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常盤木サッカー部の強さを【卒業生ゆかサル】が分析してみた③〜そのルールは本当に必要か〜

こんにちは。

いろいろ書きたいのですが、この話題がいちばん読みたいと思うので、書いていきますね。
読んでくれてありがとう。

こちらは前回の記事。
ぜひ①と②も読んでいただけるとうれしいです。

さて、今日は③回目ということで、もうすぐネタ切れかな〜?って思ってるんだけどさ、描けば書くほど、思い出したり、深く考えるほど、あ!こういうことか!と思うこともたくさん。
まだまだ続けられそうです。笑

良かったらお付き合いください。

昨日は常盤木マインド、いわゆる常盤木生の道徳論について書きました。

今日はその「人として善い行いをする」ということについて、もう少し深く考えていきます。


そのルールは本当に必要か。

先生は決して「人として善い行いをしろ」など、ストレートには言わなかった覚えがあります。
だから、強要ではないのです。

そうなんです、「人として善い行いをしろ」とは誰も言っていないのです。

ただ、「それ、人としてどうなんだ?」という問いかけは常に様々な言葉で、様々な状況で問われていたと思います。


そう、ルールではない。


なので常盤木サッカー部は、厳しそうに見えますが、特別でガチガチな規則はありませんでした。
あるとしたら、寮の門限と、携帯23時までとか、SNS禁止とかだったかな。あと、上下関係禁止とか。(これも面白いのでまた書こうかな。笑)

よく聞く、ファーストフード禁止とか、お菓子、炭酸禁止とか。そーいうのは決められてない。

全て「自己判断」「自己責任」

これが1番人を成長させるんだなと、改めて感じます。

自分で選択するということは、自分で責任を持つ。ということですよね。
今の自分にとって何が必要か、必要ではないか。

選手に対して、ルールは必要かもしれないけど、決して与えすぎてはいけない。
それは選手の自律するチャンスを奪うことになる。

でも確実に、ルールがあった方が先生自身も、生徒もみんな楽なんよ。
この絶妙なバランスが難しいけど、先生はやっぱり教育のプロだなって思うわけです。


要するに全ては自己責任だということ。
人生を変えるのは他の誰でもなく、自分だということ。

だからこそ、自分を律しなさい。と。


「自立」という言葉はよく聞きますが、ここでは「自律」そして「自責」

自分を律して、自分の行動に責任を持つ。

これを理解して、行動に落とし込んでる人って、少ないと思う。

ルールの中で生きることは、ハッキリ言って楽だ。
だって、用意されたルールを守っていれば安全だから。間違いがないから。

でも、その世界から一歩出た時にきっと、
ルールなしでは一歩も動けなくなる。

ルールという大きな壁に守られることによって、自分で良い悪いの判断をしなくて済む=自分で考えなくてもいい、判断しなくてもいい。

もしルールでガチガチの世界にあなたが今いるのなら、そんな世界にいることをまずは認識してほしい。

これをちゃんと理解しているかな?と思う時がある。

ルールは必要。だけど、ルールばかりの世界では、人は考えることを辞める。
むしろ、考えなければいけないことさえも、気付かなくなる。


それを先生はわかってたんだろーなーって。笑


実際、その当時の吉野は「ルールなーい!マック食べよ〜!!炭酸飲も〜!!」とかフワちゃんみたいな感じでキャピキャピしてたんだけどな。笑

暗黙の了解、みたいなやつはあったかもしれないけど、笑
でも「自己責任だよね!w」って言ってた覚えがある。笑(ゆるいw)


卒業してからわかった。
「あ〜高校の時のアレが自律心育んでる系女子だったんだ。」ってね。笑


でも高校の時よく自分に問いかけていた覚えもあるんだよね。

「これが本当に夢を叶えるために必要か?」

って。
何度も何度も、自分と戦った覚えがある。
(半分くらいは自分に負けてたけど)


それでね、思い返すと、夢に対する優先順位が低かったかなと、今の仕事始めてからわかるの。本当に。

今の仕事に対する気持ちは、サッカーに対する気持ちよりも確実に強いことがわかるのよ。不思議なことに。笑

だからこそ、26歳に起業してさ、そこらへんからやっとわかってきたんだよね〜。
「あ〜先生こーゆーことっすか?」って。笑

今の夢に対する優先順位ならスパンっと決められる。

夢のために犠牲にしなければいけないこともあるし、諦めなければいけないこともある。
逆に頑張らなきゃいけないこともあるし、努力が足りないと感じることもある。

サッカーの時も、いろんなことを考えてはいたけれど、今の方がもっと明確。


人生って面白いな。

「夢」だと思っていたことが、ただの「通過点」だったりする。

私の場合は、すごくそれを感じてる。
でもサッカーをやり切って、心の底から「もういい!!辞めてやる!!」と思って辞めたから通過点だと思えるのかも。

辞めたかったら、辞めて、また新しく自分が自分らしく輝ける舞台を作ればいいんだよ。



話が少しずれてしまったね。


あなたが上に立った時、チームをまとめなきゃいけない時。
仲間や生徒をルールでガチガチに縛りすぎることをオススメはしない。

でも明らかに、集団をまとめるためには、ルールを作った方が指導者自身も楽だ。
でも、楽をして得られるものってどうなんだろうか。
仲間の成長のチャンスを奪っていないか。

だからこそ、ルールをあえて作らない。という選択をしてみてはどうだろう?


そこに常盤木の凄さがあり、先生の覚悟が見える。

私は先生から、そう学びました。
いや、感じ取ったと言った方が正確かな。笑


今日も、あくまで私の経験論と主観です。

先生がどう思っていたのかなんて、きっと死ぬまでわからないからね。



そのルール、本当に必要?


続く♥


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ゆか

吉野有香 Yoshino Yuka
元なでしこリーガー、サッカー指導者、メンタルコーチ

ただのサッカー大好き人間です。
女子サッカーを盛り上げて、いつか女子サッカークラブのオーナーになることと、女子サッカー応援番組を持つのが夢です。本気です。

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