フランスでのピルの買い方!在仏10年目の徹底解説!種類は?処方箋は?値段は無料!?
Bonjour !
フランスでのピルの買い方徹底解説!
フランスでは結構メジャーなピルの服用。
日本でも少し前からちょっとずつ選択する人が増えてきているようですね!
私のInstagramのフォロワーさんの中には、最近フランス留学、ワーホリ、駐在をはじめました!
という嬉しいコメントやDMをくださる方々がいらっしゃるので♡
(ありがとうございます!うれしい♡)
今回は、女性の暮らしに関わってくるピルの話をしたいと思います☺︎
渡仏してすぐだとピルの購入や、アフターピルの購入など、緊急で必要なのにどうすればいいかわからないことも多いですよね。
特に薬や病院関連って、異国だとハードル高くて勇気がいる、、。
そんな方の一歩を踏み出す勇気を、ほんのちょっぴりお手伝いできたら嬉しいです。
注意事項
私は医療従事者でも、医療の知識があるわけでもありません。
ただ、フランスで8年過ごして経験してきた実体験をレポートしています。
私の実体験が必ずしも読んでくださる皆さんにも起こるとは限りません。
ピルは他のお薬同様、リスク (血栓症など) があります。
実際にピルを服用したい場合は、必ずお医者さんの診察を受け、その指示に従ってください。
フランスでピルはどこで買える?
結論から言うと、フランスでピルを買うには下の順序を踏む必要があります⬇︎
❶まず一般医(Medecin généraliste)または婦人科(Gynécologue)の所で診察を受けて、処方箋を出してもらう。
❷その処方箋を持って薬局に行く。
そう、婦人科だけでなく、一般医 (Médecin généraliste)でもピルは処方してもらえます。
ただし、ピルの知識は婦人科の先生方の方がもちろんあるし、婦人科の健診もちゃんと定期的に受ける必要があるので婦人科の方が便利だし安心。
という経緯があるので、私は断然婦人科のドクターに処方してもらうのがおすすめです。
でも、婦人科に直で行くと高いし、新規患者の予約は電話のみ(フランス語話せないとハードル高い)とか、予約が3ヶ月待ちとかもざらにある。
というわけでフランス暮らし8年目の私からの裏ワザ(?)は、、、
婦人科兼一般医の2足のわらじを履いている先生のところに行くこと!!!
婦人科兼一般医の探し方
そう、そんな兼業の先生が意外とたくさんいるんです◎
私もつい数年前まで知らなかったんですけど、パリ在住のベトナム人の友達が教えてくれました!
探し方は、普通にDoctolibで「Medecin généraliste」で検索して、一人一人のドクターのメニューを見る!
( ↑ここ地道な作業です。ごめんなさい。汗)
そこに「Consultation de gynécologie」って書いてあったら大当たり◎
あとはそのドクターのお名前をGoogleマップで検索して、口コミを見て良さそうなら特大大当たり◎ (なんじゃそりゃ笑)
フランスのお医者さんは、人柄の合う合わないとかもあるかもしれないけど、結構当たり外れが激しめ。
Googleマップで口コミチェックはマストです!
とは言え、異国で良いお医者さんに巡り会うのってやっぱり難しいですよね。
もしパリで婦人科兼一般医の先生をお探しの方は、私の知っている先生でよければ、住所などお送りします。
InstagramのDMにご連絡ください☺︎
@yukachi_paris
ピルを処方してもらいに婦人科でのrdv。何をするの?
異国での病院。
渡仏したばかりだとハードル高いですよね。
私も何度ドクターの診察後に泣きながら帰ったことか、、。
でも大丈夫!小心者の私がなんとかなったんだから誰にでもできる!
rdvで必要なもの
・Carte Vitale (もしくはSecurité Socialeの番号)
・日本で飲んでいたピルの情報 (成分名をフランス語でメモして持っていく)
rdvで何する?
ご安心ください、ピル処方のrdvは大体難しいことは何もしません◎
これは4回フランスではじめましてのお医者さんの所で、ピルを処方してもらった私の経験談。
❶まずは問診。
聞かれることは大体下の項目です⬇︎
自分の病歴
服用している薬
家族の病歴
今までピルを飲んでいたか
ピルを飲む目的(避妊、生理痛、肌荒れetc.)
今までの避妊方法
決まったパートナーがいるか
性病の検査はしたか
子宮頚がん検査は定期的にしているか
乳がんの触診は自分で定期的にしてるか
ちなみに、rdvで使えるフランス語単語まとめはこちらです⬇︎
Doctolibに英語話せるよって書いてあっても挨拶程度しか話せないお医者さんも多々いるので、持っておくと安心ですよ☺︎
❷その後は下の項目を測ります。
血圧
身長、体重、BMI (ドクターによる)
❸最後に席に戻って、処方箋を書いてもらい、薬の飲み方や注意点、今後の方針を聞きます。
今までの私の経験では、大体初めてピルを飲み始める場合や、新しいピルに変更する場合は、3ヶ月後に血液検査になります。
コレステロールが上がってないか、血栓症のリスクが上がってないかを検査されます。
また、子宮頚がん検査を定期的に受けていない時は、「近いうちにまたここに受けに来てね (もしくは他の婦人科かラボに受けに行ってね) 」と言われます。
そしたら、またDoctolibで、「frottis」もしくは「Consultation gynécologue」のメニューを選んで予約しましょう。
ちなみに、子宮頚がん検診や乳がん検査についてはこちらの記事にまとめています。
ぜひ見てみてくださいね☺︎⬇︎
rdvの終わりにもらうもの
診察の最後でもらうのは下記の二つ(もしくは一つ目のみ)です。
薬の処方箋
この処方箋に含まれるものは大体の場合、ピル3ヶ月分、忘れた時用のアフターピル1錠、ピル飲み始め時のまだ避妊効果が聞いていない間に使いなさいっていうコンドームです。これをMutuelle(任意の相互保健)のカードと一緒に薬局に持っていったら、ピル購入完了◎ めでたし、めでたし!3ヶ月後の血液検査に必要な処方箋
これはいっしょにもらったり、もらわなかったり。ドクターによります。もらっておいた方がその後の処方箋の更新がスムーズです。もらった場合は、近所のラボと呼ばれるLaboratoire de Biologie Mécdical(検査機関)に直接行って血液検査をしてもらいます。(もしくは予約する)
ピルの料金
ピルってフランスで買うといくらするのか。
種類にもよりますが、私のピルは無料です!!!
これきっと日本の常識で考えると意味不明ですよね。
なんでタダなんだと。笑
それは、Sécurité sociale(社会保険)とMutuelle(任意の相互保健)でカバーされるから◎
素晴らしい、素晴らしいよフランス!涙
(高い保険料払ってるけど笑)
私が処方してもらっているピルは、正規版だとなぜか無料にならないんですが、ジェネリックだと65%がSécuでカバー、その残りがMutuelleでカバーされます。
よって、薬局でのお支払いはゼロ◎
※種類によっては保険が効かず高額なピルもあります。
これは婦人科でのrdvの際に要確認です。
そして、25歳以下の方に朗報です。
25歳以下は、ピルがMutuelleが無くても無料です!
これはフランス政府の決定によるもの。素敵!
※25歳までの無料のピルについて補足情報⬇︎
フランス政府のサイトによると、25歳まで無料のピルの種類は、今のところ第1世代と第2世代のピルのみ対象だそうです。第3世代と第4世代は対象外です。
25歳まで無理の避妊に関するものリスト : 第1世代または第2世代のピル、避妊インプラント、IUD、モーニングアフターピル、年に1回のピル処方のための医者または助産師のもとでのrdv、ピル処方に必要な血液検査など。
参考までに、フランス政府のサイトも載せておきますね⬇︎
こちらから
おわりに
フランスのピル事情いかがでしたか?
ピルやフランスの病院事情についてもっとくわしく知りたい方は私のInstagramのDMにご連絡ください☺️⇓
@yukachi_paris
フェムテック関連で、海外移住で生理用品もちょっと戸惑うものの一つですよね。
日本の生理用品に慣れてしまうと、フランスの一番一般的なものだと使用感がちょっと、、。
と言うわけで、肌触り、使用感、便利さにうるさい(笑) 私が選んだ、フランスのおすすめ生理用品 BEST 3 をブログにまとめました!
ぜひ合わせてご覧ください♡⇩
生理用品はライフスタイルや人によってかなり好みが分かれると思うんですが、選ぶ時のチョイスの一つとして「こんなのもあるんだー」って思ってもらえたら嬉しいです。
生理中は特に冷えは大敵。
おうちで暖かく過ごすためのフランスのルームウェアおすすめ5選もまとめています。
くわしくはこちらからご覧ください↓
フランスで生理用品ってどこで買えばいいの?生理用品ってフランス語で何て言うの?
という方向けのまとめ記事も作ったので、ぜひ合わせて見ていただけると嬉しいです☻
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました♡