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第23回国家資格キャリアコンサルタント試験の合格発表があった件。

合格おめでとうございます。

キャリアコンサルタントとは、職業の選択や職業生活設計、職業能力の開発や向上に関する相談に応じて、助言や指導を行う専門家です。

キャリアコンサルタントは、平成28年4月より国家資格になりました。
キャリアコンサルタントになるには、学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録する必要があります。


人生100年時代のキャリアとは?

試験結果よりも驚いたこと。

先日、第23回キャリアコンサルタント国家試験の結果発表がありましたが、受験者数が随分と少なくなっていたことにびっくり。

特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)と特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会の2つの団体が主催していますが、

特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)の
第22回試験では、
学科試験の受験者数が1,642人、実技試験の受験者数が1,648人
第23回試験では、
学科試験の受験者数が1,370人、実技試験の受験者数が1,572人
特定非営利活動法人 キャリア・コンサルティング協議会の
第22回試験では、
学科試験の受験者数が3,155人、実技試験の受験者数が3,453人
第23回試験では、
学科試験の受験者数が2,442人、実技試験の受験者数が2,960人
となっていました。。。

現象度合いが激し過ぎる。。

私もキャリコン試験を受験し晴れて合格、キャリアコンサルタントとして登録はしていることもあり、試験の動向が気になったというか。

養成講座の同期との繋がりも未だにありますが、どうしても試験に受かった人と受かってない人との間に、微妙な隙間風が吹いてしまい、疎遠になってしまった人もおり。。

それは致し方ないことなので、さておき。

「キャリアコンサルタント」、名前負けしているような。。

キャリコン試験勉強~合格まで。

キャリアコンサルタントという資格、一応「国家資格」なんですよね。。
「一応」と言うのは、「重み」が少ない、国家資格的な「効果・効用」を実感することが少ない、端的に言うと「価値を実感しにくい」というのがあります。

キャリコン資格を目指している方には、モチベーションを下げるようなことを言って申し訳ないのですが。

養成講座の同期、キャリコン試験に受かった人同士の繋がりで、話を聞くと「キャリコンの資格を活かして云々」という体験談は非常に少なく、持て余している、「合格はしたけれど」という人が殆どで。

あと、地域差も大きいと思います。。
「東京」だと転職に際しての「エージェント」の利用が一般的で、「転職」に対してのハードルが低い、「転職仲介・エージェント」の利用も身近ですが、地方だと転職の際、エージェントの利用も少なく、キャリアへの意識も薄いので、エージェントやキャリア関連の会社・仕事が少なく思う。

そういった状況を目の当たりにしたり、話を聞くと、資格に対してだけでなく、不合格者の再挑戦・リベンジも低くなるのが自然かも知れない。

特に再挑戦する際のネックが、受験料。
キャリコンの試験、筆記と実技の2構成になっていますが、
筆記試験受験料:8,900円(税込)
実技試験受験料:29,900円(税込)
両方受験するとなると、38,800円(税込)です。

受験料だけで他の資格の通信講座が受講できてしまうんじゃ?と思うような金額です。

実技の方が再受験のパターンが多いので、リベンジするとなると3万近くの出費になる。

受験資格として「実務経験3年以上」に該当しない場合、厚生労働大臣が認定する講習の課程を受講が必要ですが、この講習(養成講座)が30-40万円が相場。

資格を取得を目指そう!と思っても、お財布との相談が先になるような資格です。

勿論、ハロワーの給付金制度を利用することもできますが、条件がそれなりにあるので、みんながみんな受けられる訳ではないことがネック。

それだけお金を掛けても取った方が良いよ!と強く言えない(取りたいのであれば否定はしないけど)、それだけ掛けるなら、同じカテゴリで別の「使える資格」(社労士とか)に挑戦した方が良いのでは?、と言ってしまいそう。。

キャリコンは何気に横の繋がりが強い気がする。

受かったから言えますが。

合格するまで、養成講座に毎週(半年近く)通い、自分なりに勉強をしたのは確か。

合格した時は嬉しかったし、二度三度受けたくないと思ったので、一発合格できたのは、本当に良かったと思う。

試験直後は、サポート・教える側で協力したり、お役に立てれば、という気持ちも強かったので、試験対策のロープレに参加したりもしましたが、試験勉強の中で違和感や疑問を感じていた部分が大きくなってきてしまい。

それもあってか「SNSカウンセラー」(民間資格)の方も勉強を始めたことで、疑問だった部分が腹落ちして整理をつけながら、モヤモヤの解消をした感があります。

その結果、キャリコンの考え方や理論を深めていこう、(キャリコン資格のステップアップの存在にある)技能検定を受けよう、という気持ちにはなっていないのが現況で

合格がゴールではなく、スタート。

まとめ

せっかく資格を取っても活用できていない、たまたまの「悪い例」が私のキャリコン資格な訳ですが、勿論、資格を活かしてバリバリな「キャリアコンサルタント」として活躍している人も存在します。

なので、「生かすも殺すも本人次第」な「資格」ですが、「キャリコン」はそこの明暗の「暗」になりやすい傾向があるかも?、というのが今回の記事ということで御理解いただければと。

社会人になってから「学ぶ」「勉強する」ことは、とても労力と根気と努力が必要な「取り組み」。

その「学ぶ意欲」と「取り組んだ事実」は、「試験の合否」や「結果の有無」に関わらず、「行動」を起こした点では素晴らしい。
そして、その「経験」を糧にするだけでなく、ステップの機会にする。

学びのPDCAサイクルを回すためには「結果」を出すことも大切で、「道楽」で終わらせない意識で以て、人生のブラッシュアップを目指していければと思います。

今日も読んで頂きありがとうございました☺


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