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嫉妬と感謝

皆様、こんにちは☺️
フルート奏者・作家の向(むこう)由佳でございます。

本日もご覧くださり、有難うございます。
心より感謝申し上げます。

本日は「嫉妬と感謝」についてお話しいたします。

「嫉妬」と「感謝」の何が関係しているのか想像できないかもしれませんが、これは深い関係があるものです。
その理由については、後ほどこちらの原稿でお話ししますね。

「嫉妬心が消えなくて辛い」という方は、結構いらっしゃるかもしれません。
嫉妬をしてしまうのは、他者の眼に見える情報を自分自身に取り込みすぎていることが原因で起きます。

相手を見下して「自分の方が上だ」と思って安心感を得ていたにもかかわらず、その見下していた相手が頭角を表したり、自分がすごいと思っている人に認められたりすると、嫉妬の念が湧き起こる、ということが起きるかもしれませんね。「なぜ、あんな人がどうして?」という疑問が湧いている時は、このような状況で起きていたりします。

また、誰かのことを見て、その人がすごく恵まれているように見えて「どうせ自分には何もない」と卑屈になっている時も、嫉妬の念に駆られてしまうことがあります。「どうせ自分にはできない。どうせ自分には何もない。でも、あの人ばっかりずるい」という心境の時は、完全に嫉妬心にご自身の心が支配されてしまっているのですよね。

ここまで聞いて、「あいたたた…」となっていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、嫉妬というのは、このように他人と自分を比較して、自分が上とか、自分が下と思うことによって引き起こされる感情なのですよね。

で、よくスピリチュアル界隈では「嫉妬することは悪い感情ではなくて、自分もその人と同じものが手に入るという証拠。だから、どんどん嫉妬していい。嫉妬しないなんて、何もやってないのと同じ」というようなお話を聞くのですが、「嫉妬しない世界」というのも実際に存在するのですよ。嫉妬しているうちは、まだまだ内観が中途半端な状態なのではないかと私は思います。

何故なら、嫉妬するというのは「足るを知る」ではなくて、「足るを知らない」状態だから。悪い言い方をすれば、非常に傲慢な状態になってしまっています。なので、私は「嫉妬心が出てきたら、要注意。大切なことを忘れていますよ、のお知らせ」だと思っています。

何故、要注意なのかといいますと、「人と比較する」ということももちろん要注意ではあるのですが、それ以上に、「嫉妬している相手が、現在の状態に至るまでの過程でどれだけ努力してきたかが見えていない」ということが問題だということ。今、その人が輝いているのは、そこに至るまでにものすごく大変な思いをしていたり、その方なりの努力(中には「追求することが楽しくて」その過程を努力とは言わない、というケースもあります)をしてきたということへの敬意と想像力が欠けているのですよね。

そこに敬意を払えるようになると、また違った見え方になってくると思うのです。

また、「どうせ自分には何もない」と思っておられる方は、感謝が足りないんですよね。確かに、嫉妬している相手は色々なものを与えられていて恵まれているのですけれど、その方と同じように、嫉妬してしまうあなた自身もこれまでに沢山のものを与えられてきているのですよ。今だって、多くのものを与えられているのです。そのことへの感謝が足りていないと嫉妬心が燃えてしまうんですよね。

「そうは言っても、私には何も与えられていない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今こうして日常を送るにあたって、色々な方々のおかげでその生活が成り立っているということを想像なさったことはございますでしょうか。今日食事ができるのは、誰のお陰でしょうか。料理を作ってくれた人だけではありません。その食材を作ってくれた方々や、その食材そのもののお陰でもありますし、大地のおかげだったり、雨や風、虫、太陽のお陰でもあるわけです。また、その食事を得るために支払ったお金がありますよね。そのお金はどうやって自分の手元にやってきたのか。そういうことを自分の周りにある森羅万象に馳せること。そして心からの感謝の気持ちをもつようになさってみてください。これは1日だけでなく、毎日やるんです。

これをやり続けると、だんだん心が満たされていきます。そうやって満たされてくると、自己肯定感も高まりますし、自分のことが好きになってきます。この状態が「足るを知る」なのです。その状態で満たされてきた時に、毎日、感謝の気持ちが溢れてくるようになります。すると、道で通り過ぎる人たちや乗り物の中、建物の中などで同じ空間にいる方々に対して「幸せでいてほしいな」という気持ちが溢れてくるのです。

この状態になると、嫉妬という感情は消えます。
難しいことではないので、是非、お試しいただけたらと思います。

必要な方に届きますように。

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