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アクセサリーにあまり興味を持ってこなかった私が、ジュエリーに心惹かれた理由

嫌いだった野菜が、大人になって突然食べられるようになる。
まったく興味のなかったものに、俄かにハマる。

人生には、こういうことが結構あると思います。そして、それがなんとも面白い。

野菜だと、子どもの嫌いな野菜の定番、ピーマン!
私も例に漏れず、苦くて苦手だったけれど、今では大好き。無限ピーマンなどというザ・ピーマンな料理すら好んで食べています。
過去の自分に言っても、信じてくれないだろうなぁ…。

そして、ここ一年くらいかな。
まったく興味のなかったものに、突然ハマり出しています。
それが、ジュエリー。

ジュエリーだって。
なんだか、こそばゆい感じがします。人生であまり発したことのなかった単語だからかな。

意外と知らない「アクセサリー」と「ジュエリー」の違いとは

私は、アクセサリー全般、あまりつけないことのほうが多かったです。
ピアスホールは高校生の時に開けていたので、なんとなくなんらかのピアスをつけてはいましたが。
ピアスはポロッとなくなっちゃたりするし、ネックレスはつけるのが大変だし…。

ちなみに私の通っていた高校は、ちゃんとした校則というものはなく、生徒に委ねられていました。茶髪やパーマも特に禁止ではないし、ピアスももちろん危険なことがなければ、何も言われません。
今思い出しても、なかなか良い高校だったな。

ところで、アクセサリーとジュエリーの違いをご存知ですか?
私は、興味を持ってから知りました。
わざわざ違う単語がこの世にあるのだから、それぞれに定義があるものなんですよね。

アクセサリーは、大まかなカテゴリーでいうと「装身具」という意味。 ネックレス、ピアス、リング、ブレスレットだけでなく、帽子やベルトなど身を飾るものも含まれるそうです。
使用する素材に制限はなく、真鍮や合金、布や樹脂ガラスなど、さまざまな種類の素材でつくられます。

ジュエリーは、日本ジュエリー協会によって「ジュエリーとは、装身具のうち、素材に貴金属、天然宝石を用いた宝飾品である」と定義されています。
貴金属とは、金、銀をはじめ、プラチナの仲間にあたる白金族の6種類のプラチナ、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、オスミウムの合計8種類。これらの貴金属のうち、金、銀、プラチナはジュエリーの主材料として使用し、パラジウム、ルテニウム、イリジウムは、ジュエリーの素材に使用するものだそうです。

つまり、アクセサリーとジュエリーは、使う宝石や素材が限定されているか否かに違いがあります。

海外に行くと呼び方が変わったり、ジュエリーの中にもまたカテゴリーがあったりと、なかなか奥深い世界です。

ジュエリーの持つ、美しくあり続ける「永遠性」への憧れ

母から宝飾品を受け継ぐということがなかった私にとって、初めて手にしたジュエリーは、婚約指輪と結婚指輪だったと思います。
20年ほど前のこと、当時の私にとって婚約指輪と言えばのブランドだったTiffanyのものでした。

でも、その頃は飲食チェーンの正社員として現場でバリバリ働いていて、お仕事中はどうしてもつけることができません。
出勤して外して、またつけるというのも無くしそうで恐ろしいので、ほとんど身につけることはありませんでした。

飲食業界を離れてからも、時々結婚指輪をつけるくらいで、PCを打つようになってなんだか気になってまたつけるのをやめたり。
そんなことをしているうちに、子育てのバタバタの中、私はなんと結婚指輪を無くしてしまいました…!
ああもう、ひどい人間だ。

そんなこともあって、「私には高価なアクセサリーは不要」と、遠ざけていました。当時は、ジュエリーとアクセサリーを分けて考えてもいませんでした。

それが、子どもが大学生になり、なんなら離婚もして「自分のこと」にフォーカスするようになり、俄然目に飛び込んできた「ジュエリー」。
人生には、きっとタイミングというものがしっかりあるんですね。
時間もお金も、余裕が出てきてからで本当によかった…。

世界5大ジュエラーと呼ばれているブランドがあるそうです。
ティファニー、カルティエ、ブルガリ、ヴァン クリーフ&アーペル、ハリーウィンストンの5社だそうです。
流石に私でも、全部聞いたことがある!

ちなみに、創業と発祥国を入れてみるとこんな感じです。

・Tiffany & Co.:1837年、アメリカ
・Cartier:1847年、フランス
・BVLGARI:1884年、イタリア
・Van Cleef & Arpels:1906年、フランス
・Harry Winston:1932年、アメリカ

みなさん、すごく長い歴史を持っているんですね。
会社をつくって10年、なんとかやって来られたところの私にとっては、ただただ尊敬しかありません。

2024年は、1924年に誕生した、“3”の意味をもつカルティエのアイコニックなジュエリー「トリニティ」の誕生から100周年となるアニバーサリーイヤーでした。

絡み合う3つのリングが象徴的なデザインの「トリニティ」には、それぞれ愛情、忠誠、友情を意味する、ピンク、イエロー、ホワイトという3本の異なるリングが繋がり合うデザインが特徴的です。
互いの可動性を残しながらしなやかに絡み合う、無駄を削ぎ落としたフォルムがたまらなく美しいのです。

世界各地で100周年をお祝いするイベントが開かれ、記事もたくさん出ていたので、私の目にも飛び込んでくることになりました。

トリニティ…、聞き覚えや見覚えがあるな。
そんなに長い歴史を持つものだったんだ。素敵だな。

これだけ歴史の長いシリーズになると、親から子へ受け継がれた素敵なお話なんかもたくさん目にします。

ジュエリーは、美しくあり続ける「永遠性」を持っている。
すぐにダメになってしまうものとは違い、きちんと手入れをすれば一生、いや、私の人生を終えた後も輝き続ける。

私はここに、強烈に惹かれたのだと思います。

「本物」が似合う女性になるために

100年というアニバーサリーイヤーに購入したいと思う人は多いようで、SNSのタイムラインでも頻繁に見かけるようになりました。
興味を持つと、ターゲティングされてどんどん表示されますよねえ。

そして、何度も何度も目にすると、どんどん気になってしまいます。
単純接触効果、すごい

トリニティは石がついたものものありますが、基本は地金のジュエリー。地金とは、宝石を使用せず、プラチナやゴールドなどの地金のみで作られたジュエリーのことです。

Trinity ring, classic model
https://x.gd/RAyDn

これらの金属は加工しやすく、変色しにくい。
さらに色が美しく、希少性もあるため、投資の対象にもなります。金の値段が年々上がっている、なんていう話を、私も聞いたことがあります。
純度が高いとアレルギーも出にくいし、地金ってばなんて素敵なの。

はい、どんどん惹かれていきました。
欲しいな…、でも、お高いのよねぇ。

トリニティリングには種類がありますが、シンプルなもので20万から30万ほど。ダイヤがついていたり、大振りだったりでもっと高価なものもあります。イヤリングやピアスになるもっともっとお高いんですよね。二個必要だから当たり前なんだけどさ。はー、こわいこわい。

ちなみに、30年前に成田空港のDFSで5万円で購入したという記事を見かけました。めっちゃ値上がってるじゃーーん!

こわいけれど、美しい。一生物のジュエリー。
100周年のこの年に、欲しいな。
きっと今が一番安い!

というわけで、2024年もぎりぎりの12月30日、ついに私の手元にやってきました。

購入店のオプションで刻印できたので、2024の数字を入れてもらいました

マンションや車など、人生で高額な買い物をしたことはあるものの、自分のためだけにこんな金額を使うことはそうはありませんでした。
でも、自分で自分のために買うということに大きな意味がありました

お仕事をがんばって、稼いだお金を使うということ。
長い歴史と意味を持つこのリングが、似合う自分でいること。

なんかね、シャン!としたのです。自分の人生に。

カルティエの店舗での購買体験も素晴らしいものでした。
担当してくださったまだお若い女性の店員さんは、私の初めてのカルティエでのお買い物を、素敵な体験にしてくださいました。

この「本物」が似合う自分でいるために。
指に光るトリニティを見る度に、私は私の人生にシャン!とする。

年が明けてすぐ、なんと私は無謀にも沖縄のDFSのVan Cleef & Arpelsの店舗を訪れてしまいます。
ヅカオタの私にとっての第二の沼、ジュエリー沼こわい。
でも、幸せ。
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Yuka Shibayama
会社を経営したり、書いたり、秘書をしたりしているワーママです。

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柴山 由香
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