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今日という日は贈りもの

今日は香水とは関係がないお話。

先日本の整理をしていたらなつかしい本が出てきた。
10年くらい前になるのかな。
人生で一番しんどくて、もがいていたときに読んでいた本。

言葉の一つ一つに心が揺さぶられて、慰められて、
時折浮かびそうになる涙をこらえながら本に目を落としていた日々。
誰にも相談できなくて、じっと固まるようにやり過ごしていた昼休み。

休憩室の窓に向いたカウンター席で毎日。
何ヶ月も同じ本を読んでいました。
久しぶりにページをめくると
あのときの私が折々にいる気がする。

具体的に何がしんどかったのかほとんど忘れてしまったけれど
いい経験だったと思う。
この本があってよかったと思う。
本当に本当につらいとき、誰かに相談するってできなかったりするから。
じっと一人で耐えるしかないときって誰にもあると思うから。

今日これを書いたのは
あのときの私と同じ誰かが読んでくれそうな気がするから。
あのとき私が欲しかった言葉を
かけて欲しい女の子。
一人でじっと、でも逃げずに闘っている誰か。

大丈夫だよ。

今はそんなこと絶対にないと思うかもしれないけれど、
絶対に大丈夫。

今日という日は贈りもの。
本当にそうなんだよ。
息をひそめるようにしてなんとかやり過ごした日々も贈りものに繋がっている。
ちゃんと抜ける。
頑張って。


〈あとがき〉
私は何かを発信するときに、必要な人に届けって思いながら発信しています。今日これを書きたくなったのはどこかで受け取ってくれる人がいるからなんだろうなって思ってる。他のいくつかの記事もそうですが、もう必要ないなぁって思ったら消すかもしれません。

もしかしたら時空を超えて過去の私に届いちゃうかも。
届いたら読んで欲しいしありがとうって言いたい。
今の私があるのはあの時踏ん張ってくれたあなたのおかげ。

届くといいなぁ。





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