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ふとしたモヤモヤを「かもしれない」で解消する。

こんにちは、まえゆかです。
毎日5分、継続中。

新幹線の旅

今日から、京都へ。
10年ほど前に知り合った友人グループでの京都旅。
現地集合・現地解散、今日の予定は決まってるけど明日の予定は決めてない。
そんな緩やかな旅。

11時に指定のカフェでブランチをするべく、8時台の東海道新幹線で京都へ向かう。

EX予約で事前に2人がけの窓側の席も確保。
新幹線珈琲も買い込んで準備万端。

土曜日の朝なので混んではいるけれど、確実に座れるので気持ちにはゆとりがある。


ちょっとハズレくじ?

東京駅を出発する直前、隣に座る人が現れた。

隣にドカッ座った人から、漂う香り。

これは・・・・・たばこ。

乗る直前まで、吸っていたのかなという匂い。
すえた匂いじゃないだけマシかな。

でも、たばこが大嫌いなので、漂う煙の匂いにしかめっ面してしまう。

いかん、いかん。

新幹線の中は、たばこが吸えないから、愛煙家にとっては死活問題なのでしょう。


プシュッと音がする。

朝8時の新幹線。

ASAHIのスーパードライ。

煙の匂いにビールの匂いもプラスされた。
おまけに音漏れ満載でアニメ見てる。


ちょっと今日は、ハズレくじかなと思ってしまった。

ようやく隣の人が寝てくれて、煙の匂いも消えてきてホッと一安心。

「〜かもしれない」を想像してみる


プンプン!迷惑!

って怒りたくなる時もある。


でも、タバコが嫌いなのは私であってその人はタバコが好きなら仕方ない。
誰かの好きなものを否定する権利は私にはない。

朝の時間にビールを飲んじゃいけないって法律もない。
もしかしたらその人にとっては、今が仕事終わりかもしれない。

どっちの匂いも私は好きじゃないけれど、もしかしたらお隣さんも珈琲の匂いが嫌いかもしれないし、私のつけてる香水の匂いが嫌かもしれないし、革のバッグの匂いが鼻につくと思ってるかもしれない。


言わないからわからないけれど、きっと向こうも悪気はないのだろうと思う。


イヤホンの音漏れは、ツンツンとして「漏れてるので小さくしてもらえますか?」と言えばいいだけのことかもしれない。
本人はきっと、気づいてないから。


マスクと耳栓を、手荷物に入れておいたら、そもそもこんなに気にならなかったかもしれない。

気にする私が、自衛のためにできることはもっとあったはず。

私自身も、周囲に対して何かで迷惑をかけてるかもしれない。
気づいてないけど、配慮できてないかもって考えるようにしてる。

我慢とかじゃなくってね。

別に何も解決はしないんだけど。

私って、そんなに相手のこと非難できるほど完璧な存在?
非難ではない形でコミュニケーションとることはできない?


プンプン!となりそうな時に、ひと呼吸だけ間を開けて、相手の「かもしれない」を想像すると、心が少しだけ穏やかになる。

世の中全体が、なんとなくギスギスしてるような気がするけど、世の中の人そんなに悪い人ばかりでもないって思うようにしていたら、あっという間に京都に着いた。


東京とはまた違った時間を楽しみたい。


そんなことを考えながら、なんで夫と自分の母親に対してだけは「〜かもしれない」って思えなくて「なんでわかってくれないの!?」ってぶつけちゃうんだろうか。
甘えで済まされるうちに、対処法を見つけられたらいいなと思う。


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まえゆか/前田有香
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