
何度も言うこの場面で号泣。
つい最近、私もずっーと言えなかったことを、近しい人にカミングアウトしたばかりだったから、そう言うことも相まってなんだろうなぁ、と思う。
なんでも話すって簡単じゃないんだ。
なんでも話せる人の方が、大丈夫なんだ。
大丈夫って言ってる人の方が、大丈夫じゃないんだ。
相手が大切な人、近しい人だったり、何かを動かすキーパーソンだったりすると、余計に言えない。
ギリギリ状態まで言えなかったからこそ、ひとりで抱えて頑張って、孤独とも闘って、自分で励まして、すごいことしてる。
ちょっとしたきっかけで、大きな風穴が開けられ、ようやく話せる(放せる)と、肩の荷がおり、素直になれる。本人は気づいていないが、それがとても誇り高きことなのだ。
辛かったけど、ようやく自分の気持ちを言えたことで、動かなかった物事が動き出すことがある。
それもドラマティックに。
そして、なにより、自分の心も軽やかになる。
いいタイミングで、良き作品に出会えました。
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