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【フランスの婦人科ってどんな所?】カーテンが無い?先生はどんな感じ?
フランスでの婦人科健診。
長くこっちに住んでいると避けられないものですよね。
こちらの婦人科はどんな感じか、私の経験から率直に言うと、、。
ちょっと気恥ずかしい、でも優しさに感動することもある。
(もちろん感じ方は人それぞれだと思いますが◎)
なぜ恥ずかしいかというと、日本の婦人科にはある(らしい)カーテンが無いから。
らしい、というのは、実は私は日本の婦人科を経験せずに渡仏してしまったので、日本の事情がわからなくて。
比較とかできなくてごめんなさい!
でも、私の感じたままの、フランスの婦人科(今まで私が行った5箇所の体験談)ってこういう感じだったよっていうことをお伝えできればなと思っています。
なぜなら、海外での病院って、心細いし、緊張するから。
フランスで婦人科に行きたいけど、どんな感じか分からなくて行くか悩む、、。
という方へ、ちょっとでも安心して勇気を出すお手伝いができたら嬉しいです☺︎
フランスで婦人科に行く理由
正直、渡仏後最初の数年間は、婦人科なんて問題があったら行けばいいくらいに思ってました。
でも甘かった!
25歳のある日、フランスのお国から子宮頚がんの検査をしてねっていうお手紙が届きました。
定期検診が大事なんて、日本にいた頃は知らなかったよ!
(21歳からフランスにいたんだからそりゃそうか)
そして、ピルの処方についても、やっぱり婦人科に行く必要があるってフランスで学ぶんですよね。
失敗も経験して(大事にはならなかったけど)、行き当たりばったりでフランスの婦人科事情を学びました。
失敗談はこちらに軽く載せています⬇︎
一般的に、フランス人女性達は、15〜18歳になったら、お母さんに連れられて婦人科通いを始めるんだとか。
そこで自分の生理について悩みを相談したり、定期的に検査を受けるのだそう。
だから、大体フランス人はみんなマイ婦人科があるという噂でした。(私調べ)
日本でもそんな事が必要なんて聞いたことなかったなあ。
診察室のようす
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専用の足置き付きの診察台があります。
診察室は、問診用の先生のデスクと患者用の椅子、診察台があります。
婦人科のスペシャリストのキャビネには、上の画像のようにちゃんとした足おきが付いた婦人科用の診察台があります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122888158/picture_pc_a23d49b8894c83036562b0071b201eb5.png?width=1200)
が、一般医と兼業の婦人科のキャビネには、上の写真のような普通の平らな診察台のみ。
そして1番大きな違いは、そう自分の腰から下を隠すカーテンが無いこと。
しかも、洋服を置ける場所が診察台からまあまあ遠いことも、、。
そうなると心もとない格好で診察室をうろうろしなきゃいけなくなります。
私は個人的にこれがまあまあ気恥ずかしい。笑
もちろんどの先生も慣れてるから、そんなの全く気にしてないんですけどね。
私みたいに気になる方は、スカートを履いていくのがおすすめです。
そうすると、洋服置き場が遠くてもへっちゃら◎
↑これはフランス語で「婦人科で初めての診察」って調べた時にも買いてあった、フランス人の知恵。
(フランス人でもやっぱりちょっと恥ずかしいんだ!笑)
フランス人の婦人科医ってどんな感じの人柄?
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そして気になるのは婦人科の先生方の人柄とか、診察や検査の進め方ですよね。
私が今まで行ってきた5ヶ所の婦人科での経験では、結構優しい先生が多いイメージです◎
ちなみに私が行ったのは、婦人科のスペシャリスト2軒と、一般医兼婦人科医3軒。
どれも女性のドクターの所に行きました。
特にスペシャリストの先生方2人は、とーっても柔らかな雰囲気。
私の話をちゃんと聞いてくれて、「安心してね、痛くないからね」って言いながらとても気遣いを感じる診察でした。
問診も優しい口調で、安心させてくれる話し方。
私は優しさに感動してちょっと泣きそうになったことも、、。笑
一般医兼婦人科医の3軒はと言うと、そのうち2人は上のスペシャリスト2人と同じでとっても優しい先生。
検査も「痛くないですよ、ちょっと違和感を感じる程度だから緊張しないでねー」って、心遣いを感じる丁寧で優しい診察。
いろいろと細かく説明してくれたり、必要であれば「Gynécologue senior」という婦人科の中でもそれぞれの分野に特化したベテランのドクターを紹介してくれました。
残りの1人はと言うと、私がわからない単語を聞き返すと明らかに嫌そうで急いでいる印象でした。
外国人である私たちにとって、医療用語って普段使わないし、聞き取るの難しいですよね。
だから、それを時間をかけてちゃんと説明してくれるドクターがいいなってその時に思いました。
こればっかりはスペシャリストか一般医かの違いというより、人柄もあると思います。
実際に診察を受けてみないと、その先生が自分に合うかどうかってわからないですよね。
でも、Google Mapで口コミもある程度見れるので、予約前にしっかり確認するのがおすすめです◎
婦人科の診察代はどれくらい?
診察費用は、正直まちまちです!
ドクターがどのSecteurに属しているかによって大きく異なります。
私が行ったドクターのところでお支払いしたのは下記のとおりです⬇︎
私がいつも行くSecteur1(国に決められた診察料で1番安い)の一般医兼婦人科医の所だと、
・ピル処方の診察なら一般診療と同じで約25€。
・婦人科の検査などをする場合は約40€。
私が行ったSecteur 2(ドクターが自分で診察料を設定できてSecteur 1よりちょっと高い)の婦人科スペシャリストだと、
・診察だけで100€越え。
・プラス特別な施術があればそれ以上になることも。
料金はかなりそのドクターで違うので、事前にDoctolibなどで確認してから、予約するのがおすすめです◎
※上記の金額を払った後に、SécuやMutuelleから、一部、もしくは全額の払い戻しがあります。払い戻し率は、ドクターが属するSecteurやお持ちのMutuelleの種類などによります。
フランスの婦人科の予約方法
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さて、婦人科に行くと決めたら、予約を取らねば◎
でもこれが中々スムーズにいかなかったりするのです。
なぜなら、多くの婦人科が初めての患者さんは予約が2〜3ヶ月待ちだったりするから!
2〜3ヶ月は長いよお、、。
しかも、紹介状が無いと初めての患者さんは受け付けないという強気の婦人科医もいらっしゃる、、。
気を取り直して、予約方法見ていきましょう!
予約方法はメジャーなものは2パターン。
①かかりつけ医に紹介してもらう。
一つ目は、まずかかりつけ医の所に行って紹介状を書いてもらう方法。
これのメリットは、二つ。
メリット①
かかりつけ医の紹介状があるとSécuでの払い戻し率が良い。
ただし、Mutuelleがある方は、そちらで払い戻しされるのであまり気にしなくてもいいかも。
私は学生時代はMutuelleはなかったので、Sécuの払い戻し率は結構重視してました。
メリット②
婦人科の中でも特定の分野に特化した専門医を探しやすい。
例えば、元々婦人科系のお悩みがあって、他の婦人科のドクターの元では解決できなかった場合とか、婦人科の中でも専門知識が必要な病気を抱えている方におすすめです。
その一方で、
デメリット①
かかりつけ医の所に行く手間と費用がかかることと。
デメリット②
紹介された婦人科は大体電話で予約を取らなきゃいけないところ。
デメリット③
予約が2〜3ヶ月待ちという所もざらにある。
電話予約って、フランス語に自信がないと緊張しますよね。
私も8年目にして、やっと慣れてきたところ。
そもそも私は電話が苦手なので、それをフランス語でこなすのは中々ストレスです。
というわけで、この手順はどちらかというと、お悩みがある方向けかなという印象。
婦人科の中でもあるお悩みがあって、その分野に特化した有名なドクターの元に行きたい方におすすめの方法です。
②Doctolibで自分で探す
2つ目の方法は、自分でDoctolibで探す方法。
特に心配事が無い方で、定期検診や検査をしたい方には、こちらの方法がおすすめ。
もしくは、ピル処方などの診察やフォローアップ用の診察、急ぎで診てもらいたい時に◎
ピルだと切れる時期とかもあると思うので、比較的自由に自分の希望する日時で予約できるこの方法が向いていると思います。
予約方法は簡単!
Doctolibのアプリかサイトから、「gynécologue(婦人科)」と検索窓にタイプして、希望のエリア、日程などの条件を入れて検索します。
Doctolibのサイトはこちら⬇︎
https://www.doctolib.fr/
ただし、婦人科は新しい患者さんはネット予約では受け入れていない所も結構あるので、根気強く探しましょう!
そして、フランスは結構お医者さんの当たり外れもあるので、予約前にGoogle mapで口コミを確認するとちょっと安心です◎
ちなみに、私のおすすめの予約方法は、婦人科兼一般医をしているドクターを選ぶこと。
そういう先生をかかりつけ医にすると、1箇所で全て済むので楽ですよ!
(パリ在住のベトナム人のお友達から教えてもらったライフハック◎)
ただし、検査とかはほんの少し手間がかかるかも。
ちなみにDoctolibの使い方がわからない方は、@aiko.parisさんのこちらの投稿に完璧にまとめてあるのでぜひ見てみてくださいね⬇︎♡
おわりに
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いかがでしたか?
日本でも婦人科に行くのってちょっと勇気がいるのに、海外ではもっと緊張しますよね!
フランスで婦人科に行きたいけど、なんか怖いし行くか悩む、、。
という方の参考にちょっとでもなると嬉しいです♡
ちなみに、次回の記事でフランスのアラサーの婦人科検査事情をくわしくレポートしています。
どんな検査ができるのか?どこで出来るのか?どんな手順なのか?
気になる方はぜひまた見に来てくださいね☺︎⬇︎
他にも質問などあれば、ぜひInstagam @yukachi_parisのDMにご連絡ください!
私の知っている範囲でよければ喜んでお答えします☺︎
●婦人科で使えるフランス語単語まとめはこちら⬇︎
●ピルを買いたい方は下の記事をご覧ください⬇︎
●フランスのおすすめ生理用品3選(吸水ショーツとナプキン)はこちらから⬇︎
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました♡
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