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神戸市内35店舗が協力する炎症性腸疾患(IBD)啓発プロジェクト「I know IBD」が、神戸新交通 ポートライナーで広告を掲示

外出中にトイレの不安を抱えるIBD(炎症性腸疾患)の患者さんに、
トイレを貸し出していただける施設や店舗を募るなど、患者さんを支援し、IBDという疾患について社会全体での理解向上を目指している「I know IBDプロジェクト」。

IBDとは、大腸や小腸など消化管に炎症が起こり、腫瘍を合併することもある疾患で、主に指定難病である潰瘍性大腸炎とクローン病があります。下痢や腹痛といった症状を伴うことが多いことから、外出する際の不安やストレスを抱えざるを得ない現状があり、患者さんの日常生活にさまざまな影響があります。国内での推計患者数29万人と患者数が多い指定難病である一方、一般社会における認知度が1割以下とも言われています。

本プロジェクトは、1枚のステッカーがトイレを借りられる場所と患者さんをつなぐ仕組みです。I know IBDステッカーは、 IBD患者さんがトイレの貸し出しを行う施設やお店を認識できるための印であり、同時に、街でこのステッカーを目にする人が増えることで社会全体のIBDに対する認知を高めることを目指しています。多くの企業・店舗の賛同を得て、協力者の輪を広げることで、トイレの問題だけではなく、IBD患者さんを取り巻くさまざまな課題「見えない壁」を解消し、IBD患者さんの希望あふれる日常の実現を目指しています。

神戸新交通 ポートライナーでの広告掲載の様子
市民広場駅でのポスター掲出の様子

2022年5月のプロジェクト開始から、協力店数は半年間で1,000店舗に拡大。
2023年4月には全国47都道府県に支援の輪が広がり、現在では全国で3,000店舗を超えました。兵庫県内でも83店舗(神戸市内35店舗 ※10/21現在)に協力していただいていますが、更なる支援の広がりを目指し、2024年11月1日(金)より1か月間、神戸新交通 ポートライナーにおいて、期間中すべての運行車両の全車両内にて広告を展開中です。ポートライナー市民広場駅では、10月29日(火)~11月4日(月)の期間中に啓発ポスターを掲出しました。

関西圏で初となる今回の啓発キャンペーンは、10月31日(木)から11月3日(日)まで神戸コンベンションセンターで開催された「日本消化器関連学会週間 JDDW 2024」に合わせて、神戸エリアでの更なる本プロジェクトの認知向上を目指し、実施することになりました。(参考:東京都237店舗、大阪市73店舗、名古屋市70店舗、福岡市54店舗、神戸市35店舗)

神戸市内では8社35店舗がトイレの貸し出しにご賛同の上、その意思を伝えるステッカーを店頭に貼り出していただいています。(協力企業例:阪神調剤薬局22店舗、大丸神戸店、有馬炭酸力など)

※MAPはこちらからご覧いただけます。

ぜひ、IBD患者さんが少しでも毎日を快適に過ごせるよう、ご理解いただけますと幸いです。

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