知識ゼロ人間がアラビア語を3ヶ月学習する【2024・10月〜】
タイトル通り、2024年10月からアラビア語を学習しています。日本語とも英語とも、文字が違えば語彙も違う、もはや宇宙語の領域。学習は振り返りが大事、ともいいますし記録を残してみます。
なぜ、アラビア語なのか
アラブ圏への旅行が好きだから。以上。
…なのですが、より真面目にいうならば、アラブ圏が好き=旅行をしていると「異教徒の女」として(特に男性から)見られるため、もう少し心理的に近づきたい、親近感ある雰囲気になれたらいいな、というもどかしさがあるのです。顔立ちの違いは隠せませんし、大きな価値観の違いを埋めるのは困難であったとしても、言語を通してリスペクトを示すことはできるかなと。
実際、アラブ・北アフリカ諸国への興味は尽きないのです。一度行ったチュニジアもまた行きたいし、モロッコ・エジプト・ヨルダン・サウジアラビアも行ってみたい。シリアやリビアも遺跡が素晴らしいと聞くのですが、う〜ん、いつか行けるのでしょうか。
実はスペイン語とどちらを学ぶか迷ったのですが、私のモットーは「迷ったら珍しい方がオイシイ」。希少価値の高い経験は、経験量が少なくても何かの役に立つことがあるのでは?という発想です。特に今現在、仕事で具体的なメリットがなくとも、人生を少し豊かにしてくれるという自信があります。
学習前の時点での知識ですが…2018年にチュニジアに旅行したことがあり「こんにちは」「ありがとう」だけは言える、という状態です。
慶應外語の公開講座を選びました
さて、アラビア語をやってみよう〜と検索してはみましたが。
・前に観光した東京ジャーミィ(代々木上原)でアラビア語講座がある、という情報を見たことがあるのですが、今はやっていない?
・個人のアラビア語会話…は右も左もわからない状態からは難しく、あまり効率良くない気がする
となると、Google検索上位で出て来た選択肢、これしかありません!
慶應義塾大学外国語教育学習センター 公開講座
昭和17年設立の慶應義塾外国語学校にルーツを持つ、歴史ある公開講座です。多彩な言語の講座が揃っていて最初はびっくり。公式サイトの情報によると、昔はサンスクリットやパーリ語までやっていたらしいです。
実績ある講座で0からスタートの学習指導の経験が豊富そう。
週1回90分×12回=3ヶ月でなんと3万円(激安では??)。
ちょうど良さそうな規模の定員数(15人・20人)
オンラインで双方向のやり取りができる。
…という理由で決めました!語学の種類&レベルのラインナップが幅広いので、一度学んでみたい言語がある、という方にはおすすめです。募集は半期に1度。比較的期限間近でも申し込めましたが、英会話はかなり前に定員いっぱいでした。
初回授業を終えた時の感想
アラビア語やっぱり文字難しい・・・という話はさておき、受講生の皆さんがめちゃめちゃバラエティ豊か!でして非常に興味深いです。オンラインだと交流が難しいのが少し残念。自己紹介の時間があったのですが、アラビア語は普通に生活しているとなかなかたどりつかないものですから、それなりの背景をお持ちの方が多いです。
クラスに10数人しかいない&個人のことなので詳しくはいえませんが、アラビアに関する研究をしてらっしゃる方、既にクルアーン(コーラン)が読める方、高校生に大学生に……あれ?私の学習動機ふわっとしすぎ?な感じですが頑張ります。
ちなみに先生はシリア人。日本に留学→先生になったということです。こちらも言語だけでなく、世界情勢から女性としてのあり方など、じっくりお話ししてみたいところ。
アラビア語、旅行先では使えない…!?(かも)
これは学習前から情報としては知っていたのですが、先生にも言われて「やっぱりそうなんだ〜」と少しがっかりしたこと。
アラビア語は非常に範囲が広く、方言があります。標準語(フスハー)はあるのですが、一般の方は方言(アーンミーヤ)のみで生活している方が多く、場所によって全然違うのだそう。
たとえば、シリア人の先生にはチュニジア人のお友達がいて、先生が言うことはお相手に伝わるけれど逆が難しいそうです。これは、テレビなどコンテンツがどこで作られているか、という影響もあるのだそう。
少し話が脱線しますが、私には山形出身のパートナーがおり、彼のお祖母さまと話すと、私が言うこと(標準語)は理解していただけるようなのですが、私にはさっぱりお祖母さま(庄内弁)の話が理解できないんです。それと同じ現象なのだなあ…と納得です。
何はともあれ、3ヶ月チャレンジ頑張ってみます。