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七難隠す「美白」を目指す!

やっぱり気になる「美白」。

古の人曰く、「色の白いは七難隠す」と。

「七難」は、さまざまな難点という意味で、「七」は数が多いだけでなく、多様なことを表す象徴的な数。


美白効果のある基礎化粧品の選び方

「美白有効成分」とは、美白効果のある成分として厚生労働省の認可を受けている成分のこと。

「美白化粧品」に配合されており、メラニンの生成を抑えたり、色素沈着を防いだりすることで、しみやそばかすを予防・改善する効果が期待できる。

厚生労働省が認可している「美白有効成分」は20種類以上ありますが、それぞれに特徴や働き方が異なります。

「美白有効成分」の種類によっては、肌に刺激を与えたり、副作用が起こる可能性があるため、注意が必要。

化粧品の流行や進化のスピードは、とても早い。

お勧めの美白成分とその理由

美白有効成分は、大きく分けて以下の4つのタイプに分類できます。

  1. メラニン生成指令抑制タイプ:
    メラニンを作る命令を出すメラノサイト(色素細胞)の活性化を抑える。

  2. チロシナーゼ阻害タイプ:
    メラニンを作る酵素であるチロシナーゼの働きを妨げる。

  3. メラニン色素還元タイプ:
    メラニン色素を薄くしたり、還元したりする。

  4. メラニン排出促進タイプ:
    肌のターンオーバー(新陳代謝)を促してメラニンを排出させる。

これらのタイプの中から、特にお勧めしたい美白成分とその理由は以下の通り。(←個人的見解💦)

①ビタミンC誘導体:

ビタミンCはメラニン色素還元タイプの代表的な美白成分。
しかし、そのままでは肌に浸透しにくく安定性も低いため、吸収性や安定性を高めた「ビタミンC誘導体」が開発されました。

ビタミンC誘導体は、肌に浸透後にビタミンCとして働きます。
ビタミンC誘導体にはさまざまな種類がありますが、特にお勧めなのはVC-IP(テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX)。

VC-IPは他のビタミンC誘導体よりも高い浸透力と安定性を持ち、メラニン色素還元だけでなくコラーゲン生成促進や抗酸化作用もあります。
肌荒れやシワにも効果的です。

②トラネキサム酸:

「トラネキサム酸」はメラニン生成指令抑制タイプの美白成分。
トラネキサム酸はもともと抗炎症薬や止血剤として使われていた成分で、メラニン生成指令を出す原因の一つである炎症を抑えることで、メラニンの生成を抑えます。

トラネキサム酸にはTXC(トラネキサム酸セチル塩酸塩)という誘導体もあります。
TXCはトラネキサム酸よりも肌への浸透力が高く、チロシナーゼ阻害作用も併せ持ちます。肌荒れや赤みにも効果的です。

③マグノリグナン:

「マグノリグナン」はチロシナーゼ阻害タイプの美白成分。
マグノリグナンはモクレン科ホオノキの樹皮に多く含まれるフェノール性二量体に着目され、開発されました。
マグノリグナンはチロシナーゼが成熟するのを阻害することで、メラニンの生成を抑えます。
マグノリグナンは刺激が少なく肌に優しい美白成分でもあります。

注意点

「美白有効成分」は効果的な成分ですが、使い方によっては肌に悪影響を及ぼす可能性があります。
以下の点に注意した使用がおススメ。

  • 美白有効成分は、メラニンの生成を抑えることで、肌を紫外線から守る働きを弱める可能性があります。
    そのため、美白化粧品を使用する場合は、日焼け止めや帽子などで紫外線対策をしっかり行うことが必要です。

  • 美白有効成分には、刺激の強いものもあります。
    特にメラニン色素還元タイプやチロシナーゼ阻害タイプの美白成分は、肌に赤みやかゆみなどの副作用を起こす可能性があります。
    敏感肌やアレルギー体質の方は注意して使用しましょう。
    また、使用前にパッチテストを行うこともおすすめです。

  • 美白有効成分は、一度にたくさん使っても効果が高まるわけではありません。
    むしろ、過剰に使用すると肌に負担をかけることになります。使用量や使用頻度は商品の説明や注意書きに従って守りましょう。

何事も「適量」が大事。

最近のコスメ成分の流行

美白有効成分は常に新しいものが開発されています。
最近では以下のようなコスメ成分が注目されています。

①フラーレン:

「フラーレン」はカーボン60と呼ばれる炭素原子60個からなる球状分子です。
フラーレンは強力な抗酸化作用を持ち、メラニン色素還元タイプの美白成分として期待されています。
また、コラーゲン生成促進やエイジングケア効果もあります。

②フィトスフィンゴシン:

「フィトスフィンゴシン」は、セラミドの前駆体であるスフィンゴシンから植物由来の脂肪酸を結合させた成分です。フィトスフィンゴシンはメラニン生成指令抑制タイプの美白成分として期待されています。また、肌のバリア機能を強化し、乾燥や炎症を防ぐ効果もあります。

③フラーレン酸:

「フラーレン酸」はフラーレンに酸素原子を付加した成分です。
フラーレン酸はチロシナーゼ阻害タイプの美白成分として期待されています。また、抗酸化作用や抗炎症作用もあります。

劣化させない気持ちが大事。

まとめ

美白有効成分の種類や特徴を知り、自分の肌に合ったものを選びたいですね。

「美白有効成分」は効果的な成分ですが、使い方に注意して肌に優しくケアしましょう。

最近では新しいコスメ成分も登場していますので、美白化粧品のトレンドにも目を向けたいところ。
実際の製品も色々試してみたいので、その辺りのレポも頃合い見てアップしていければと。

今日も読んで頂きありがとうございました☺

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