子ども連れて出かけるとか、理解してもらうとかその辺の話
こんにちは、アッシャー症候群のyukaです。病気のこともそれ以外のことも。わたしらしく暮らす日々をnoteに残しています。
うちは割と子どもを連れて家族でいろんなところに行くほうだと思いますが
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ワンオペの日も結構出かけます。(行き先とかオススメまた記事にするつもりなのでお楽しみに〜!)
で、そういうのを見聞きしている近しい人たちに褒めていただくことがあるんですよね。
「子連れでいろんなとこ行っていろんなこと体験させてあげて偉いね!」みたいな。
もちろん嬉しいんですけど、半分くらいは気恥ずかしい。
なんでかっていうと、わたしが子連れでいろんなとこ出かける理由の1つは、家で一緒に遊ぶのが下手くそだからなんです。下手っていうか、そんなに好きじゃない。
そうなるとついついTVやタブレットとか許してしまいがちで、でもそれにも罪悪感があるんですよね。
じゃあ出かけとこ、家にいるよりお金ちょっとかかるけどいろんな体験させとこ!って思ってる節があるんで、その部分でちょっと気恥ずかしいわけです。
ただ、それも一部分なのは事実。
じゃあ残りの部分は何考えてやってるのかっていうと、もちろん子どもへの教育とか経験値的な意味が大部分です。それはきっとどんなお母さんも程度の差はあれ同じように思っているんじゃないでしょうか。
そしてもう一つ、わたしが強く思っていることがあって、それはできなくなったときに後悔したくないからということ。
できなくなったときって何か?っていうと多くの家庭で起こることとしては子どもが成長して親と出かけなくなることかな。反抗期で恥ずかしいとか、部活で忙しいとか、友だちや彼氏彼女と出かけたい
とか。
で、アッシャー症候群のわたしは更にこう思うわけです。
子どもの成長が来る前に、同じものを見て同じように体験して感想を言い合えるっていうのが終わる可能性がある!
成長とともに同じものを同じタイミングで見ることがなくなるかもしれない、それはちょっと切ないけど喜ばしいことでもあります。
でもさ、それよりも前にわたしがもっともっと見えなくなったら?同じタイミングでも同じものを見ることは叶わないかもしれない。
病気や事故、天災など予想外の出来事で子どもの成長を待つよりも前に今していることができなくなる可能性は残念ながら誰にでもあるんですよね。
だけど普通にしていたらそこまでそういうことを日々意識しながら過ごすことはなかなかないんじゃないかなぁ。わたしもそうだったしね。
わたしは病気でよかったって思ったことは今のところほぼないけど、こうやって今できることを大事に思うとか、今やりたいことは後回しにしない、というのは病気から得ている貴重な感覚だと思っています。
人間て欲深いものだから、例えば子どもの成長を見守る時、小学校の入学式が見られた、はいじゃあ満足もう見えなくなってもいいわーとは思えないわけで。
入学式が見られた、となれば次は卒業式が見たいなと思うし、それを繰り返して成人するところが見られた、よし終わりとも絶対ならないと思うんですよね。
だからいつ見えなくなっても残念な気持ちは必ずある。
でもその時に、過去のことまで残念に思うことはしたくない。
これから先のアレとかコレを見られないのは残念だしショックだけど、少なくともここまではいろんな姿をちゃんと見てこられたな、と思いたい。
病気が分かってから、そういう気持ちが心の根っこに生えたんですよね。
でもまぁあれですよ?そんな毎回悲壮な決意丸出しでよし動物園行こう!とかいつできなくなるかわからないからうどん作ろう(今度記事にします)!とかやってるわけではないですからね笑
ただ、後回しはしないようにしようっていうのは心に刻んでいるかも。
ところでそんなわたしとあちこち出かけている子どもの側はわたしの病気をどう捉えてるのか?は実際のところまだまだ未知数。
お母さんは暗いところで見えないというのはもう自然に染み付いていて、手をつないでくれたりこの階段だよと言ってくれたりします。(これについて、絶対強制してはいけないと思っているのですがその辺の話はまた別のときに。)
でも、白杖を持っている方と自分の母親は結びついていないっぽい。そりゃー今わたし白杖持ってないし、視力あるし、大人でも結びつけるほうが難しいかも笑。
小学生になったしだんだんと説明はしていきたいと思っているのですがそんな時に見つけた絵本がとてもよかった!
子どももわたしも大好きなヨシタケシンスケさんの絵本です。
目が2つある普通の人間は、目が3つある宇宙人の住む星に行ったらどうなるか?
えー2つしか目がないの?!かわいそう!!と同情されたりして普通じゃない存在になったりする。
自分と違う存在は異質なもので、似ている存在は一緒にいると安心できる。
人間どうしでその違いを描いているわけじゃないところが子どもに伝わりやすくて秀逸だと思います。
子どもだけじゃなくて大人にも本気でオススメです。よかったら読んでみてください。
というわけで。
子どもとの暮らし方的な面から思っていることなんかを書いてみました。
もうすぐ冬休み入り!
7歳も半年以上過ぎて、連れて出かけるというより一緒に出かけている感覚になってきたので長期休みも前ほど大変じゃなくて、暑くてできることが限られる上に長い夏休みはともかく笑、冬休みや春休みはこちらもちょっと楽しみにしてたりします。
そして今日はクリスマスイブですね。
1年頑張った子どもにとってもお仕事や子育て頑張った大人にとってもよいクリスマスでありますように!
また次の記事でお会いしましょう〜♫