Yuka Nakabayash - DesignManager

デザインを起点にマネジメントやフロント実装、分析、マーケティングなどに携わってきました。 ラクーンホールディングス、一休、CureAppを経て、今現在は株式会社クイックにてデザインマネージャー兼リードデザイナーとして、サービスデザインと組織強化に取り組んでいます。

Yuka Nakabayash - DesignManager

デザインを起点にマネジメントやフロント実装、分析、マーケティングなどに携わってきました。 ラクーンホールディングス、一休、CureAppを経て、今現在は株式会社クイックにてデザインマネージャー兼リードデザイナーとして、サービスデザインと組織強化に取り組んでいます。

最近の記事

デザイナーの事業貢献とは結局のところ何なのか

デザイナーの事業貢献とは何か、何から始めれば良いのか。 色々と試行錯誤した結果、自分なりの答えが見えてきたので、つらつらと書いてみます。 必要な物が全て揃っていたのに苦戦した一休時代少し、私の経歴や経緯も話せたらと思います。 一休では、今思えば全てのコトやモノが与えられていました。 当時の私のミッションは、レストランの予約サービスの売上をCRMの取り組みによって伸ばすことでした。 売上目標と明確な役割をもらい、私と一緒に意欲的に取り組んでくれるデザイナーやエンジニア、デ

    • AI時代に生き残るサービスデザイナーとは

      chatGPTのボイスモードや幾つかのAIに触れてみて、いよいよデザイナーが持つべきスキル定義が変わっていくイメージが鮮明になってきました。 どんな風に変わるのか、何があれば生き残れるのか、あくまでも個人の見解として書いてみます。 AI活用の未来像figmaなどのソフトウェアでの手動操作は、近い将来、AIなどに置き換わって行く可能性が高いでしょう。 例えば、音声で指示しながら要件定義とデザインが同時進行できるようになる世界を想像してみてください。 この画面に備える機能はこ

      • デザイン組織づくりの失敗あるあるエピソード

        いくつかの事業会社でインハウスのデザイン組織の立ち上げやマネジメントをしてきた中で、私自身の経験からやめた方が良いと感じたこと、やりがち、直面しがちなデザイナーの組織づくりのあるあるエピソードをご紹介します。 あるあるエピソード1: デザイナーの手柄、評価はどのぐらいか問題インハウスでサービスを作っていると、ディレクターやマーケター、PdM、エンジニア、営業、CSなど、役割や専門性が異なる複数人で一緒にサービスを作っていくことになります。 取り組みの結果、売上が伸びた、CV

        • 仕事に活きる10個の言葉

          こんにちは。 クイックでデザインマネージャーをしております中林です。 仕事やプライベートの中で、今までに良い刺激、影響をくれた言葉をご紹介します。 勝つまでやれば勝ち 携わった事業の業績を全て伸ばしてきた外資コンサル出身の以前の上司に私が投げかけた、 「なぜ全ての事業で勝ちを獲得できたのか」 「容易いことではないと思うのですが」 という質問への回答でいただいた言葉。 勝つまでやる意志の強さを持てていたのか、やりきる前に諦めたり逃げなかったかを、今一度見つめ直す機会をくれた

          ミーティングと生産性の話

          色々な方と働く中で、時間の使い方が上手な方とそうではない方の違いについて、思うところがあったのでつらつらと書きます。 ずばり、これに当てはまっているなと思ったら要注意、という項目がこちら。 ミーティング前にゴールや論点が洗い出せていない 会話に流れがない、もしくは混沌としてしまうことが多い とりあえず1時間のミーティングを入れてしまう 次の予定(締切)を決めずに取り組む 一日の大半をミーティングで埋めている ミーティング前にゴールや論点が洗い出せていない 何の

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          新人デザイナー向けユーザーや事業理解のコツ

          UIデザインやUXのあり方を考えようとした時に、まずは事業やユーザーを知りましょう、と言われたことはありませんか? でも、ビジネスや数字の話は苦手、というデザイナーの方もいらっしゃるはず。 そんな若手デザイナーの方に、デザイナーだからこその、ちょっとした事業理解のコツをご紹介します。 ユーザーを身近な知り合いだと思い込む事業やユーザーという言葉を聞くと、論理的に賢く何かを考えなければいけないような気がしてしまうことはありませんか? 私はそんな風に感じていた時期がありまし

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          データ分析基盤を作ったらUX,UIデザインがもっと面白くなった話

          サービス改善に取り組む中で、ユーザーのことを正しく知り、適切なサービス改善をスピード感持って進めるために、データ基盤を作ってみました。 分析基盤を作るに至った経緯そもそも何故分析基盤を作ろうとしたのか。 もともと私はデータを見ることが好きですが、携わっているサービスにおいて、現状把握がとてもしづらい、という課題に直面したことがきっかけでした。 2023年7月にGoogleAnalyticsがGA4に完全移行されたものの、GA4からCSV出力した結果をWahaとTablea

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          デザイン改善で売上は伸びるのか?

          webやアプリ事業のデザイナーをしていると、 デザインの価値を何で評価すれば良いのか? デザイン改善により、売上は本当に上がるのか?といった疑問を持つことがある、という方は少なくないのではないでしょうか? デザインチームのマネジメントをされていると、なおのことデザイナーたちの活躍をビジネスサイドや経営層にどのようにプレゼンしていくべきか、考えてしまうことはありませんか? 私がサービス改善の統括を担っているプロジェクトで、デザイン改善により売上を伸ばせたものがあり、こんなこと

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          サービスデザインにおける考える力とは

          私は自社の人材系事業のサービスデザインをしています。 サービスデザイナーのみならず、プランナーやマーケター、エンジニア、営業など、様々な職種の方と一緒にお仕事をしています。 どの職種にも共通して言えることがあります。 それは、スキルを支えているのは考える力である、ということです。 とある若手デザイナーの方の例をご紹介します。 この方は、まだデザイナーとしての活動は数年しかないのですが、課題に対するデザインのアウトプットが毎回ほぼ的を得た形で上がってきます。 なぜだろう?と

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          否定と建設的な議論は違う

          こんにちは。 年齢や性別、社歴や立場に関係なく、フラットに議論や相談、提案しあえると、働きやすさはもちろんのこと、成果を出しやすい環境になると思いませんか? 今日はこのテーマの2つ目の話題、 「否定と建設的な議論は違う」についてお話ししてみようと思います。 よい仕事のために否定が必要か? 相手の意見の肯定はできても、否定はなるべく避けたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか? 相手の気持ちを想うと、どう伝えたものかと考え、オブラートに包みすぎた結果、伝えるべき内容

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          仕事でフラットな関係性を築くコツ

          こんにちは。 年齢や性別、社歴や立場に関係なく、フラットに議論や相談、提案しあえると、働きやすさはもちろんのこと、成果を出しやすい環境にできると思いませんか? 相手の気持ちを考えると、仕事において言うべきことも言いづらい、 上司になったら部下と本音で話す機会が減った気がする、 キーマンに話をしにいきたいけど腰が引けてしまう、 という経験をしたことがある方は多いはず。 私は頑固で気が強い割にこれらの悩みを経験しました。 ここ数年、これらの悩みがスッと解消して、同時に一緒に仕

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          強いデザイン組織の作り方

          事業会社において、強いデザイン組織とは何か、どうやって実現したら良いのか、過去の失敗や幾つかの事業会社の組織づくりに携わった経験を元に、私自身が今実践している方法をご紹介してみたいと思います。 INDEX 強いデザイナー組織とは? 強い組織づくりに必要なこと やってみて見えてくること まとめ 強いデザイナー組織とは?様々な解釈がありますが、私は 「表面的な表現に閉じず、サービスに対して何をすべきかから前のめりに議論ができ、素早くユーザーに届ける形を作れる集団」

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          マネジメントの本質とは?

          経営者や部長、リーダーなど、メンバーのマネジメントを担うリーダーの役割ってなんだろう、というお話。 いろいろな考え方がありますが、十数年マネジメントに携わってきて私が特に大事だと思うことは3つあります。 1つ目は、組織の向かうべき方向性を示すこと。 これは、何のために、どこに向かって日々の業務をしていくべきかを示すこと。また、成果が出なくてもがんばろう精神で走れるのは、私の経験では2年が限度。 つまり、方向性を示すことに加え、リーダーは計画が進んでいることを周囲に示す必要が

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          フレームワークの落とし穴

          フレームワークを書籍に紹介されている通りにやってみたけど、なんとなくフワッと終わってしまった、という経験をした方は多いはず。 私も経験があり、一体何を見落としたのか振り返ってみました。 マーケティングやデザインの世界には、フレームワーク的な手法がたくさんありますが、一番大事なのはアウトプットの質であることを意識しておく必要があります。 ワークショップやドキュメントへの落とし込みをしていると、手数は増えるしそれっぽい資料ができあがるため「やってる感」に飲まれて本質が損なわれる

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