8ゲーム ベッティングストラクチャー
8ゲームには、4つの異なるベッティングストラクチャーがあります。それぞれのゲームについて解説する前に、これら4つのストラクチャーをまとめて説明してしまおうと思います。採用されているストラクチャーは、以下の通りです。なお、1番メジャーなノーリミットのストラクチャーを知っているという前提で話を進めます。
※オンラインであれば、ルールから外れたベットはできなくなっていて、実戦をやりながら覚えられますので、この記事は十分読み飛ばし可能です。
1.リミット、ブラインド制
2-7トリプルドロー、リミットホールデム、リミットオマハハイローがこれに該当します。
sb、bbを置くと言う点は同じですが、ベットとレイズ額が固定されていて、1,2ラウンドはbbと同額、3,4ラウンドはbbの倍額と決まっています。前者はスモールベット(SB)、後者はビッグベット(BB)と言われていて、良くブラインドのsb、bbと混同してしまいます。一応小文字か大文字かで、区別できるようにはなっていますが。
プリフロップでのオープンレイズサイズは必ず2bb(2SB)になり、それに対する3ベット額は3bb、4ベットは4bb固定です。ポーカースターズでは、全ラウンド通して4ベットがCAP(限界)になっていて、5ベットはできません。
フロップは1bb(1SB)ベットから始まり、ターン、リバーは2bb(1BB)刻みになります。
2-7トリプルドローも4ラウンド制ですので、同じ進行です。
2.リミット、アンティ、ブリングイン制
いわゆるスタッド系ゲームの標準的ストラクチャーです。ラズ、スタッドハイ、スタッドハイローがこれに該当します。
ゲームの開始時に全員がアンティを支払います。そして、スタッド系のゲームは最初に全員が1枚カードを見せているのですが、その場で最も弱いカードを見せているプレーヤーが、「ブリングイン」という小額の強制ベット、もしくは「コンプリート」という1SBと同額の強制ベットを、どちらか任意で支払います。
次に時計周りで順番にアクションが回ってくるのですが、最初のプレーヤーがブリングインしたのなら、それと同額をコールもしくは1SBのレイズ(もしくはフォールド)ができます。最初のプレーヤーがコンプリートしたのなら、1SBをコールもしくは2SBにレイズという具合です。ベット、レイズ額が固定されていて、4ベットがCAPな点は通常のリミット制と変わりません。
次のラウンドからはブリングインはなく、1番強いカードの人がチェック、もしくは1SBのベットを選択してまた時計回りに進行します。ラウンドごとに、最初にアクションする人が変わり得るというのが、スタッドゲームの特徴です。
スタッド系は全部で5ラウンドまであり、3ラウンド目から最後の5ラウンドまでは、倍額の1BB固定でゲームが進んでいきます。
3.ノーリミット制
今では一番メジャーなストラクチャーです。ノーリミットホールデムがこれに該当します。更に、8ゲームでは小額のアンティも発生します。
4.ポットリミット制
ポットリミットオマハがこれに該当します。正式に説明すると、「コールに必要な額×2+場に見えているチップ全額」までレイズできるのですが、オンラインであればそれ以上ベットできない仕様になっていますので、目安として「直前のベットもしくはレイズメイク額の大体3~5倍程度レイズメイクできる」くらいで覚えておけばいいと思います。例えば、1のポットに0.5ベットされた時は、2.5までレイズできます。なおフロップで最初にベットする人は1のポットに対して1以上のベットはできません(コールに必要な額が0なので)。
以上でざっと説明を終わります。
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