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自分の心の声はとても小さいから、ちゃんと耳を傾けないと聴こえない

どうして私たちは、こんなにも自分の声を無視してしまうのか。
いや、私だけかもしれませんけど……。

日本人は、先進国の中でも自己肯定感が低いというデータがあるようです。
日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成25年度)がありました。

以下の図は、こちらの資料からお借りしました。はい、実際低いです。

でもこれ、悲しいけれど実感としてあります。自分も思い当たるし、まわりも。

子育てしていて感じる、「呪いの言葉」の存在

私には、中学生になる息子がいます。子育てをしていて知ったことの一つに、「呪いの言葉」の存在があります。自分も山ほど聴いて育った記憶があるし、息子にも気をつけていないとかけてしまう「呪いの言葉」。

「早くしなさい」「まだ早いんじゃない」「女の子は(男の子は)そんなことしなくていいの」「みんなと同じようにしなさい」

「呪いの言葉」は、いくつもいくつもあります。悪気なく、何の気なしに口にしてしまう可能性のあるもの。でもこれ、抜群の効果がある気がするんです。幼少期に信頼している家族や先生からかけられる言葉って、ものすごい力を持っているんじゃないかな。

大人になってからも「呪いの言葉」を耳にする機会はあります。

「そんなの変じゃない」「普通は……」「当たり前だよね」「常識だよ」

そもそも周囲の声ってとても大きいんですよね。簡単に耳に入ってきます。SNSで目にするのも同じ。
それに対して自分の心の声はとっても小さいから、しっかり耳を傾けないと聴こえないんですよね。
自分は何者か、とか。何をして生きていきたいか、とかって、本当にしっかり向き合って考え抜かないと、たくさんの外の言葉にかき消されて、決して出て来ない。

私の行き先は、私にしか決めることができない

自分と向き合うことって、怖いことでもあると思うんです。向き合った挙句に「自分には何もない」って思い知らされたりするから。
けど、そこを起点にしなければどこへも行けないんですよね。
というより、行き先がわからないからどっちへ進んでいったらいいかわからなくてさまよってしまうことになります。

ディズニーランドで道を聞く時、「スターツアーズに乗りたいんです。」と聞いてくれたら、場所がわかる私は道案内することができます。そこまで明確じゃなくても、「魔法の国っぽい雰囲気を楽しみたいんです。」って言ってくれたら、ファンタジーランドを勧めることができます。
私も興味があれば、一緒に行くことだってできるかもしれない。
「どこかへ行きたいんです。」と言われても、案内やアドバイスのしようがないんですよね。

だから私は、自分がどこへ行きたいかを考えに考えたんです。もう30歳も越えていたのに、それに答えられない自分に気がついたから。

私が今、秘書をつとめている箕輪厚介さんがある時講演で言っていました。
「3回自分に嘘をついたら、戻って来られなくなる」って。
これ、数字そのままの意味に捉える必要はないけれど、その通りだなって思います。
自分に嘘をつかないで、ありのままの自分で生きられたら。そのために必要なのが「自己肯定感」ですよね。

人は、自分で自分を扱うように人から扱われる

以前、『女の運命は髪で変わる』の著者、佐藤友美さんがおっしゃっていました。

「人は、自分が扱うように人からも扱われる」と。

叶姉妹と打ち合わせすることになったら場所をマクドナルドには設定しないでしょって。それは彼女たちが自分たちを大切にして磨き上げているから。そして、それを発信しているから私たちはそのことを知っている。そのような人たちだから、ホテルのラウンジとかを打ち合わせ場所にしますよねって。

…確かに!!

これを聞いて、私は私をちゃんと大切にしようって思いました。
髪も綺麗にするし、着たい服を着る。好きな人と一緒に時間を過ごすし、やりたいことはやってみる。身体を作る食事の機会に何を口にするか、ちゃんと選択する。選択の結果、ジャンキーなものを食べたって別にいいんです。自分でそう決めたなら。

自分を大切にすることからはじめたら、私の自己肯定感はゆっくりゆっくり上がっていきました。大切な自分の声を聴くことも、その一つです。

そうやっていても、「呪いの言葉」は悲しいけれど世界にあふれているから、ついつい呪いにかかってしまうことが今でもあります。
でも、何より自分の耳が一番自分の言葉を聴いているから、せめて私は「呪いの言葉」を口にしないと決めています。

友人のみなさま、私が口にしていたらどうか教えてくださいね。

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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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柴山 由香
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