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マルシェでオーダーメイドの作品を制作しました【価格戦争に巻き込まれない】

こんにちは。
Webショップとマルシェなどの実演、両方でアートの販売活動を行っているのですが、今回はマルシェでオーダーメイドイラストを承りました。

順調に見えてハプニングがあったので、どんなやりとりだったか詳しく内容をお話しします。

価格について

価格はWebで出品しているカスタムイラストのパッケージサービスが基本です。

ですが店頭ではこちらもお客様も決断のスピードを急ぐので、ご要望を聞いてそれに合わせることもあります。

たとえばこちらのサービス(商品)は額装・配送料込みで定価14800円ですが(Pinkoiでは割引中)、たまたまマルシェでのお客様は額縁不要とのことだったので、今回は額縁なし・配送料最安価となり12800円で承りました。

価格で少し悩んでいらっしゃったので、理由のあるディスカッションは購入の後押しになりました。

(追跡機能はあったほうがいいのでレターパックで原画を送りました)

思いがけないトラブル

アクリル絵の具の修正後

「ドロッピングの部分はピンクページュで」という話だったのに、いざ着色したら真っ赤っかで血の色みたいになってしまいました。

さらにハミ出し!

冷や汗かきました。

でもすぐに連絡して、お客様が額縁をご不要だったのはデジタルデータがご入用だったことを思い出し、デジタルデータに変えて色調補正をして明るい色味の作品をPNGでお送りしました。

マルシェでは私のサービスを高いと言って帰って行かれるお客様もいらっしゃいましたが、これこそがフォローさせていただくための料金です。

今後もマルシェで同席する可能性のある方だったし、とにかくできる限りの修正をさせていただきました。

原画も上塗りするかどうするかを相談して、透明水彩絵の具の上からアクリル絵の具で塗り直しさせていただきました。

お忙しいかとは思いましたが、トラブルを未然に防ぐためと、せっかく描いたのだから満足していただきたく、綿密にやりとりしました。

注文書(発注書)の代用

とにかく信頼が最優先

今回良かったと思うのは、お客様のご要望に応えられなかった時点で何度も修正させてもらったことです。

経験上デジタルのスキルもあったのと、春から美術を習っていたので、かろうじて他の絵の具を使うなどの修正ができました。

そして販売職出身で化粧品や家電の接客販売の経験もあったので、なんとかトークでカバーできたかなと思います。

マルシェでは、出店時間中に時間潰しで立ったままスマホを見ている店主さんもいましたが、お金を払ってさらに限られた時間に販売を行うので、ひたすら手を動かして、お客様が来られたら積極的にお話ししました。

全てが自分の商品であるだけで、雇われの販売と変わりなく、久しぶりに疲れました。

作品証明書はさらに信頼を後押し

お客様だけでなく自分のためにも作品証明書を発行しておくと便利です。

慌ただしいマルシェでは既成イラストに添付るのは難しいですが、オーダーであったり高額品の場合は渡しておいたほうがいいでしょう。

自分のサインと作品画像が載っているので、私が描いた証明になります。

NFTの唯一無二性とはまた異なりますが、フィジカルアートであればここまでしておくと、お互いの信頼性が増すと思います。

サインは手書きで

公式LINEとキャッシュレス決済

LINEオフィシャルアカウントとキャッシュレス決済、この二つは直前に導入しました。

オーダーになると連絡先が必要になります。

今の時代はメールよりは公式LINEを使った方がスムーズ。

なぜなら開封率が高く、迅速にやりとりができるからです。

責任を持って自己ブランドを築いている印象も持ってもらえるので、無料ですし開設しておくことをおすすめします。

(実は顧客名簿にもなります)

もう一つはキャッシュレス決済の導入です。

私はお金の計算が苦手というのと、今のマルシェはカードとかアプリ決済で済ませる人も増えているんじゃないかと思ったからです。

決済はリクルートのAirPayを導入し、とりあえず間に合ったのはスマホのタッチ決済でした。

タッチ対応のクレジットカードならスマホ1台で取引できます。

後日カードリーダーが届いたので、そちらではPayPay払いなどのキャッシュレス決済もお使いいただけます。
(審査があります)

おわりに

体力仕事

現場ではとにかく迅速な対応と柔軟な対応の2つが求められるので、事前にしっかり準備しておくことが大切だと感じました。

Webも委託もマルシェでも、私はハンドメイドの中の「アートグッズ」というカテゴリで入っています。

ポストカードやステッカーは販売しておらず、数千円から1万円台のものを取り扱っているので、安くはないと思います。

でも今回みたいに1万円以上の作品(サービス)を購入してくださる方もいたので、作品の見せ方とトーク、丁寧な対応があれば価格戦争はしなくいいと思いました。

接客サービスの姿勢はもちろんのこと、現場では意外と接客トークが一番大事な気もします。

会話はずっと記憶してもらえますし、やりとりが楽しいと思ってもらえたらまた現場やWebショップに来てくれると思います。

できれば月に1回はマルシェに参加したいと思います。

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