ブラジルで黒魔術5
息子にかけられた「赤い糸の呪い」
気付いてからそれを解くまでの家族の物語。
自分用にメモしていたものを編集してます。
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続き
息子の部屋に開いているポータルは、
どうしたらいいのか?
スパイキー(日本から娘についてきた龍さん)に聞いてもらったら、昔彼の友達の龍がそれをして死にそうになったと…教えてくれた。
それでもスパイキーは、
日本にいる残り2頭の龍(実はスパイキーは広島で連れてってもらった大成龍神社?にいた3頭中の1頭で、自分のポストを他の龍に明け渡して娘についてきてしまった。)を呼び寄せて、ポータルを閉めると言ってくれた。
他の龍が日本から来るのを含めて4日、
いや1週間はかかるそうだ。
翌日娘に頼んで部屋の様子を見てもらうと、息子はまだ傷だらけで泣いていたけど、もう手を捕まれてはいなかった。
隣に1体悪いモノがいて、息子を見ていると言った。傷はあるけど、それは手当てされていた。
スパイキーと2頭の龍さんたちはポータルを閉めるために頑張っているそうだ。
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その日、箱をどこへ埋めに行くかはまだ決まっていなかった。
あの辺がいいかなぁと話してはいたけど、
直前になって息子が昨日とは別の近所の公園に埋めると言い出した。他の場所には行かないと。
そんなこんなでズルズルと出かける時間が延びて昼前になってしまった。それでもやっとのことでみんな車に乗って家を出た。
途中なぜか道を行き過ぎて戻ったり、曲がるはずの場所を通りすぎて違う道を行ったり…スムーズには行かなかったけど、一応目的地付近に到着した。
わたしは公園(山と高原があるかなり広い場所)の敷地内に埋めるつもりでいたけど、
旦那が違う場所に埋めるというので、
とりあえず大きな川の反対側にある岩だらけの場所に行って、みんなで適当な場所を探すことにした。
歩いてみると、あちこちに黒魔術の形跡があって、奇妙なエネルギーにみんな頭が痛くなってしまった。
「これは僕にとって特別なモノだから、
特別な所に埋める」となかなか場所を決めれない息子。
「黒魔術は黒魔術に返る」と娘が言うので、
しばらくそこで探したけど、
結局…わたしたちは同じもの(悪いもの)を返さないと確認して、やっぱり違う場所を探すことにした。
続く