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キャンバス。

小学生の頃の夢は、漫画家でした。
とにかく絵が描きたかった、自分がいました。

人と違う絵が描きたかったし、人と違う視点で物事を見たかった。
人と違う色で色を塗りたかった。

誰かと同じは嫌だった。
誰かと違う、自分でいたかった。

でも、大きくなるにつれて、私の絵は平凡なもので、誰かの真似でしかなくて、人と違うものは見えないし、人と違う色彩は感じられないってことに気がついた。

だからサッカーを選んだのかもしれないとも、最近思う。
私がサッカーを始めた頃はまだ、女の子がサッカーをやるなんて珍しいことだったから。

珍しい、人とは違う自分になりたかった。
子供ながらに、ただの承認欲求だったのかもしれないなと思ってしまう。

さっきふと思ったのは、意外とその夢は叶えられているのかもしれないってこと。

私にしか描けなかったであろう、QUEENSという大きなキャンバスに、いろんな色を、形を詰め込んで、1試合、1試合大事に、作品をみんなで作り上げようとしている。

何かを作り上げたい、という想いは、叶えられているかもしれないなって、思った。小さい頃に思ってたのとは違う形だけど。

絵を描く、歌を歌う、文字に起こす、写真を撮る、自己表現にはいろんなやり方がある。
自分の感性を、世に出すためには、無数のやり方がある。

私の場合は、チームを作っていくことが、自己表現なのかもしれないと、思う。
QUEENSには私の想いが詰まっている。毎日詰めまくっているから。

大きすぎて、気が付かなかったけど、最高に真っさらなキャンバスを、4年前に自分で見つけていたんだと思った。

望んだものは、ちゃんと与えられている。
自分が気付けるかどうかだなって思った。

みんな、私の自己表現を受け取ってくれてる?(^ ^)

あー、人生わかりにくすぎ。笑

ゆかさる

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