【foundation販売実績あり】NFT個人クリエイター向けマーケティング17のTips
こんにちは、神戸ポップです。
私は2022年2月からNFTクリエイター活動をスタートしました。
プロジェクトではなく個人で一枚絵を制作しています。
今月で丸1年…。
それは楽しいだけではなく厳しい試練の道でした。
今回はそんな、経験したこと体感したことを、教材にしてお伝えしていきます。
はじめに
この記事は個人クリエイターさん向けです。
(とくに一枚絵系)
「描くの大変だったのにこの値段!?」
「Twitterが難しいよ!」
「2023年をどう過ごすべき?」
そんなギモンに実体験をもとにしてお答え。
本記事では技術ではなくマインドを中心にお話していきます。
マインドがあってこそ画力も上がりますからね。
なお私の販売履歴はホームページでいつでも確認していただけます。
迷い線だらけのちびキャラからスタートした私でもここまでやってこれましたので、ぜひ神戸ポップマインドを持ち帰ってください。
✳︎
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▶︎NFTサイトリンク集
▶︎2022年〜現在のNFT販売実績
NFTクリエイターとは
デジタルデータ(NFTアート)の販売が主な仕事です。
なかには作品の購入もする"兼コレクター"もいます。
どちらかというと私は後者です。
NFT作品は売るだけではなく「売られていく」もの
NFTアートは転売することが醍醐味です。
ですから、自分の作品が売られていくことに抵抗のない創作作家さんに向いています。
作品は圧倒的に静止画が多いですが、サイトが対応していれば動画(GIF,mp4)も売ることができます。
そして販売には宣伝活動と交流のためSNSの運用が必須になります。
日本人は識字率が高いのでTwitterが向いているとされています。
NFTと生活
「NFTで食べていきたい」という夢を持って参入するクリエイターは少なくありません。
ですが収益は給与でも報酬でもないですし、イーサリアムの変動もあります。
したがって、NFTの収益だけで生活していくのは今のところ簡単ではないと言えましょう。
ですが、我々クリエイターが生み出す作品は全てが資産。
しかもNFT界は主観の入った絵を売ることができるパラダイスなのです。
リターンは大いに期待できると言っても過言ではないですね。
この記事を読むのに向いているクリエイターさん
私の実績はぶっちゃけますと、2022年2月〜2023年1月でイーサリアムは0.81ETH、円は16000円でした。
この実績を目標にしたいと思えるクリエイターさんは、本記事のご購入に向いていると思います。
いっぽうこれ以上の実績のある人は向いていないかもしれません。
NFTで作品を売るために教える17のTips
本記事は箇条書き形式になっています。
気になるところから読んでいただいて構いません。
あくまで私の考えなので、それを読んであなたはどうかを考えてみて下さい。
新たな発見があったらぜひTwitterで発信をして下さると嬉しいです。
フォロワーが1万人になるまではTwitterのDMもお返事できるかと思います。
1.マーケティングってどうやるの?
マーケティングって何なんでしょうね、一体…。
これまで手探りでやってきましたが、いまだに何なのかわかりません。
私は初期にポンポンとPFP(アイコン)を0.05ETHで売っていました。
(2022年4月ごろは1ETH=42万円前後)
それはリスト後1分だったり、リスト6時間前にオファーが入ったり…。
2週間ほどで3点売りました。
ところが初夏からパタリと動きが止まってしまったのです。
それ以降は、ストレスがたまってどんどんネガティブになるばかり。
いよいよ秋頃に痺れを切らしまして、手当たり次第リサーチをするようになったのです。
辞めるという選択肢はありませんでしたからね。
それからは、国内外問わずさまざまなクリエイターの作品を買ったものです。
儲けたお金はマーケティングにほぼ全て費やしました。
「クリエイターも作品を買うことで売る側の気持ちがわかるよ」と聞きませんか?
ですが私としては、作品を買うならその次のステップを目的としてほしい。
売れっ子クリエイターがどうやって売っているのかをチェックしてほしいのです。
OpenSeaならアクティビティに答えがたくさん詰まっています。
コレクションの最初の作品がいくらでリストされていたか、価格の変動を見るなど、学ぶところだらけです。
そして作品の購入にはさらなる恩恵があるのです。
作品を買ってもらった時にはどんな気持ちになりますか?
…すごく嬉しいですよね。
それは万国共通なんです。
作品の購入は人間関係の構築にもつながって、自然とTwitterのフォロワーも増えますよ。
困っている時こそ負担のない範囲で作品を買ってみてはどうですか?
仲間の商品を買うというのは、古今東西、商(あきな)いの一つです。
2.ジェネに負けているから売れないんだ
2022年秋頃から薄利多売スタイルが流行しています。
プロジェクト(以下PJ)だけでなく個人でもジェネラティブができるようになったので、その影響もあるでしょう。
どうしても敵視してしまいがちですが、ジェネラティブは興奮度が高くなるようにできているのです。
そしてPJには社会性があります。
基盤の整ったDiscord(ディスコード)などクローズドな居場所があるので、孤独が薄れるという最大の恩恵があるのです。
一日中Discordに入り浸っている人がいるのは、それを満たせるからかもしれません。
(私もいくつか足を突っ込ませてもらっています)
したがって、コアなファンを除いた一般コレクターには、一枚絵を買うことへの関心が薄まっているのかもしれませんね。
ですが一枚絵クリエイターも負けないで生き残っていきましょう。
一枚絵ができることは、ホルダーさんを「エモくさせる」ことです。
加えてブランド力をつけるのも努力次第でできるはず。
インフルエンサーというのは努力でなるものだ、とインフルエンサーから教えられてきましたから。
すなわち知名度の向上は必須。
Twitterのフォロワー数も増やしていくことは必要不可欠なのです。
3.ホルダーさんが離れていった!
ビジネスにはフェーズがあります。
もちろん最初は応援されるポジションにいるので、少なからず慈悲の気持ちで作品を買ってくれるコレクターもいることでしょう。
しかしながら実績ができていけば、いつしかそのフェーズからは抜けていきます。
つまり初心者マークが外れるということですね。
作品を「買ってあげよう」から「欲しい」と思われるようになると、自然と応援の意識は離れていきます。
なので、過去のホルダーさんと疎遠になっても深く考えなくて大丈夫ですよ。
ですがここからがしんどい時期。
脱落するクリエイターが多いのがこのフェーズです。
個人的見解ですが、売れっ子になれない限りこの苦しさは延々と続くと思います。
(売れっ子には「現状維持」というさらなる苦しみもありますが)
この苦しさは痛いほどわかります。
なぜなら私もずっと感じているからです。
でも作品を売る苦しみは、成長意欲があるクリエイターにはつきものではないでしょうか。
この課題を解決してくれるのが、先述のマーケティングとTwitter運用。
メンタル保全のためにも作品がポンポン売れるよう、早めに知名度の上昇と、コアなファン作りをしておきましょう。
作品自体に問題があるということはそんなにないので、落ち込まないように。
4.値段が労力と釣り合わなくてツラい!
これはどのビジネスでも起こる辛さの一つですね。
私は、購入者から見た価格の構成要素をこうではないかと分析しています。
①知名度
②実績
③エモさ
④画力
⑤労力
おのおのの占める割合はこうじゃないでしょうか。
①~④>⑤
労力はほぼ反映されません。
つまり、ブランド力が付くまで労力を優先できないのです。
少し悲しいですよね…。
でもこれがビジネスなのだと思います。
これの納得いかない理由。
「>」を邪魔しているのはプライドではないでしょうか。
(「私の作品をこんなに安くで売るなんてできない」など)
ではどうするか…。
乱暴に聞こえるかもしれませんが、プライドは壊してしまいましょう。
安心して下さい、自分は壊れませんから。
むしろそのほうが楽なんです。
プライドを壊すと成長意欲のみがクリーンに残るので、かえって実力を伸ばしやすいのです。
でも間違わないでくださいね。
プライドはマーケティングに対してのプライドです。
作品にはしっかり自信を持って、世に出して下さい。
余談ですが、①〜④は入れ替わります。ただ、有名になると①②(とくにネームバリュー)だけが先走る可能性もあります。
それはそれで少し寂しいですよね…。
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値段をつける時の参考動画
▼松竹梅を知っておくとためになります
▼松竹梅以外の価格設定で回っている市場って確かにありますね
▼これを見て松竹梅の価格を決めたら、実際にfoundationの作品が売れました
5.個性的な作画って?
この話に関しては私の主観ですが、リアルをいかにオリジナルに落とし込むかがミソだと思っています。
(頭身高めのキャラクター)
制作において写真のトレスをすることはありませんか?
トレスは風景画がメインかもしれませんが、人物の写真を模写することはあるかと思います。
その線画や色を自分の好きなように変えると個性が出てくるはず。
トレスですから、パースやデッサンの狂いは少ないでしょう。
逆をいうとその絵にデッサン力があるとは言い難い。
ですが、制作においてルールなんてないので、反則ではありません。
2020年代の昨今は、インターネットの発達で情報収集が容易です。
私はよくPinterest(ピンタレスト)を使用しますよ。
NFTでもとくに、緻密な一枚絵を描く場合は、利用できる道具は大いに使っていいと思っています。
今じゃ文明の利器。
現代の画材を自由に使って、個性のある魅力的な作品を作りましょう。
6.Twitterのアルゴリズムに振り回されて不便!
2022年にイーロン・マスク氏がTwitter社CEOに就任しました。
彼の、型にとらわれないさまざまなシステム改変。
ユーザーがそれに振り回されて困ったのは、まだ記憶に新しいですね。
特にインプレッション数(以下imp数)開示問題ですが、これには訳があったそうです。
imp数といいね数が実際のところ比例してなかったから、それならオープンにしてしまえ、ということだったとか。
imp数といいね数の関係は必ず釣り合ってはいないそうで、私もそれは感じています。
あまり深く気にせず、次の投稿に意識を注ぐのがマストかと。
あと、「(投稿を)読んではいるけどいいねをしていないだけ」と言うケースもかなり多いそうです。
そこには潜在の未来のホルダーがいるかもしれないので、諦めずに発信を続けましょう。
ちなみに URL付きのツイートが劣勢になった理由は、ユーザーを外部に流出させないためだそうです。
URLはリプ欄に添付するなど工夫しましょう。
7.拡散はとにかく引用ツイートすればいいの!?
先述のimp数も重要なのですが、人海戦術も使って下さい。
ツイートの拡散はインフルエンサーにしてもらうのがベスト。
なぜならインフルエンサーの拡散(リツイート)は、インフルエンサーのお墨付きだからです。
権威はどんどん使っていきましょう。
いつの時代も人間関係の構築は重要。
インフルエンサーには積極的に絡んでいって下さい。
そしてインフルエンサーと接することには次のメリットもあります。
流行は常にインフルエンサーが作っているので、情報をいち早くキャッチできるのです。
補足で少し脱線しますが、日本のNFTはいまもイケハヤさんが先導していると思っています。
彼をはじめ、PJのファウンダーの発信は、たまにでもいいのでチェックしておくことをおすすめします(特にVoicy)。
PJの作品はアーティスティックな個人の一枚絵とは少し異なりますが、彼らファウンダーから入ってくる情報は、業界を見渡すためのメガネとなりえますよ。
8.2023年は売れなくてもひとまず安心だよね?
イケハヤさんは、コレクターが本格的に参入するのを2024年だと予想しているそうです。
(ちなみにマック出身で有名な講演家の鴨頭さんは2023年と予想)
「だから、今年売れなくても落ち込むことはない!」
…あなたはそんなこと、考えてませんよね?
もし安心しているなら、今すぐお尻に火をつけて焦りましょうね!(笑)
この2023年のうちにしっかり実力をつけておかないと、本番で負けてしまいますよ。
ここ半年くらいで、体感ではありますが"黒船クリエイター"が一気に増えました。
いつの時代もそうですが、古参の経験は教科書になっていきます。
成功も失敗もです。
私もスタートした時は、2022年1月までの情報を漁(あさ)れるだけ漁っていたもの。
今この記事を読んで下さっているあなたの活動も、リアルタイムで未来の黒船たちが読む教科書の中身になっています。
とはいえ新参クリエイターたちが黒船だからこそ、我々も学ばせてもらうことがたくさんあります。
流行りを掴んでいますし、マーケティングがうまいので、全てパクっちゃいましょう。
2023年は本番(来年)までのモラトリアム(猶予期間)です。
来年は最低、ライバルと肩を並べられるようになりましょう!
(一歩前にいられるくらいで…!)
9.複数ミントってやるべき?
「独コン(独自コントラクト)」と言うやつです。
私が利用しているのはmanifold(マニフォールド)ですが、これはおすすめ!
システム上の説明はカットしますが、イベント性があって良いですね。
私はgiveaway(ギブアウェイ)の代用といった感覚でやっています。
前回は年賀状&年賀状用として、2022年の年末〜2023年年始に利用しました。
50枚用意して5枚ミント。
0枚でなくてよかったなという感覚で、すごい人は何百枚とミントされます。
1枚0.01ETHだと100枚ミントされただけで1ETHになっちゃいますね。
びっくり!
もしやる場合、おすすめは〜0.01ETです。
日本のインフルエンサーがそれを言っていたのですが、大いに納得。
ガス代が上乗せになりますから、0.01ETHだと心理的に高く感じてしまうのです。
ちなみに私は前回1枚0.0023ETHにしました。
2023を文字って(もじって)縁起のいい数字に。
そんなセンスを活かすこともできますので、たまにやってみると楽しいものです。
作品を高クオリティにして、その労力を分配する感覚でやると、心理的負担も少なくていいですよ。
記事冒頭の薄利多売を楽チンにできますから。
ですが、ここで強調して言いたいことがあります。
無料は避けましょう。
作品の価値は、対価としてお金をいただくべき。
0円の作品価値は0円です。
お金をもらうということは責任を持つということ。
お金はしっかりもらっておくほうが、のちの成長にもつながります。
自分の作品が高級ブランド品になるまでは、コレクターの費用対効果重視で実績を積むほかありません。
つまりコスパの良い作品が売れるのです。
なので合理的にやっていきましょう。
10.フォロワーを増やすにはgiveaway?買います枠?
質問です。
質の良いフォロワーが集まるのはどちらでしょう?
① Givaway
集まる人:コレクター
威力:弱〜中
落選者のダメージ:中
効果:知名度、未来のホルダーが現れる
②買います枠
集まる人:クリエイター
威力:中~大
落選者のダメージ:大
効果:知名度が上がる、感謝される
②「買います枠」は、持ち込み宣伝をして回らないといけないレベルのクリエイターが集まります。
そして、こういった経験はありませんか?
懇切丁寧に宣伝したにもかかわらず、自分の作品を買ってもらえなかったあのガッカリ感。
「なんで選ばれなかったんだろう」と落ち込んでしまい、今後そのクリエイターとはあまり関わりたくないと思ってしまったり…。
「買います枠」は、落選したクリエイターからネガティブイメージを持たれてしまう可能性があります。
対して①giveawayはどうでしょう。
落選した人の心境は色々で、「忖度したんだろうな」とかのネガティブはあっても、優しい人なら「次のホルダーが見つかるといいね」などと、ダメージは少なめです。
どちらが正しいなどはありません。
ですがフォロワーを増やすためにどんなフォロワーが欲しいか(=フォロワーの質)を考えるのは最優先事項。
私はギブアウェイで3人も将来のホルダーになってくれた人がいます。
試食販売と同じで、自分の商品を少し切ってタダで配るのは商売の一環なのです。
(ただしやりすぎないこと!)
11.【重要】なんでプラットフォームで個性が違うの?
それはざっくり言って、ユーザー(コレクター)のお金に対する価値観の違いです。
暗号資産家やネットビジネス用のアイコン(=アバター)として使いたい人は、作品のブランド力を優先します。
したがって、少々高くても手を伸ばせるんです。
人気プロジェクトや人気クリエイターの作品だと、「◯◯のホルダーです」と権威が持てる。
つまり大半は承認欲求を満たせる作品に需要が高まるのです。
(もちろん鑑賞が好きで購入する方もいます)
また、資産家と労働者ではお金に関する感覚が違います。
投資というのは生活に余裕のある人が行うもの。
(例えば素人が生活費を株に投資したら、下落した時に人生が終わった感覚に陥りますよね)
基本的に資産家は、資産で資産を買い、自分の資産を大きくしていきます。
だからNFTを買うのに余裕があるのです。
対して労働者の中には、もしかすると生活費を節約してNFTを買っている人もいるかもしれません。
なかには予算に余裕がある人もいるかもしれませんが、資産をあまり持っていないようであれば、資産家に比べると予算は少ないと予想できます。
したがって、そういったプラットフォームは市場が伸びにくくなってしまうのです。
未来像が見えていないと投資ができないのは、マネタイズの苦手な日本人でも容易に想像できるはず。
イーサリアム自体が下落しているでどのプラットフォームも伸び悩んでいるように、お金儲けのためには通貨に夢がないと投資はできないのです。
12.私のかわいい絵が売れない!
かわいい女の子イラストはもう飽和状態です。
実際に海外の作品を購入して知ったことですが、海外のクリエイターはじゃんじゃん「かわいい」女の子作品を描いています。
そしてバンバン売っています。
描き手は圧倒的にタイのクリエイターが多く、次いで韓国のクリエイターが多いといったところでしょうか。
両者ともにクオリティが高く、特に韓国人クリエイターはデッサン力が高いというのがイラストレーションの世界で有名です。
これは私の話ですが、「美少女戦士セーラームーン」はじめ、我々日本のサブカルチャーのオマージュには感謝の念しかありません。
コレクターが「どこの国のクリエイターが描いたかわいい女の子」を選ぶかにもよりますが、私自身ネイティブ(日本人)として「かわいい女の子」を描いていては、もはや差別化ができないと思いました。
これこそ私がfoundationで作品を販売した理由です。
もっと知られていないクールな日本を。
私の中でエモーショナルなのは、やはり1990年代に違いはありません。
ですが平成文化の象徴はアニメ漫画だけでもないのです。
例えば…
・ビジュアル系ロックバンド(数が多すぎるのでXJAPAN他は割愛)
・知的な男性プロデューサーが女性に曲を提供していく(小室哲哉)
・ミニスカのナースがピンヒールでガラスを破る(椎名林檎)
・女子高生が武器を持つ(セーラ服と機関銃、スケバン刑事※少し前)
・トレンディドラマ
・デコトラ(東京パラリンピックで一躍有名に)
・ヤンキー
・レディース総長
・メンヘラ
表現材料はまだまだたくさんあります。
みんなから一歩ズラして歩んでゆくのが、生き残り戦法になるのではないかと思っています。
13.アートなのにマーケティングがいるの!?
アートなのに、ではないです。
業界によってマーケティングの必要度合いは異なりますが、そもそもマーケティング抜きにモノは売れないのです。
昔は画家には画商という職業の人がついていました。
中世にネットなどなかったですから、画商はものすごく高いマーケティング能力を持っていたと思われます。
これは現代アートも一緒ですし、かねてから世の中には開花せず終わっていく芸術家は圧倒的に多かったことでしょう。
ですが私たちはネット、しかもSNSを使ってビジネスができます。
マーケティングはググって勉強すればある程度は学べるはず。
もちろん人によって得手不得手はありますが、作品を売りたいならマーケティングをしていくしかないのです。
ちなみに余談ですが、ピカソは商才のある画家だったと聞きます。
作品ができてはサロンにお客さんを呼んで披露していたとか。
対してゴッホはそれができなかったため、没後に有名になったのですね。
(有名になったことすら稀な話だとは思いますが…)
私たちはネット上にサロンがありますしお客さんも呼べますので、生きているうちに作品を売っていきましょう。
14.学ぶはの同業者から?
「学ぶは真似るから」とよく言いますが、本当にそうなんです。
できれば一歩先を行く先輩から習うのが理想的。
絵に関してもマーケティングに関しても一番吸収しやすいです。
たくさん観察して盗んでくださいね。
なおインフルエンサーレベルになると皆共通して、他人(特に後輩)の作品を積極的に買っています。
そうすると後輩は実績が増えるし、コレクションに権威もつく。
育成のマインドも伝わる。
(…と言う承認がインフルエンサーも得られる)
NFTの世界って、意外と泥臭いんですよ。
15.宣伝文句がおこがましくて…
「もしよかったら私のコレクションをご覧ください!」
これ、今からやめましょう。
「もしよかったら~」は「ぜひ」に。
「~したいと思います」は「します」と言い切る癖をつけて下さい。
コレクターは大量の作品を見て漁るので、謙虚なメッセージだと埋もれてしまうんです。
日常会話で「ささやかだけど、もしよかったらお土産もらってくれる?」というのはもちろんいいでしょう。
ですが、ピラニアたちが生息する競争社会の中でこれをやると、食われてしまうのです。
次に、これもです。
海外へアプローチをするときは、日本特有の謙遜をしないように注意しましょう。
あるあるで、「I’m sorry」を言ったら負けです。
スペースに参加する際は、必要なとき以外言わないように気をつけましょう。
16.炎上を見たら気になってしまう
個人に対する攻撃的な発信を見たらできるだけ離れましょう。
火元へ近づけば近づくほど、理性で抑えようとしても脳の興奮は止められなくなってしまいます。
絡むとどんどんエスカレートしてしまい、気づかない間にTwitterへのリテラシーの低い印象を与えてしまいかねません。
一番残念なケースは、自分が炎上に絡んでいる姿を未来のホルダーが見ていることです。
それでも現場を見てしまったがために刺激を受けて、なにかを発信したくなる気持ちもわかります。
その場合は一呼吸置いて、オピニオン(意見)として発信してみてはどうでしょうか。
炎上サークルの中心から離れて、自分のフィールドで考えを発信するくらいにとどめておくのがベターです。
炎は必ず鎮火しますし、Twitter(ネット)には「炎上屋」という人たちが一定数いるもの。
無駄なものに絡むことで逆に自分が巻き込まれてしまうと、元も子もありません。
NFTはTwitterと共にあるので、節度のある交流をするようにしましょう。
▼良書です
17.NFTの実績がたまってきた!
NFTの実績は副業として、コンテンツ販売に希少価値が見出せます。
あなたの経験と実績を、ブログやYouTubeでシェアして二次的にマネタイズすることもできるんですよ。
私の場合はこうして有料公開のnoteにしたり、メンターとしてセッションして対人援助をしています。
経験をアウトプットすることでお金にできるなんて、一石二鳥じゃないですか?
それもあるので、売上は随一記録を残していきましょう。
私はもともとイラストレーターとしての実績を載せていくサイトを持っていました。
NFTの開始前から運良くWordPressを保有していたので、そのまま使っています。
WordPressは非常に便利で評価もされますが、今から開設するのは少し面倒ですよね。
素人でもサイトの立ち上げができるハウツー本も出ていますが、時間がないなら出来上がっているサイトを借りる方が楽でしょう。
ただしサイトを借りる時はこれだけは気をつけて下さい。
ある程度利用実績のあるサイトを選ばないと、突然サイト自体が消えることがあります。
つまりサイト側の廃業です。
そこでnote。
noteはクリエイティブ系Twitterユーザーと相性がいいので、アカウントを取得しておくのをおすすめします。
ただしポートフォリオ機能はないので、いかに工夫して作品を載せていくかが課題。
しかしそれは、言い換えればセンスの出しどころでもあるので、ぜひ活用してみて下さい。
あなたの実績がわかるサイトは、未来のホルダーさんが見てくれるかもしれませんよ。
(確定申告にも役立ちます)
ちなみに必要なのは…
・売れた日※
・作品名
・画像
・価格
・時価※
・URL
※これは公にしなくてOK
余裕があれば、Excelやスプレッドシートにこの情報をこまめに打ち込んでいくと、後々楽です。
▼素人でもこの本を読みながらならWordPressを立ち上げられます。ブログをやるならこれ一択。
余談ですが、コレクターの中には"note重視派"(文章が読みたい人)がいます。
余裕がある時にコレクションや作品のコンセプトや想いを綴っておくと、購買率が上がること間違いなし。
まとめ
今回の記事は教材と成していたでしょうか?
個人NFTクリエイターは一人で商店を回しているようなもの。
商品の制作だけではなく、店頭での接客販売、営業、経理、経営、広報、そして休暇…。
売れ残った商品の消化も全部一人でやらなければいけません。
社交の場にも出ていくとなると、超ハードワークですよね。
それでもNFTを続けていこうと思っているあなたはすごい。
自分の描いた絵を買ってもらえるNFTの世界には、クリエイターの夢ほど大きな夢は詰まっていません。
これからも共に頑張って参りましょう。
2023年2月吉日
神戸ポップ