息子の「休みたい」にモヤる母の気持ち
息子は本日リフレッシュ休暇をとった。(要はただの休み)
定期テスト前〜テスト返却まで頑張って行ったら疲れたんだそうな。学校や集団行動、お仕着せが好きじゃない息子に定期的に起きる「休みたいー」現象は、毎度毎度わたしがモヤモヤする。
休んだところでいつもの休日のとおりにゲームして、ゴロゴロしているだけ。みんなが休みの日に休むんじゃなく、学校がある日に休みたいんだそうで。
息子はもともと学校というものが好きではないので、定期的に「休みたい」と言い出す。
そのたびに「行けよ」と条件反射的に思ってしまうが、身の回りにも頑張りすぎて学校に行けなくなった子とか、そもそも学校が合わない子などもいるし、息子も納得いかずにお仕着せの授業を受けさせられるスタイルが合わないのは知っているので、ある程度諫めながらもかなり譲歩してときどき休ませている。
休みたいとなるとかなりネチネチ言ってくるので、この前は「自由に使える有休的なやつ」を提案したのだが
1年間で5日くらいを「自由に休み権利を行使する日」として与えたのだけど、すでに6月で5回中2回を使ってしまったのにまた休みたくなったようで、「そもそも5回って決められるのが嫌だ」と講義が始まった。要は「明日学校休みたい」って話。
日曜日の夜は大人のわたしでも「ああ、明日からまた忙しいな、めんどい」と思うのに、深夜になってからこの「ねぇ1年に5回とかって意味わかんないんだけど」からの「なんとか明日休んでやりたいアピール」に付き合わされるのは心底疲れる。ゲンナリ。
「明日なんか行きたくない」「気が重い」とか言われても、そんなの「ブルーマンデー」という言葉があるようにほとんどの人が「うわーだりぃ」と思うわけで、わたしなんて息子が学校に行きたくないって言うんじゃないかと思って毎週日曜日の夜と月曜日の朝はヒヤヒヤして気が重いしHP奪われる。
休みたきゃ休めばと思う反面、学生なんて夏休みに冬休み、春休みにうちの学校は受験休みに秋休みも入って、なんだかんだでまる3か月くらいは学校休みだし、確かに土曜日学校があるのはちょっとしんどいけど、それでも部活もやってないし、ほとんど家にいるし、ゴロゴロして体力落ちるし、とりあえず学校の往復だけでも運動になるし、なんかしらの刺激になるし、他にやることないんだからせめて学校くらい行けよ。という気持ちと、
そもそも大人になったら「だるいから休む」とかもできないし、それこそ与えられた有給休暇を上手に使ってそのへんをやりくりしなくちゃいけないわけで、もう高校生になってるんだし、そのあたりも考えとけよ、とか
大学生になったら3回欠席で単位アウトな授業もあるし、ちゃんと休んでいい日数を決めておいて自分で管理する力も必要じゃないのかよ?というのとか
あれこれいろいろ考えてのギリギリの母からの折衷案だけど、息子からすると「気に入らない」わけで。
そんな話を日曜の深夜に持ち出すもんだから話が長引いて、寝るのが2時近く。もう眠いし明日起きるのも嫌。とりあえずじゃあ、自分で管理するなら日数制限は取っ払うけど、でもとりあえず明日は行けよ。うんわかった。で消灯。
けど朝起こしても起きない。「やっぱ行かなくちゃダメ?」はいはい始まったこのスタート。もう自分は絶対に行きたくないから、行かなくていいよというまで粘る。またはわたしが譲らない場合、逆ギレして泣きながら行く。泣きながら行くと今度はわたしが心配になり、1日中引きずるので精神衛生上悪い。
ということで、もし朝行かないって言ったら即休ませて、わたしも二度寝しようと思っていたので、息子が「行かない」といった10秒後には欠席フォームを送信し、目が覚めないうちに二度寝してやった。ちょうどわたしも仕事が入ってなくて母と会う約束をしていたのだが、母にリスケしてもらって寝てやる。息子を必死で学校に行かせなくちゃと頑張っているが、わたしだってゆっくりしたいのだ。
「明日は行けそう?」というと、だいたい自分の休みたい、を満たせば納得がいくようで「明日は行くよ」とのこと。
しかし爆速で進む授業の遅れとか気にならないのかねぇ。わたしが高校生の頃は、休んだ分のノートを友達に借りたりしたけど、そういうのゼロだし。
こういうときは、「手のかからない子」っていいよなぁって思う。
どんな子でもそれぞれママは悩みがあるのだろうけど、やっぱり手がかからない子はいて「学校大好き」「ほっといたら勝手に勉強する」「勝手に進路決める」なんて話を聞くと、小さい頃から手がかかりまくる息子はいつまで手をかけなくてはいけないのだとちょっと凹むし
だけど、自分は息子のことが世界一大好きで大事だから息子の個性を尊重しつつ子育て頑張るし、いつか自分なりの花を咲かせて自分の幸せをつかんでくれたらいいなと思ってるんだけど、それさえもわかんないのが子育ての世界なわけで。
手をかけたら必ずいい感じに育つってわけでもないのが難しいところなわけで、なんだか難しい息子に寄り添ったりなだめたり叱ったりしながら、正解のない子育てを模索し続けている今日この頃だ。
今日もお読みくださりありがとうございました!