新たな味を知ることで、新たな自分に気づく、新たな世界が見えてくる
先日開催したコーヒーの飲み比べの会では、入れる器具も代えながら9種類もの味を試していただいたのですが、はじめて味わうものもあったようで新たな味を知っていただけたようです。
コーヒーと言っても人それぞれ淹れ方も違えば、選ぶものも違う。
最近では、豆を入れるだけでボタンを押せば出てくるという便利なマシンもあれば、お豆をミルで挽くところから自分でやって、時間をかけてドリップするという淹れ方もあるし、手軽に飲めるフィルターがついてマグカップに引っかけてお湯を注ぐだけのドリップタイプや粉にお湯を注ぐだけのインスタントまでさまざま
自分の分だけを入れるのか、家族の分も入れるのかによっても違うし、どんな時に飲むのか、毎日飲むのか、何に合わせて飲むのかによっても選ぶものも変わってくる。
家族がいればみんなそれぞれ好みも違うし、濃いのがお好みの方はエスプレッソで飲んだりするし、牛乳や豆乳を入れて飲む人もいる。
コーヒーだけでもこれだけ違いがありますが、それぞれ他の食材にも違いがたくさんありますよね。
チョコレートもカカオの産地によっても違えば、加工の仕方でも違うものになるし、オリーブオイルだってどこのどんな品種のオリーブなのか、どんな製造工程なのか、パンだって小麦といったって種類や産地も違えば、合わせるお水、塩、酵母によっても違う。
うどんやお蕎麦もそうだし、お塩やお醤油などの調味料もさまざま
お酒だってそう、ワイン、日本酒、ビールとかも品種、産地、原料、製造工程などによっての違いがある。
もうキリがないですよね(笑)。
でも、これらの違いってなかなか冒険できない人が多く、美味しいとか気に入っているものばかり選んでしまう。
みんな失敗したくないからね。
でもさぁ〜、私はこれってすごくもったえないなーと思っちゃうんです。
無限の世界があるのに自分で自ら選んで狭い世界に留まってるってことじゃない?!
もちろんそれが心地よいというのであればいいと思うけど、こっちには無限に広がる世界があるのに何を好んでそこに留まっているのか?
ちょっと食べることから離れたように思われるかもしれないですが、食べることから違う一歩を踏み出してみると自分自身、生きることに関しても違う世界に踏み込むことができるようになるところへと繋がるんですよね。
私が提供する食に関するイベントでは、食べることとからだの声の聞き方とのつながりだったり、思考ぐせ、物事の捉え方、起きることの意味など全てつながりのある、その時集まった方々にとって必要な気づきが得られる時間になるよう、食を通して自分自身、生きることの意識の変え方へと繋がるお話をさせていただいています。
先日、友人とパフェの美味しいお店へ行ったのですが、パフェ苦手なんだよねぇ〜と
モンブランが美味しい季節なので、お店に行くまではモンブランにしようかなぁなんて言ってたのですが、パフェの案内をみて心が動かされたのか、パフェにしてみる!と
そして、パフェを食べながらいろんな話をしていると老眼がすすんできて、食べるものが見えなくなってきちゃったというのです。
なんか違う原因(身体的なことではなく意識的な部分)がある気がするなぁと色々話を聞いていたところ、その原因が見えてきたのです。
あっ、それそれ!それが見えなくなっている原因だねぇ〜
と本人も納得するところへと導きました。
今回は食を通して新たな自分に気づくというお話ですが、いつもとは違うことをしてみる
ことで、視点が変わるので気付けることも増えるんですよね。
日々生活をしている中にも色々機会は与えられているのですが、それを受け取るかスルーするかは自分次第
多くの人が人間関係でも自分にとって安心できるものを選びがちですよね。
お互いのことをわかってる、理解してくれるという考え方が同じような人を無意識に選んでいます。
それが良くないというわけではなく、普段接したことない考えの人と話をしてみることで、今までにはない視点を持つことができるんですよね。
そんな考え方もあるのか〜、そう考えればいいのかー
もちろん、嫌だなぁと感じることもあったりするのですが、それこそがギフトなんですよ!
何が嫌なのか?をみてみるとそれって自分の中にあることだったりするのです。
自分でダメだ、嫌だと思っている部分を持っている人と接するとそこが浮き彫りになるので嫌だと感じるんですね。
その課題と向き合い、自分を受け入れられるようになると不思議と同じ人のはずなのに以前嫌だと振れた針が動かなくなるので、心地よく感じるようになったりするのです。
あれ?こんなことまで今回書く予定ではなかったのに、気づいたらここに繋がってました(笑)。
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