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極限まで想像し、ロジックで構成して愛で届けるレストラン、sio AOYAMA

本当にくつろげるレストランって、そうはないかもしれないと思うんです。

年間、結構な数の外食を楽しんでいます。
朝ごはんも、お昼ご飯も、晩ごはんも、お店でいただくことはかなりあるけれど、それぞれの時間帯やシチュエーションによって求めるものは変わります。

一人で、お仕事前にお腹を満たしつつ朝活したい!という朝ごはんは、日の光がよく入る、少し活気のあるカフェがいい。
美味しいパンがあれば尚更、嬉しい。

気の置けない仲間たちとお仕事後に集まって食べる晩ごはんは、みんなでわいわい食べられる大皿料理がたくさんあるお店がいいかな。
BGMはあまり大きくない方がいいけれど、静かすぎても会話に気を使う。

無意識なことが多いけれど、実は色々と考えてお店を選んでいるものなのですよね。

昨夜の食事は、いつもがんばってくれている会社のメンバーに、特別な時間を過ごして欲しいと思って予約を入れました。

青山にある「sio AOYAMA」は、去年の12月にリニューアルしたばかり。イタリアン × 和の要素を取り入れた、今までにない新しいイタリアンを目指しているそうです。

こちらのオーナーシェフは、私にとって特別な存在です。

数年前に存在を知り、代々木上原のsioに伺うようになり、コミュニティのみんなで貸し切りさせてもらったことも。

その後、ご縁あってオウンドメディアの立ち上げをサポートさせてもらったり、私の会社が運営担当していた女性誌のコミュニティのイベントに出ていただいたりと、ちょこっとお仕事でも関わらせていただきました。

コロナ禍、外食産業が厳しい局面に陥っていた時、#おうちでsio というタグで無料でレシピ公開をされていた鳥羽さん。
同世代の経営者として、めちゃめちゃ尊敬しています。

振り返ると懐かしくて懐かしくて、いろいろな思いが込み上げてきます。

オウンドメディアの記事をつくっていたので、たくさんのスタッフさんのお話を伺ったし、社会にとってもsioにとっても、激動の数年間だったと思うので…。

久しぶりに鳥羽さんにお会いしたのは、新しい本が出るということで行われた青山ブックセンターでのトークイベントでした。

鳥羽さんの本『モテる仕事論』については、あらためてまとめたいな…。

"目の前の仕事の愛し方を知っている人が一番幸せ"と思っている私にとって、それを中途半端にやらないための戒めをくれるような本でした。

久しぶりに鳥羽さんにお会いして、変わらない姿と磨き上げられた姿を拝見し、ああ、これはみんなと一緒に鳥羽さんのレストランへ行かなくちゃ!と思っての食事会。

入店してから退店するまで、美味しいもの、空間、サービス全てでおもてなしされ、優しく包まれ、心からくつろいだ時間でした。

レストランを構成する要素は、たくさんあります。

お店そのもののつくりから、家具や食器、温度、BGM、照明、香り。そこに働く人たち、ユニフォーム。

お料理だけでない、そのすべてでお客さまをおもてなしすることに心を砕くのが、どれだけ繊細で大胆な気配りの連続か…。

美味しいのは当たり前。その先に新鮮な驚きや、ホッとする仕掛けがたくさんのお料理たち。

コースに追加してパスタは全部で2種類いただいたのですが、麺も違えば茹で加減も違う。
緻密すぎる。

かと思えば、とびきりのミニトマトだからどうしようもないと温度管理をしただけと言って持ってくる、そのトマトの旨み。
前後のお料理のつながり的に、それがあることでより楽しめる設計なんですよね。

どうしようもないのは、sioの方だ!

これが季節ごとに変化していくなんて、それぞれの季節で味わい、確かめたくなります。

お店のみなさんが、あらゆる知識を持って技術を磨いた上でお店に立ち、それを楽しんでいるのが何より素敵でした。
私が大事に思っている人たちに、こんな時間を過ごしてほしかったという時間をしっかり演出してくれました。

いやー。鳥羽さん、やっぱり素敵。
嘘がない。

sio AOYAMAは、特別なときもそうでないときも、身体が喜ぶ時間を過ごせるレストランです。

次はどんなシチュエーションで楽しみに行こうかな!

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Yuka Shibayama
会社を経営したり、書いたり、秘書をしたりしているワーママです。

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柴山 由香
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