日本の田舎で感じた、非日常の海外体験
5年ぶりぐらいだろうか。
久々にオーストラリア人の元シェアメイトに会った。
旅の途中に鳥取に寄ってくれた彼は、我が家に泊まり、数日間一緒に過ごした。
京都にいた頃シェアハウスで出会い、共に暮らし、生活していた。
オーストラリアに帰ってしまってからも連絡が途絶えることなく、こうして久々に再会することができたのは奇跡な気がする。
私はすっかり英語を使わない生活になってしまったため、本当に話せなくなってしまったけど、そんな中でもオーストラリア留学の体験を思い出した。
たとえ文法が間違っていたり、長文で話せなくても、話したい気持ちが大切ということだ。とにかく言いたいことを伝え、わからなければその場で聞いても問題ないのだ。相手はそんなことまったく気にしていないし、そもそも友達なわけで。
元シェアメイトはとにかく話すことが大好きで、知識や情報量がすごい。
世界の政治やニュース、宗教、歴史など話題が豊富すぎて正直私にはむ、難しい…!!オーストラリアの話ぐらいしかついていけなかった気がする…。
初日は夜中まで話が続き、次の日は車で湯梨浜町を案内した。
ブランチに湖の見えるカフェ、観光スポットでもある中国庭園、温泉街で足湯、天気が良くなってきたので海の見える絶景スポットに行き、夕日を見た。
ロングドライブで疲れていた彼はリラックスしたいと言っていたので、遠くへは行かず車で案内し、町内をのんびりまわるゆったりコースにした。
「peaceful」
この町に来て彼がよく口にしていた言葉。
そう言ってもらえて、なんだか嬉しかった。
この日もとにかく行く先々でずっと話していたので、なんだか観光しているというよりは交流、一緒に過ごす時間を楽しんでいる時間が長いように感じた。
これは、これからこの町に来た人たちにも感じてもらえたら楽しいのではないかと思った。
人との交流、暮らしを楽しむ時間。そんな時間を提供できるようになれたらいいな。
次の日は仕事だったので、彼が好きそうなオススメの場所を色々伝えた。
実際に訪れ楽しんでくれたみたいで、それを聞いただけで私自身もとても嬉しかった。
仕事場に着いた時、仕事をしていた時、なんだかとても不思議な感覚に陥った。いつもの場所でいつもと同じ仕事、だけどなんだかふわふわした感覚でずっと非日常の中にいるような…。
そんな感覚を楽しいと思った。
最後の夜、オーストラリアの近況や歴史などたくさんのオーストラリアにまつわる話を聞いた。
聞けば聞くほど、私が留学で体験したことはほんの一部なんだなと思った。知らないことがたくさん出てくるけれど、これが海外文化・国際交流の醍醐味だと思う。やっぱり海外の話は聞くだけで興味深くて面白い。この感覚は子供の頃から変わっていないから、たぶんずっと変わらない。
彼が旅立った後はさみしかったけれど、また日本でも会えるし、私は絶対またオーストラリアに行くぞ!と決意もしたので楽しみだ。
今回の出来事で、忘れていた感情を思い出した。
私にとって生きていく上で海外に触れることは大切で、ワクワクする気持ちをもたらしてくれるもの。
たとえ日本の田舎にいても感じられたこの非日常の感覚を私は作っていきたい。
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