
「ただ咲いている」という本質。
こんにちは、ゆかサルです。
今日は素敵な体験をしたので、あなたにシェアしたいと思います。
書き残したいことたくさんありますが、今日はこの話題を、新鮮なうちにお届けします♡
今朝、大事にしていたピンクのバラと白のアリストロメリアの寿命だったので、新しい命を探しにいきました。
たかが花、されど花。
「生花」という存在がどれだけ生活を豊かにしてくれるか。
どれだけ幸せを与えてくれるか。
これが、本来の人間の在り方だな〜と、日々お花を見ながら感じています。
それは心に余裕がある時で、余裕がない時は、目にも止まらない。
だからこそ、余裕を忘れないようにと、飾らせてもらいます。
さらに、私は少しの間、華道を習っていて、生花を飾ることの大切さを先生に教わりました。
サッカー辞めて華道を
— 吉野有香⚽️ゆかサル自粛中🏠 (@yukachin_next) May 2, 2020
少し習っていたんだけど
先生は「お家に生花を飾りなさい」
いつも言ってた。
お花の手入れを毎日すること。
そして、
どれだけ手入れしても
必ず枯れていくお花の姿を見て、
日々何かを感じ取り、学びなさいと。
感性のお話です。
日々是好日。 pic.twitter.com/4B0E9gViUj
日々是好日。
素敵な言葉も、先生からいただいた言葉です。
言葉を知らないって罪だな、と華道、茶道を通して感じることが出来ました。
今でもまだ知らない言葉ばかりですが。。
さて、いつものように、前置きの長いスタートになりましたが、今日の話題に入っていきます。
いつもお花を買うところが決まってたんですが、今日はそこにピンとくるフェイスのお花がなかったんです。
だから今日は諦めようかな〜…って思っていたそんな時でした。
フラッと必要なものを薬局で買い、その帰り道にいつもある、昔からあるようなお花屋さん。
いつもは外から覗くだけでスルーしていた、そんなお花屋さん。
今日も、途中までは同じでした。
中に入るわけでもなく、立ち止まるわけでもなく、「今日もこんな感じか」とでもいうように店を通り過ぎようとしました。
が、
私は、中で咲いている、ひまわりの美しさに惹かれ、
気付いたらお店の入り口に身体を向けていました。
久しぶりに、こんなに花の美しさに惹かれました。
それはそれは美しい、深い黄色。凛とした黄色でした。
中に入り「こんにちは〜…」と恐る恐る、たくさんの花に隠れて、姿の見えない店員さんに話しかけました。(私は新しい店に入るとかがすごく苦手なのでとても勇気が必要!笑)
そして姿を見せたのは、なんと素敵なマダム!!!
にっこりと丁寧に受け答えをしてくださいました。
私は美しい凛としたひまわりと、その横に負けじと咲いていたゴージャスな白いトルコキキョウを選びました。
マダムは「お嬢さん、ちゃんと季節のお花を選んで…お目が高いわね。」と柔らかい言葉で包んでくれました。
「どちらも初夏のお花ね〜」と長さを切り揃え、包んでくださるマダムを見ながら、私は素直に嬉しい気持ちになり、ついついいろんなことを話し始めてしまいます。
「私…少しだけ、生け花をやっていて…先生が“生花をなるべく飾りなさい”っておっしゃってたので、お部屋にいつも飾るようにしてるんです!」と。
そしたらマダムは、こう答えてくれました。
「あなた、良い先生に教わったわね。」と。
さらに続けてこう言うのです。
「華道を極めてる人はたくさんいるわ。
10年以上やって、講師をやっている人も私の周りにはたくさんいるの。
だけどね、華道はただの技術じゃなく、心だから。
あなたは華道で学ぶべき心をもう得てるわ。
だからね、その先生に一生付いて行きなさい。」
と。
なんだろう、さっき会ったばかりなのに、なんか心がすごくあったかくなって、恥ずかしいんだけど涙が溢れちゃって…。笑
先生に対する大きな感謝と、こんな私を認めてくれた、このお花屋さんのマダムに対する感謝と。
ずっとステイホームで、リアルから遠ざかっていたけれど、この心の距離というか「このお花屋さん」というリアルな場所でしか生まれなかった体験。
すごく温かい体験、温かい時間。
心の底から「幸せ」と思えた瞬間でした。
最後に「困ったことあったらいつでもおいで。」と言う言葉をいただき、
お店を出ました。
いつもの帰り道が、全く違う、特別な道に見えたのは、きっと私だけ…♡
・・・・・
家に帰ってきて、花瓶に生けました。
このお花を見るたびに、身が引き締まるだろうし、今日感じた温かい気持ちになるんだろうなと思いながら。
Twitterにも書きましたが白いトルコキキョウの花言葉は「思いやり」。
そしてひまわりの花言葉は「憧れ」。
思いやりのある素敵なマダム、憧れを抱く素晴らしい花道の先生。
お花は飾るだけのものではなく、
お花は感じるもの。感じ取るもの。
ただ咲いているだけなのに、たくさんの意味を持ち、考えるきっかけをくれる。
ただ咲いているだけなのに、与えれば咲き続け、与えなければ枯れてしまう。
「ただ咲いている」という本質。
そこは私たちと何も変わらないね。
はい、今日の私の出来事でした!
長いのに読んでくれてありがとう。
SNSで自分らしい文章が書きたい人はこちらから↓
ゆか
♡
吉野有香 Yoshino Yuka
元なでしこリーガー、サッカー指導者、メンタルコーチ
ただのサッカー大好き人間です。
女子サッカーを盛り上げて、いつか女子サッカークラブのオーナーになることと、女子サッカー応援番組を持つのが夢です。本気です。
いいなと思ったら応援しよう!
