漢詩から学んだ人生の指針
最近ハマっている朝ドラ「虎に翼」と大河ドラマ「光る君へ」
ドラマを見ていると美しい言葉や当時の時代背景など気になるころが多々出てくるので、その度につい色々調べてしまう。
その中で漢詩や禅語が出てきて知りたくなったので、早速関連本を読んでみた。
すると、昔の人の考え方は今の時代の生き方も導いてくれるものがたくさんあった。
心に留めておきたい言葉をメモしておこうと思う。
茶席からひろがる漢詩の世界
寒山
明鏡止水(何の邪念もなく静かに落ち着いた心の状態)
吾心似秋月(澄み切った心、ありのままの自分・個性を磨け)
陶淵明
時に及んで当に勉励すべし 歳月は人を待たず(天から与えられた有限の命を自分が心から楽しめるものに全力傾注すべし)
李白
皆それぞれにかけがえのない一回限りの尊い人格的生涯を「本当に自分らしく生きよう」と願い、その実現のため各自が努力する。そのような「自己たろうとする精進と努力」の末に、初めて真に自由で自立した個性が確立される。
白楽天
養生と歓娯(健康と人生の充実。養生→茶 人生で最も大切なことは、人生の時間をできるだけ多くの喜びで充たすこと。俗事に神経を使うのは、富貴な生き方ではない。人生で肝腎な事は、喜び娯しむことだ。)
→人生が有限であることを深く自覚してこそ初めて無限なる自然への憧れや畏敬の念も抱かれ、今ここに生きていることの有難さ、自分の人生にとって最も大切なことも見えてくる。
個人的に、「市中の山居」という言葉が気に入った。
わざわざ山奥にこもらなくても、市中の雑踏の中で落ち着く空間を作りいかに心を落ち着かせた状態でいられるか。周囲に振り回されず、常に平常心でいられるよう鍛錬していきたい。
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