個人的に引っ掛かった出来事。
「個人情報」の感覚。
最近の出来事。
5月から新しい勉強を始めた。
「要約筆記」の講座に通い始めたのです。
「要約筆記」とは、聴覚障害者に対する情報保障の方法の一つ。
話の内容をその場で文字にして伝えるのですが、「話すスピード」は「書く(入力)スピード」より数倍も速くて全部は文字化できないため、話の内容を要約して筆記するのですが、このプロセスが「要約筆記」。
大きく分けて「手書き」と「パソコン入力」する方法があるので、受講申し込みの際、どちらの方法で学ぶか(両方でも可)を伝えておく。
週1回、半年間なので、それなりに長丁場。
コロナ禍の影響もあって、ここ2年間の受講者はとても少なかったようですが、今回の受講生は全員で18名。
定員が「20名ほど」だったので、かなりの人数と言える。
半年の期間で学び、来年2月の「全国統一要約筆記者認定試験」を受験して、合格すると各都道府県等、各市町村における「要約筆記者」として登録ができる。
必要性があるのか。
何故、「要約筆記」の勉強をしようと思ったのか?というと、「語学」というコミュニケーション・ツールの一つとして手話・要約筆記や点字・朗読、は以前から興味がありまして。
高校生の頃、手話を習ったのですが勉強との両立ができずに止めてしまった過去があり。
社会人になって以降も、新宿にある「スピードワープロ研究所」 (字幕放送の文字入力技術習得の学校)への入学を検討したり、点字図書館で行われる東京都の委託点訳・朗読(音訳)奉仕員指導者養成講習会受講を検討したりと、気にはなっていたのですが、仕事との兼ね合いが難しく踏み込めないでいた次第。
今回、やっとスケジュールや負荷等、最後まで頑張れそうな概要だったので、申し込んで受講に至ったのですが、初日に参加した際、開講式・オリエンの際に配られた書面がこちら。
参加者全員に配られたのですが、ページをめくっていき、最後のページに絶句してしまった。
要約筆記のタイプ(手書き・PC・両方)が付された参加者のフルネームの名簿が。。
事前に「名簿」を配ることは聞いてないし、グループワークの授業ではないのだから、名簿は主催者側での管理だけで良くて、参加者に配る必要性はないような?
筆記のタイプについても、手書きとPCで学ぶ内容が異なる箇所については、それぞれクラスが設けられていて時間割も配布済なので、「名簿」にして受講生が各自で把握できているのだし。
うーん、わざわざ名簿にして配る意味が分からず。
思わず、個人情報保護委員会のHPで「自治会・同窓会向け」ではありますが、「名簿を作る時の注意事項」を確認してしまいました💦
時代の流れも含め。
自分は、どこにでもいる一市民、凡人なので、プライバシーや個人情報については、そこまで過敏・過剰に反応するつもりはない。
ただ、過去、ストーカー被害に遭った事が何度かあり、当時の恐怖は未だに消えておらず、今でもストーカーの顔や名前を思い出すだけで不快感が起こるし、「ターゲットにされる」心配や不安がある。
特に、ストーカー被害に遭ったことがある方は感覚として理解頂けると思うのですが、彼らの執念・執着心は尋常ではなく、逸脱している、恐ろしいエネルギーです。
常識では理解できない「彼らの論理」や「自分勝手な理屈」で暴走するのでターゲットにされたら最後、恐怖でしかない。
まともに話が通じないので「話ができない」、「協議解決」は無理、上手く逃げるしか方法がありません。
そんな状態だからこそ、「自分(私)」であることが特定されるような個人情報が事前告知なく「流出」すると非常に困惑しますし、必要性のない限り出したくない、クローズにしておきたい。
特に今回の場合、「自治会」や「同窓会」のように、ある程度の面識や予備知識・情報が全くない、たまたま「同じ講座の受講生、同じ県内に住んでいる」だけの状態。
最後の授業で、「皆さんお疲れ様でした、これからも繋がっていきましょう」的な、気心知れた状態で配られたなら、まだ許容できたのですが。。
帰宅して家族に書面を見せたら、「今の時代、これはないでしょ」と絶句していたので、私だけが過剰反応な訳じゃないんだな、と少し安心。
「仮に」と考えても。
仮に、自分の職場・仕事だっとして、メンバーが「これを講座の初日で配ります」と持ってきたら、絶対にNGを出すと思う。
この書面も、配布される前に組織の中で、少なからず内容の確認やチェックが入っていると思うのですが、誰も何も指摘しなかったのか?
もしくは最後のページなのだから、配る直前や読み上げ時に関係者が(見たり気付いたりして)名簿のページを外すこともできた、もしくは何かしらコメントする事はできたはず。
組織として「個人情報」や法的な事に意識が低いのか、それとも「親しみ」や「親近感を湧かせる」意味で載せたのは不明。
もう配られてしまったものなので、今更、主催者にモノを申すつもりもないのですが、時代の流れとは逆行している、控えた方が良いのでは、、とモヤモヤしてしまった出来事。
今日も読んで頂きありがとうございました☺
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