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ライオン“お口のエイジングケア”オンラインセミナーを開催。内科医・認定産業医の桐村里紗先生が登壇し、腸活と口腔ケアの相関について指南

ライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員:竹森征之氏) は、2024年11月5日(火)、ウェルエイジング時代において、お肌や髪の毛などさまざまなエイジングケアが提唱されている中で、システマブランドとして年齢に合わせた口腔ケア“お口のエイジングケア”をエイジングケアの新習慣として日常に取り入れてもらえるよう、“お口のエイジングケア”オンラインセミナ ーを実施しました。

(左から)ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部オーラルケア事業部 システマ・デントヘルスグループ 政岡大裕氏、
内科医・認定産業医 ・東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 道徳感情数理工学社会連携講座共同研究員 ・公益財団法人日本ヘルスケア協会プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表理事 ・天籟株式会社代表取締役医師 桐村里紗先生 

当日は、ライオン株式会社ヘルス&ホームケア事業本部オーラルケア事業部政岡大裕氏による、『システマハグキプラスプレミアム』シリーズより、デンタルリンスを活用した“お口のエイジングケア”方法が紹介されたほか、内科医・認定産業医の桐村里紗先生が登壇し、「お口からはじまるヘルスケ ア・エイジングケア 最新の腸活は口腔ケア!?」をテーマに、 口腔ケアと腸内環境の関係、美容に及ぼす影響についてのお話がありました。


第1部:デンタルリンスを活用した“お口のエイジングケア”方法

第1部ではライオンの政岡氏が、お口のエイジングケアについて説明。 「エイジングケアと言えば、美容や食事、運動を思い浮かべる方々が多いかと思います。一方、お口のエイジングケアというところを思い浮かべる方は少ないのではないでしょうか。口腔内環境は、年齢とともに変化し、 実は肌と同じように年齢とともにエイジングサインが現れはじめます。 口臭や歯ぐきの状態が気になる、歯と歯の間にものが挟まりやすくなるなどのエイジングサインを感じるようになったら、年齢にあった口腔ケアをはじめるタイミングです」と述べました。

また、特に気をつけたいお口のトラブルは“歯周病”とし、「歯周病の症状の一つである歯肉出血は40~50代の2人に1人が抱えているといわれており、歯周病は強い口臭や、歯ぐきの腫れ、出血の原因となり、放っておくと歯が抜けてしまうことがあるため早い段階からの予防が大切です」と説明しました。

歯周病の予防方法として、同社の「システマハグキプラスプレミアム」を、歯周病を中心としたお口の気になることをトータルでケアできるラインアップとして紹介。ポイントとしては、女性をターゲットに、見た目や口に含んだ際の香味などにこだわり、使用時の贅沢感を感じられるように設計しています。

その中でも毎日のルーティンとして「デンタルリンス習慣」を提案。「特に、シリーズの中でも、ハグキプラス プレミアムデンタルリンスの魅力は、これひとつで口内のさまざまなケアができること。お口のすみずみまで届く液剤となっているため、就寝前の使用をおすすめします。使い方は簡単で、“お口に含んで20秒ほどすすぎ、その後ブラッシングするだけ”なので寝る前のケア習慣のひとつとして、毎日のルーティンとして取り入れてみてく ださい」話しました。

第2部:お口からはじまるヘルスケア・エイジングケア 最新の腸活は口腔ケア!?

第2部では内科医・認定産業医の桐村里紗先生から「お口からはじまるヘルスケア・エイジングケア 最新の腸活は口腔ケア!?」をテーマに、口腔ケアと腸内環境の関係、美容に及ぼす影響について説明がありました。

桐村先生は、「口腔内環境は、全身疾患やエイジングにも関わってくる部分であり、見た目の美しさや生涯の健康や美しさを保つためには、口腔ケアが重要になります」と語りました。

また、「腸活を考えるうえで、インナーケアは重要である一方、日本人は諸外国に比べて“口腔ケアへの意識”が低いと言われております。まずは、食事の内容などを考える前に“口腔内環境を意識”してみてください。 また、歯周病については、日本人の半分以上が歯周病であり、特に女性は女性ホルモンの影響により歯周病になりやすい傾向にあり、特に女性は意識してほしい部分です。

人間は1日に1~1.5Lの唾液を飲み込んでおり、その唾液には多くの口腔内細菌が含まれおります。口腔ケアを怠ると歯周病菌が増えてしまいます。口から腸はつながっており、通常は胃酸を通して殺菌されるはずではあるものの、お薬の服用(胃酸抑制薬など)やストレスなどの影響により胃酸が低下している場合には、胃酸で殺菌しきれないことがあり、お口にある歯周病菌がダイレクトに腸まで届いてしまうことがあります。

その影響で腸内環境を乱してしまい、全身疾患の原因になることがわかっています。これまで歯周病菌は血液を通して直接的に全身に影響を与えると考えられていましたが、それだけではなく、口から腸へ届き、腸内環境の乱れから間接的に全身に影響を与えることがわかっており、口腔ケアの重要度が増しています」と説明しました。

美と健康はお口から!

桐村先生は、「口腔内環境は美容に関わることがわかっており、 PLOS ONEより発表されているデータによると“歯みがきの回数が1日2回の人は1日1回の人よりも4.20歳若い”というデータが出ています。紫外線を防ぐよりも効果があるようで、口腔ケアをすることが見た目にも関わってくることがわかります。

また、生活習慣病のほとんどが内臓のエイジングが影響しておこり、う蝕や歯周病などの「口腔疾患」からはじまることもわかってきております。

近年注目されている”フレイル“も口の健康リテラシーの低下から始まるとされており、以上のことから各疾患などの上流である口腔ケアがいかに重要かということがわかります」と述べました。

その後、厚生労働省が発表している「令和4年(2022年)歯科疾患実態調査結果の概要」や歯ブラシ回数や歯間ケアの実施状況、 歯科検診受診率の相関関係などを説明し、口腔内ケアの現状と注目度について説明しました。

桐村先生は「8020運動が功を奏して、80歳以上で自分の歯が20本以上残っている人(8020達成者)が2人に1人以上に上回る一方で、全年齢層のほぼ2人に1人に4mm以上の歯周ポケットのある歯(歯周病)がみられます。 高齢者ではむしろ増えているように見えますが、これは歯が残る割合が増えたことからと思われます。これらのデータから、まだまだ改善できる余地があるため、口腔ケアに意識を向けてほしいです」と話し、口腔ケアの重要性と歯科受診での定期的な口腔ケアの必要性を語りました。

■登壇者プロフィール

桐村里紗先生
・内科医・認定産業医
・東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 道徳感情数理工学社会連携講座共同研究員
・公益財団法人日本ヘルスケア協会プラネタリーヘルス
・イニシアティブ代表理事 ・天籟株式会社代表取締役医師

臨床現場において、最新の分子栄養療法や腸内フローラなどを基にした予防医療、生活習慣病から終末期医療、女性外来まで幅広く診療経験を積んだ後、食や農業、環境問題への洞察を基にした人と地球全体の健康を実現する「プラネタリーヘルス」を推進。体の内側のケアによる体臭・ 口臭対策を提唱しており、著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~口臭と体臭の科学』(光文社新書)など。

政岡大裕氏
ライオン株式会社 ヘルス&ホームケア事業本部オーラルケア事業部
システマ・デントヘルスグループ

入社後10年間、営業として販売店の全国本部から卸店の全国本部まで幅広い担当を経験。その営業経験をもとにした、インストア・マーケティングや流通攻略の視点を土台に、2024年1月~マーケティングに従事し、システマブ ランドの育成戦略の企画・立案を担当。

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