宮本から君へ
1ヶ月職なし生活。ここ最近、毎日映画を見て過ごしています。
今回観たのは「宮本から君へ」
泥臭く、最低で、最高で、熱量が人間のメーターを振り切っている映画だった。細かいことガタガタ抜かせません。頭悪いので「凄い」しか言えないです。
あとめちゃくちゃ疲れた。登場人物のエネルギー、役者のエネルギーはもちろん凄いけど、観る側もエネルギーを必要とするし、エネルギー消費量が半端じゃない映画。
靖子と一緒になって辛くなり、痛くなり、怒り、呆れ、笑顔になる。
「くらった...」と感じる映画は初めてだ。この感情をどう処理すれば良いかわからない。深夜の2時から見る映画じゃなかったな。
カッコつけて靖子を守ろうとする宮本だけど、結局カッコつかないのがまた良い。「負けてたまるか!」と言う宮本。ダサいの最高。ダサいけどかっこいいんだからたまったもんじゃない。
でもこの映画で1番かっこいいのは靖子なんじゃないかと思う。芯があってかっこよくて強い。弱いけど強い。弱いから、強くなれるんだろうな。私は芯がふにゃふにゃなので靖子に凄く憧れた。
ラストシーン、靖子が宮本に微笑むところがとても良かった。強くて優しい笑顔だと思った。その靖子の微笑みを受け止め噛みしめ、また自分も微笑むシーンの宮本は、この映画で一番強く見えた。
興奮が収まり切らない。
「負けてたまるもんか」の気持ちで生きていきたい。