傷舐め合うのも悪くない
末っ子の3歳児検診があった。
この市の検診はなかなかハードなのだ。
午後1時から3時
小児科の先生が午前診療と午後診療の合間に
やってくれているのだが
ほとんどの乳幼児にとってはお昼寝の時間。
眠くてぐずぐずしながら待ち、検診を行う。
同じ月例の子がたくさんいるので
比較もしてしまう。
あの子おとなしく待てているな。
あんなに上手に喋っているな。
しっかりしているな。
うちの子…大丈夫かな…。
相談が出来る場でもあるのだが
ぐずる我が子を必死に抱えていると
早くその場を去りたい気持ちにもなってしまう。
長女の時は色々なことを考えたものだ。
不安もあるが相談するほどのことではないと思い
「大丈夫です。」
と言っていた。
もっと色々頼ればよかったのになぁ。
と今だから思える。
みんなが出来ていることだから大丈夫。
と自分に言い聞かせ孤独にしていた。
子育てのSOSに寄り添おうという取り組みは
たくさん行われている。
そこで救われた人も多いだろう。
人手が足りないくらい、相談も来ると聞く。
行政では足りなく民間の団体が
行っているものもある。
しかしSOSを出すことをしない人も
たくさんいるだろう。
たいしたことではないけれど聞いてほしい。
とっても苦しんでいるけれど
SOSを出す勇気がない。
そんな人がたくさんいるだろう。
だから私は出来るだけ友人に
悩みを話したいと思う。
その方が相手も話しやすいと思うから。
出来なくても大丈夫。
みんな完璧に出来ているわけじゃない。
そう感じることで少しでも気が軽くなって欲しい。
話は戻り末っ子の3歳児検診は
思いのほか大泣きだった。
社交的だから大丈夫と思ったのに
眠くてぐずらないように
お昼寝も早めにさせてきたのに。
こんなものだね。
思うようにはいかないのだ。