【切迫早産入院レポ】妊娠24週、大学病院に転院③MFICU生活と診察経過
先週、切迫早産で分娩予定だった総合病院に緊急入院しました。
しかし、子宮頸管が短縮し1週間経たずに大学病院に救急車で搬送されました。
これは、大学病院での切迫早産の入院レポートです。
今回は、お薬と診察経過について記載します。
前回記事はこちらから
入院日のお薬
子宮収縮抑制剤(張り止め)
私は、総合病院入院前からお腹の張りは自覚がなく、総合病院のNSTでもほぼ張りはないと判断されていました。
しかし、総合病院で他にできる処置がないため、リトドリン2A15ml/hを点滴していました。
副作用に苦しみましたが、1週間近く経っていたので、震えや動悸には少しずつ慣れ始めていました。
大学病院に入院した時は子宮頸管長8mmになっていました。
点滴を中止してお腹の張りがあったら困るということで一旦継続することになりました。
しかし、ほてり・発熱の副作用が酷く、元々お腹の張りはないことから、NSTで確認し入院翌日のカンファレンスで問題ないと判断されれば、その後午前中に点滴を中止してみようという方向になりました。
医師としても点滴はやめてあげたいけど、中止して破水したり何かあった時に責任が取れないから踏み切れないと話していました。
気持ちはわかります・・・
でも、このままだと退院まで3ヶ月近く24時間点滴になります。
不安もありますが、リスクも知った上で点滴をやめて、お腹の張りを自分でも確認していきたいと伝えてみました。
大学病院は回診もあり、患者の意向を聞いてくれるところがいいところだと思います。
もし、リトドリンをやめたとして、お腹に張りがある場合は、マグセント(子宮収縮抑制剤)に薬を変えてみようと提案されました。
また、医師から内服はほぼ効かないから最近は処方してないと聞きました。
病院や先生の方針にもよると思いますが、内服への切り替えはなさそうです。
母体出生前ステロイド注射
入院日と翌日に胎児の肺形成を促進させるリンデロン(ステロイド)を筋肉注射しました。
切迫早産の場合、胎児の予後が改善するためステロイド注射をします。
一般的には32週までに投与するのですが、すぐに産まれる可能性がある場合は、妊娠中期でも投与します。
新型コロナウイルスのワクチンのような感じで痛いですが、2回だけだと思えば耐えられました。
筋肉注射は力を入れると痛いので、脱力していた方が痛みは少ないようです。
入院翌々日
朝、リトドリン点滴は終了になりました。
点滴を中止することにより、張り返しと言ってお腹が前より張ることもあるのですが、私は特に変わりませんでした。
弱い張りが前より長く続くときはありましたが、頻度や強さの方が大事なのでコントロールできていると判断されました。
いつも通りNSTをして、診察もしましたが、特に問題はありませんでした。
診察では、子宮頸管長9.4mmでした。
総合病院での検査項目は全て陰性で問題なく、子宮内感染の可能性も低いと言われました。
追加で行った検査に関しては1週間後に結果がわかるそうで、入院中感染がないように退院まで何度か検査するということでした。
また、この日は早朝から糖負荷試験を行いました。
起きてすぐ甘いサイダーを飲んで1時間後に採血しました。
糖負荷試験も問題ありませんでした。
今までの診察から、私は子宮頸管長が極端に短いのですが、胎児には影響なく感染もありません。
子宮頸管無力症の可能性もありますが、息子の時は診断を受けておらず、手術する週数も過ぎています。
陣痛に繋がるお腹の張りや破水がないよう安静にするしかありません。
大学病院の生活制限
総合病院では、電話は15分、座っている時間は30分、シャワーは2,3日に1度など安静度の目安を示され、厳しい制限がありました。
飲み物を飲むために座っているだけで注意されたほどです。
しかし、大学病院ではベッド周辺の個室にいるれば特に制限はありません。
シャワーやコンビニへの外出は毎日確認を取りますが、基本的には毎日可能で要安静の日だけ今日は寝ていてと伝えられるようです。
洗濯も自分ででき、コンビニへの付き添いもありません。
点滴に関しても、「赤ちゃんの命ももちろん大事だけど、お母さんが耐えられないっていうならお母さんの気持ちも尊重したい」と医師や看護師さんは言ってくれます。
自己責任ということなので少し不安もありますが、安心して任せられるスタッフの方が多い印象です。
診察結果に一喜一憂したり、いつもより動き過ぎてお腹に張りが出て少し不安な日も、息子の成長動画を見て帰りたいと思う日もあります。
助産師さんからは、「長く感じるかもしれないけど24時間は平等だから毎日過ぎていくし、赤ちゃんは毎日大きくなるよ」と励ましてもらえます。
引き続きお腹のベビーを第一に1日1日大切に過ごしていこうと思います。
以降、④高額療養費と支払い に続きます。