六白金星の幸せのコツ

　一所懸命な星である六白金星は、つねに生き甲斐を求めて積極的に生きる。それは、忙しい状態が好きであるという性格にも現れる。この星は手帳の予定がいっぱいになって満足する。ただし、人に動かされることはまったく好まず、自分が納得しなければ不満タラタラで、いい加減な処理ですべてを終え、周囲はおろか関係者全員を敵に回してもやる気を起こさない。気分屋で飽きっぽく、すべてに無責任で向かい、自分の気が向いた遊びには熱心となる。こうしてヤクザやフリーターになりがちで、言うことばかりはいっぱしだが、してもいないことをさも自分が行ったかのように吹聴する。まったくどうしようもない人間も、ときとして出来上がる。
　どうしてそうなるのか、根底には生き甲斐を求めて生きようとする姿が浮かび上がる。つねにより良き人生を求めて生きようとするが、自分の実力が備わっておらず、謙虚に学びを積み上げて人間を開発してこなかったことが原因になっている。六白金星は成人するまでの期間がもっとも貴重である。より現実的に言えば、中学生の時の学びがすべてを決める。それをしっかり意識したい。