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マーケティングをしないとこうなります【個人作家向け】行動経済学


こんにちは。

今日は少し粗探しみたいな内容になっていますが、こうならないでほしいので筆を取ることにしました。

以前、

「あなたのマーケティングしている姿が良かったから作品を買いました」

と、NFTアートを2023年に合計0.1ETHほど払ってたくさん作品を買ってくれた方がいました。
(当時でも2万円超えていると思います)

こういう絵も楽しかったです

「え、作品の良さじゃないの!?」

と思いましたが、今ならこの方の気持ちがわからないでもありません。 

なのでその気持ちも含めて今日はマーケティングNG例を挙げようと思います。

海外の方ですがNFT時代から仲間の話。

ちなみに私は彼女のNFTも原画も購入しています。

こんなことを書いていますが、尊敬しています。

ただ…いくらなんでもこれはダメだろうと思いました。

アーティスト…いや「個人作家」と名乗るも、絵以外なんにも勉強しないで描くだけ描いて適当に値段をつけること。

(肩書きに「デザイン学士=芸術系大学卒の意味」と記載していた時期もあり)

…物を売るなら戦略的にやっていかないと、売れなくなったときに絶望的になります。

精神がすさむ。

そしてインスタのリールには投げやりで雑な絵の投稿が続く…

彼女はインスタのフォロワー数7万人弱のインフルエンサーです。

でもどうやら作品は思うように売れていないみたい。

現在ショップは一時閉店。

そしていよいよXで「今行き詰まっている」との投稿を見つけて、やっぱりなと答え合わせができたのですが…

webショップのラインナップ見て最初に思ったのは、

「そりゃそうでしょ」

理由は簡潔で、マーケティングをしていないからです。

全てが滞っている。

「インスタのフォロワー数が多いから売れるとは限らない」と言われているのが、まんまと当てはまる例です。

3ヶ月前に私は彼女に日本円にして9,800円程で絵のオーダーをしました。

某世界最大ハンドメイドサイトなのと、すでに商品が値下げ(パーセント)されていたので、もとは1万円を超えていたかもしれません。

彼女の商売の過去のことは知りませんが、その時はそれで良かったんです。

しかし次の作品はエンジン全開で48,000円。

シリーズもので連続4点出品。

2、3日前に出た作品はいよいよ54,000円。

額装なし、しかも額装のサンプルは全て画像はめ込み式CG。

…あなたならファンになったとしても、それを続けて買いますか?

紙のサイズが少し大きくなったそうですが、余白部分がすごく大きい。

白い部分(余白)が多いと値段が上げづらいというのを耳にしたことがあるんですが、それは買う側の心理を考えても納得はいきます。

もともと絵のすごく上手い方だし、筆のタッチを大切にする方なのでセンスかもしれないけど、最近はとても雑に見える。

そして基本的に正面の顔しか描かない方なんだけど、なにがきっかけか手を描いた作品が登場した。

しかし理屈抜きに描き込んでいるため、人物画としてチグハグになっている

(理屈とは、手は顔の表情と連動しているということ)

うまいとは言えないけど

私もまだ売れっ子画家とまではいきませんから、うまく説明はできないけど…高価格帯の作品(フルで絵の具)はいろんなアーティストの作品を調べ尽くして、できるだけ全面を塗り潰すようにしています。

今回のケースはただそれだけのことをすっ飛ばしてるだけなんです。

今回のケースで私が思ったNG行動
☑️1個売れたから次は5倍近くまで値段を跳ね上げる
☑️簡単に値下げをする
☑️相場がある世界でそれに従わない
☑️余白を多くするとハンディになる
☑️顔と連動させない手の動きがある
☑️意見の発信をしていない

意外と最後の、意見の発信も大事だと思います。
もはやXよりもメタでインスタとスレッズがアート界隈では盛り上がっていますが、どちらにせよ個人レベルだとライフスタイルは見せた方がいいと思います。
角が立たないならエゴの発信もいいでしょう。

(スタバなうじゃないですよ)

海外のアーティスト仲間が数人いるので彼女たちのSNS発信は大いに参考にさせてもらってて、はっきり言って日本人とは比べ物にならないです。

自分に酔ってる人が多くて、顔写真もバンバン出す。 

モーニングルーティンとかすごくいいですよ。

「ああ、この空間から作品が生まれるんだ…!」なんて想像できるととても深みが出ます。

しっかり世界観がわかるので、ブランディングがうまいんです。

このブランディングは絶対真似るべき。

「顔、見たくなかったなー」

と言われたら、私ならゴメンナサイといって合わなかったと割り切るかな…

できるならマーケティングとブランディングが両方できたら理想的ですね。

…いくらマーケティングしても作品が売れないことは多々あります。

でも、マーケティングをする姿勢は常に改善点を見つけようとする前向きな姿勢なので、私は必要不可欠だと思っています。

それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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